なぜ、スマート・エイジング・カレッジは高齢者だけの学び舎にしないのか?

2013510 スマート・エイジング・カレッジ

IMG_1020_3510日のスマート・エイジング・カレッジで「これから世界中で起こるシニアシフトと日本の役割」と題して講義を行います。

 

東北大学が主催するスマート・エイジング・カレッジは、419日に第2年度が開講しました。今年度では早くも第2回目の講義での登壇となります。

 


<写真:センター1Fロビーにあるセンターのコンセプト説明パネル>

スマート・エイジング・カレッジの受講生は定員
100名。昨年度は公募で350名の応募があり、書類選考で100名が選抜されました。

 

受講生の50%60歳以上の方。残りの50%50代、40代、30代がそれぞれ同じ割合ずつとなっています。これに加えて20代の研究生、大学院生も参加します。

 

こうした年齢配分にした最大の理由は、「高齢者だけのカレッジにしない」ためです。

 

エイジングというと、依然「高齢者」や「高齢化」のイメージをお持ちの方が多いようです。しかし、エイジングとは受精した瞬間から亡くなるまでのプロセスのことです。

 

私たちの提唱するスマート・エイジングというコンセプトは、「エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟すること」です。つまり、齢を加えるごとに人間として成長し続ける、という意味です。

 

したがって、スマート・エイジングには高齢者に特化した意味はありません。なぜなら、学ぶという行為に年齢は関係ないからです。

 

だから、40歳で参加した人も、77歳で参加した人も学ぼうとする意欲さえあれば、人間として成長することができます。実際、昨年度の私のゼミに参加した最高齢の方は77歳の男性でしたが、毎回積極的に討議に参加され、回を追うごとに問題意識が高まっていく様子を目の当たりにしました。

 

さらに言えば、こうした学びの機会には、特定の年齢層だけで集まるよりも、異なる世代が共に交流する方がいろいろな意味で互いに学ぶことが多いものです。これは実際にカレッジを運営してみるとよくわかります。

 

豊かな高齢社会とは、高齢者だけが豊かになる社会ではありません。豊かな高齢社会とは、高齢者と若者という異なる世代が互いに仲良く、協調し、双方の世代の関係性が豊かになっていく社会なのです。

 

スマート・エイジング・カレッジは、まさにそのための協働作業を行う新たな学び舎なのです。

 

 

人はいくつになっても学び続けることで成長できる

 

スマート・エイジングという生き方

 

あわせて読みたい関連記事

タグ


このページの先頭へ

イメージ画像