究極の“生涯”マーケティングとは

高齢者住宅新聞連載 村田裕之の「シニアビジネス相談室」第32回

胎児期の母親の食生活が子供の嗜好性に影響を与える

アメリカのメネラという発達心理生物学者が、妊娠中の女性を集めて次の3つのグループに分け、実験を行っています。

グル-プ1:妊娠後期に、にんじんジュースを飲む
グル-プ2:授乳中に、にんじんジュースを飲む
グループ3:いずれの時期も、にんじんジュースを飲まない

この3つのグループの女性から生まれてきた乳児全員に、最初の離乳食として「にんじんシリアル」を食べさせたところ、次の通りとなりました。

グループ1の女性から生まれた乳児は、多くが最初からにんじんシリアルを食べた
グループ2の女性から生まれた乳児は、少し食べた
グループ3の女性から生まれた乳児は、ほとんど食べなかった

これらの理由は、胎児が子宮の中にいる間、つかっている羊水や生まれてから与えられる母乳に、母親が口にした食物の風味がついているため、子供もその食べ物の味を学習し、好感をもつからなのです。

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中小企業と認知症~経営者の長寿化による新たな事業リスクと健康経営~

アクサ生命のサイト「人生100年の歩き方」

経営者と認知症、議決権行使と対策

アクサ生命が運営するサイト「人生100年の歩き方」「中小企業と認知症~経営者の長寿化による新たな事業リスクと健康経営~」と題した記事が掲載されました。

内容は中小企業経営者の長寿化や介護・認知症によって具体的にどういったリスクが考えられ、どう対策すればいいのかについての解説です。

昨年、4会場で開催されたシンポジウム「中小企業と認知症」での議論や、昨年5月~8月に全都道府県の中小企業経営者6,622人に対面式で行なったアンケートをもとにまとめた「社長さん白書」など、有用な情報が盛りだくさんです。

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価格が安いことと安っぽく見えることは大きな違い

高齢者住宅新聞連載 村田裕之の「シニアビジネス相談室」第31回

ビール並みの味と品質だが500mlで110円(税込)

拙著「シニアビジネスの教科書」でも述べている通り、シニアの資産構造の特徴は「ストック・リッチ、フロー・プア」。つまり、いざという時のために資産は多くため込んでいるが、日々の生活では節約志向が強い。

これを受けてか、スーパーなどの小売店では商品の「低価格」を訴求する例が多く見られます。

大手スーパーのイオンでは「トップバリュ」のマークを付けて、同じ製品ならナショナルブランドよりもかなり安く売っています。

例えば「バーリアル」という発泡酒は、ほとんどビール並みの味と品質にもかかわらず、500ミリリットルで110円(税込)。ビールなら290円はするので、かなり安い。食料品や日用品の場合はこうした価格設定は付加価値として受け入れられます。

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人生100年、お金を稼げるために「自分軸」で生きる その3

シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第154回

シニアむけの派遣紹介会社は増えたが・・・

「自分軸」で生きるには「自分ミッション」を持つ

前回の説明の通り、「自分軸」で生きるとは、「会社の基準」ではなく「自分の基準」を中心にして生きるということだ。

したがって「会社の基準」において「会社ミッション」が重要だったように、「自分の基準」においても「自分ミッション」が重要になる。

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人生100年、お金を稼げるために「自分軸」で生きる その2

シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第153回

かつて大手企業のビル地下街は 残業社員で賑わっていたが・・・

「会社軸」で生きることの弊害とは?

前回「社会制度が変わっても自分で生涯お金を稼ぐ力を身につけること」の重要性を述べ、そのためには「会社軸」ではなく「自分軸」で生きるスタイルが必要だとお話しした。その大きな理由は、現代は「会社軸」で生きることに多くの弊害があるからだ。

第一の弊害は、いつも他人に責任転嫁する習慣が身につくことです。重要な意思決定は上司や経営トップがするもので自分の役割ではないと思ってしまう。

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人は勇気づけられると消費する?

高齢者住宅新聞連載 村田裕之の「シニアビジネス相談室」第31回

ディズニーによるステマ騒動謝罪コメント

2020年には東京オリンピックが開催されます。私たちはオリンピックやスポーツイベントでの選手の活躍に感動すると消費します。

ソチオリンピックの男子フィギアスケートで初めて金メダルを取った羽生結弦選手の活躍を観て感動した人は、羽生選手の関連グッズをたくさん買いました。

かつて、私もトリノオリンピック荒川静香選手が金メダルを取った時、彼女がフリープログラムで使用した曲「トゥーランドット」と、エキシビションで使用した曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」をすぐに全曲ダウンロードで買ってしまいました。

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マーケットリーダーに聞くシニアビジネス2020

シニアビジネスマーケット2020年1月号特集

綜合ユニコムの雑誌 シニアビジネスマーケット1月号特集「マーケットリーダーに聞くシニアビジネス2020」に寄稿しました。

編集部から「アクティブシニア」についての意見を求められたので私の予感を述べました。

この「アクティブシニア」と言う言葉は、1999年9月15日の朝日新聞論壇で「アクティブシニア市場」という言葉を提唱したのがきっかけで使われるようになった言葉です。

それ以来この言葉は「消費の担い手」としてのシニアとしての位置づけがほとんどでした。しかし、少子高齢化の進展と人生100年時代という見方の浸透により、この言葉には「仕事の担い手」としての意味合いが高まっています。

そこで問われるのは、人生100年のスパンのなかで、時代や職場の惰性に流されず、自分の人生を生き抜くための働き方です。

以下に全文を掲載します。

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人生100年、お金を稼げるために「自分軸」で生きる

シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第152回

社員家族主義の象徴 社宅の例

社会制度が変わっても生涯お金を稼げる力を持つ

人生の後半期には、特に「健康不安」をいかに解消するかが重要だ。歳をとっても心身が健康ならば多大な医療費や介護費は不要となる。

一方、たとえ心身の健康を維持できたとしても、長生きすれば医療費や介護費以外のお金が必要だ。人生100年時代と国は喧伝しているが、果たして国は私たち一人ひとりの100年人生を保証するだろうか?

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認知症経営の時代

11月25日 企業支援シンポジウム「中小企業と認知症」を終えて

福岡会場でのパネルディスカッション

先週、広島と福岡で企業支援シンポジウム「中小企業と認知症」で基調講演とパネリストを務める機会がありました。

この2回でお話して感じたことは、いよいよ企業が「認知症のリスクを経営課題として考えなければいけない時代」が来たことです。

健康経営と言う言葉があります。企業が経営者や従業員の健康維持・向上を経営課題としてとらえることです。

これと同様に認知症を経営課題としてとらえる意味で「認知症経営」とも言うべき時代の到来を痛感しました。

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福岡編:中小企業と認知症 シンポジウムで講演します

11月20日 エルガーラホール

会場の福岡・エルガーラホール

福岡県商工会議所連合会とテレビ西日本が共催の表題シンポジウムで基調講演とパネリストをお受けすることになりました。先週の広島シンポの福岡編です。

タイトルにある通り、このシンポの対象は「中小企業の経営者、従業員、およびその家族の皆さん」です。広島では参加者から次のような質問が出ました。

  • 定年延⻑によって、在職中の「認知症」発症リスクが⾼くなることが予想されます。「認知症」を発症しても労働契約を解消せずに雇⽤維持する場合の、企業⾵⼟転換とシステムづくり、居場所づくりについて教えてください
  • 家族が「認知症」になった場合、どう⽀えればよいか、家族ができることを教えてください
  • ⽇頃からできる「認知症」の予防や対策について、従業員と共有したいので、教えてください。

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