2025年、超スマートシニアの出現で市場はどうなる?

2013910 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第78 

図表12025年、高齢者のネット利用率は飛躍的増加

 

最近、街なかでスマートフォンを操作している高齢者の姿に出くわすことが多くなった。実際、年齢別インターネット利用率はここ10年間で高齢者の伸びが最も顕著である。

 

利用者が増えている理由は、①ネットを使わなかった人が利用するようになったことと、②若い時代に使っていた人が年を取ってもネットを利用し続けていることだ。このペースでいくと2025年の高齢者のネット利用率は飛躍的に増えることが予想される。

 

図表1は女性人口と要介護人口の数だが、男性も同じような推移をたどる。そこにネット利用率の予測を合わせてみた。例えば83歳では要介護者とそうでない人の割合が50%ずつ。そしてネットの利用率は45%に達する。この数値はほぼ50%であり、IT機器普及の観点から言えば、ほとんど普及段階といってよい。つまり、高齢者においてもネット利用が当たり前の時代になるということだ。

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90歳の現実 100歳の現実

週刊現代 97日号 【週現スペシャル】

mokuji週刊現代97日号【週現スペシャル】90歳の現実 100歳の現実に、私のコメントが引用されました。

 

2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳で世界一、男性が79.94歳で世界5位。日本は世界でトップクラスの長寿国です。特に女性は近い将来、平均寿命90歳が現実になると予想され、100歳を超えるセントネリアンも珍しくなくなる時代がそう遠くない時期に訪れそうです。

 

週刊現代の【週現スペシャル】は、毎号、時代の一歩先を見据えたテーマを取り上げ、読者に問題提起をするコーナー。今回のテーマ「90歳の現実 100歳の現実」には、長生きはいいことばかりでも、悪いことばかりでもない———— いつか、これがあなたの現実になる、というキャッチがついています。

 

「世の中で予測可能なことは実現する」という言葉は、私自身もこれまで実際に目の当たりにしてきました。今回の「90歳の現実、100歳の現実」という予測は、近未来にどれだけ現実化するのかのシミュレーションの材料として価値があるのではないでしょうか。

 

以下、引用コメント部分です。

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国際シンポジウム:少子高齢化をアドバンテージに変えるには

2013621日 国際交流基金・コンラート・アデナウアー財団

ロゴ621日に東京・四谷の国際交流基金JFICホール「さくら」で開催される国際シンポジウム:少子高齢化をアドバンテージに変えるには~日独が目指す新しい社会・労働市場政策のかたち~にパネリストとして参加します。

 

このシンポジウムは、日本の国際交流基金とドイツのコンラート・アデナウアー財団との共催で開催されるものです。

 



日本とドイツは、先進諸国の中でも、最も早いスピードで少子高齢化が進展しており、社会保障制度改革、労働人口減少等、多くの共通課題を抱えています。

 

しかし、見方を変えれば、少子高齢化の進展が早い日本とドイツが、それに伴う諸課題に対処できれば、少子高齢化社会への対応で世界のロールモデルになれる可能性が大です。

 

「少子化」「高齢化」「高齢社会」というと、どうしても年金制度や介護保険制度のネガティブなイメージが強い傾向があります。しかし、ネガティブ面ばかりを強調するのではなく、その課題を踏まえた上で、経済・社会活性化の新しいあり方を追求する一つの機会として捉えるべきです。

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アジアでのシニアシフトに日本企業はどう対処すべきか?

2013410 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第73

香港の健常者向け健康教室アジア市場というマス・マーケットはない

 

シニアシフトは、これから高齢化していく日本以外の国でも進行していく。近年特にアジア各国でも高齢化対策への関心が高まっている。

 

その一方でアジアと一口で言っても広範で多様であり、内実は複雑である。アジア市場というマス・マーケットはないとみるべきだ。だから、実際にアジア市場に進出する場合、国ごと、地域ごとにきめ細かな事業戦略が必要となる。

 

たとえば、高齢化率は日本が24.1%なのに対し、香港や韓国、シンガポールがいずれも1011%でいずれも日本の半分程度。ところが、これらの国と地域は次の20年で急速に高齢化する見通しだ。その理由は日本よりも低い出生率が続くと予想されているからだ。

 

一方、中国の高齢化率は7%程度だが、実人数で言えば圧倒的に多い。60歳以上の人口は16,000万人くらい、65歳以上でも11,000万人はいる。しかし、この人たちがすべて顧客になるかというとそうではない。9割程度は低所得でお金がない層といってもいい。

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おばあちゃん発、流通革命:2025年「超スマートシニア」の登場

日経ビジネス201348日号 時事深層 指標で読む

hyoshiこれまでデジタル化の波に乗り切れなかったシニア市場。だが90歳のおばあちゃんがタブレットを使いこなす日は近い。「超スマートシニア」の登場は小売業界に大きな衝撃を与える。

 

最近、街を歩けばスマートフォンを操作している高齢者の姿に出くわすことが多くなった。実際、年齢別インターネット利用率はここ10年間で高齢者の伸びが顕著。

 

増えている理由はネットを使わなかった人が利用するようになったことと、若い時代に使っていた人が年を取ってもネットを利用し続けていることだ。このペースでいくと2025年の高齢者のネット利用率は飛躍的に増えることが予想される。

 

上のグラフは女性人口と要介護人口の数だが、男性も同じような推移をたどる。そこにネット利用率の予測を合わせてみた。例えば83歳では要介護者とそうでない人の割合が50%ずつ。そしてネットの利用率は45%だ。

 

すると流通業界において高齢者のネット通販利用が劇的に増える。今、高齢者の通販の利用と言えば、折り込みチラシやテレビ通販の利用がせいぜいだが、それがネットにシフトしてゆく。

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巣鴨地蔵通り商店街で「赤パンツ」が売れなくなる日

2013210日シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第71

マルジ店舗巣鴨の地蔵通り商店街が高齢者に人気の理由

 

東京・巣鴨の地蔵通り商店街は高齢者の人気スポットである。とげぬき地蔵を中心にした「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる。なぜ、高齢者はここにやって来るのか。理由の1つは、「とげぬき地蔵」のご利益である。

 

江戸時代、毛利家の女中が針を誤って飲んだ際、地蔵菩薩の「御影」を飲み込んだところ、針を吐き出すことができ、吐き出した御影に針が刺さっていたという伝承があり、「とげぬき地蔵」の通称はこれに由来する。

 

そこから他の病気の治癒改善にもご利益があるとされ、それを求めて高齢者を中心に参拝者が絶えない。本尊の御影は、財布や定期入れなどに入れて肌身離さず持っているとよいと言われ、これを目当てにやって来る人も多い。

 

高齢者が巣鴨地蔵通り商店街にやって来るもう1つの理由は、そこでの買い物だ。昔懐かしい駄菓子や日用品なども豊富にあるが、やはり巣鴨を象徴するのは、マルジの「赤パンツ」だ。干支の入った赤パンツや、オリジナルの駄洒落をまじえた「若ガエル」赤パンツなどが売れ筋だ。

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介護ロボットが必要な本当の理由

スマートシニア・ビジネスレビュー 201317 Vol.189

 

浴室用介護リフト介護ロボットが必要な理由とは何でしょうか?

 

15日の毎日新聞に『<介護ロボット>8割が肯定的 「気を使わないから」』という記事がありました。この記事が引用しているのは、昨年11 1 日にオリックス・リビングが発表した調査。全国の40代以上の男女1238人を対象に実施した介護に関する意識調査です。

 

調査によれば、介護ロボットによる身体介護を「積極的に受けたい」「受けてもよい」と回答したのは男性78.7%、女性73.6%。年齢別にみると、50代男性では84.6%が介護ロボットに肯定的な回答を寄せています。

 

介護ロボットに肯定的な人に理由を聞くと、約9割が「ロボットは気を使わないから」「本当は人の手がいいが、気を使うから」と回答しています。

 

このように、介護ロボットが必要な第一の理由は、介護を受ける人の「心理的負担」の軽減です。

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家電量販店の高齢者住宅販売に勝機はあるか?

2012831日 ちょっと一息

ヤマダ電機今朝の日経新聞にヤマダ電機が高齢者向け住宅の開発事業を始める、という記事がありました。この記事は家電量販店の現状と今後の方向性を示すものと言えましょう。

 

家電量販店が高齢者住宅に進出する背景には、テレビ市場を中心とした家電市場の縮小、があります。一方、この記事では「高齢者向け施設・住宅の整備率(全高齢者に対する割合)は、0.9%にとどまっており、ヤマダ電機は高齢者向け住宅の潜在的な需要は大きいと判断した」とされています。

 

しかし、私はこうした高齢者住宅市場への進出による本業の家電販売への貢献度は小さいと思います。その理由は、ヤマダ電機が進出する「サービス付き高齢者向け住宅」市場は、すでに激しい価格競争にさらされており、結構厳しい競争を強いられると思われるからです。

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高齢者の潜在力 老人は甦る

日経ビジネス 2012716日号 特集 老人ホーム革命

日経ビジネス120716号_表紙_2日経ビジネスの特集「老人ホーム革命」に私へのインタビューをもとにした記事が掲載されました。記事で触れられているのは、私が以前から提唱している「カレッジリンク型シニア住宅」の内容です。

 

カレッジリンク型シニア住宅については、最新著「スマート・エイジングという生き方」でも触れています。私たちは、この考え方を本年4月からスタートした「スマート・エイジング・カレッジ」の運営に役立てています。

 

また、私の記事のすぐ後に掲載されている特養の絹島荘は、東北大学と公文教育研究会とで開発した学習療法を取り入れ、認知症を患って入所した高齢者でも、認知機能を取り戻し、いまでは施設のスタッフのように活動をされているというところです。

 

実は絹島荘以外でも、学習療法を取りいれている全国の多くの高齢者施設では、こうした高齢者が活躍する事例がどんどん増えています。

 

今回の日経ビジネスの特集は、超高齢社会・日本の行くべき方向を示した大変有用な特集であり、ご一読をお勧めします。

 

以下は、村田インタビュー記事の抜粋です。

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高齢社会に明るい未来を感じる瞬間

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年12月28日 Vol.172

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「高齢社会」という言葉のイメージは、一般に明るくない。年金崩壊、高齢者医療費、介護地獄、孤独死など、油断すれば暗い話の“たこつぼ”に、はまってしまう。

 

だが、私には一見暗く見える高齢社会に

明るい未来を感じる瞬間がいくつかある。

 

そのひとつが女性専用フィットネス、

カーブスのイベントに参加する時だ。

今年は1211日にパシフィコ横浜で開催された。

 

前日土曜の夜にアメリカからのべ15時間のフライト。

帰国したばかりの身にとって、翌日午前9時半からの

横浜でのイベント参加は、正直言って辛いものがあった。

 

しかし、だるい身体に鞭打って会場にたどり着くと目が覚めた。

広い会場全体を埋め尽くした20代中心の

若い女性の大群に遭遇したからだ。

 

その数、今年は3,500人。

日曜日にもかかわらず、全国のカーブス店舗の

スタッフ全員が集まっていたのだ。

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