年配者にとって必ずしも賢くない「スマートフォン」

ちょっと一息 2011年8月11日

smart-phone3月の震災以来、携帯電話で自分の住んでいる自治体からのお知らせメールを受信するようにした。

 

最初の頃は「計画停電」の有無のお知らせが主だった。だが、夏になってからは「熱中症に注意」のお知らせが圧倒的に多い。こうしたお知らせは、たとえ、わかりきったことでも、リマインドされれば、注意しようという気持ちになるので有用といえる。

 

一方、このようなリマインドが「本当に必要な人」にどれだけ届いているのかが気になる。自治体から見て「本当に必要な人」とは、自宅にひきこもり気味で、情報に疎い人。つまり、多くの高齢者である。昨年の猛暑で見られたように、特に一人暮らしの高齢者は熱中症で倒れやすい。

 

ところが、このような高齢者には携帯電話を使っている人が少ない。だから、いくら携帯電話でお知らせメールを送っても、伝わらない。

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気になる「新幹線では考えられない」というコメント

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年7月25日 Vol.157

china-jiko中国の高速鉄道は危ないと言う意見は、

今回の事故が起こる以前からずっと指摘されていた。

 

日本の新幹線、欧州の高速鉄道のいいとこ取りをして、

突貫で作ったにも関わらず、「中国独自の技術」として

特許申請までしたことに対する批判が

日本の鉄道関係者から強かった。

 

だから、今回の事故発生を

「それ見たことか」と思っている人が多いようだ。

 

しかし、私が気になるのは、

「新幹線では考えられない」という

日本の鉄道関係者のコメントだ。

 

日本の新幹線は、中国に比べて遥かに安全に設計され、

運用上も多くのフェイル・セーフ機能が施され、

中国で起きたような事故は「あり得ない」というのだ。

 

この「新幹線では考えられない」

「日本の技術は優秀なのでこんな事故はあり得ない」

と同じ趣旨のセリフを、

私たちはこれまで何度も聞いてこなかっただろうか?

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巨大地震と津波からどんな教訓が学べるのか?

7月4日 The Journal AARP International

aarp_journal米国で50歳以上の会員3700万人を有するNPO・AARP(エイ・エイ・アール・ピー)が発行するThe Journalに「What Lessons Can We Learn from the Huge Earthquake and Tsunami?」と題した寄稿記事が掲載されました。

超高齢社会・日本において東日本大震災とその後の津波が高齢者にどのような影響を及ぼしたのかは、AARPの大きな関心事の一つです。

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「技術」を使った「革新」のあるべき姿

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年6月6日 Vol. 153

kaigorobot「技術(technology)」は、しばしば商品やサービスの
「革新(innovation)」のカギとなります。

しかし、高度な「技術」を用いただけで商品やサービスの
「革新」が必ずしも起こるわけではありません。

例えば、介護ロボットの分野にその典型が見られます。

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「想定外」を想定する力

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年4月28日 Vol.151

minami-sanriku3月11日の大地震以降、何度も耳にした言葉に
「想定外」という言葉があります。

「想定外の地震だった」「津波の規模が想定外だった」「原発の自家発電が動かなかったのは、想定外だった」などの表現です。

「想定内」の出来事であれば対応できるのは当然です。しかし、「想定外」の出来事が現実に起こった時に、人間はどんな対応が可能なのか、
どう対応すべきなのかの議論が少ない気がします。

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ロコモティブシンドロームと当事者意識

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年2月28日 Vol.149

locomo先日拝聴した東京大学中村耕三教授の話が印象的でした。中村教授は「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」(略してロコモ)という概念の提唱者として著名な方です。

ロコモとは骨や関節などの運動器の障害による
要介護の状態や要介護リスクの高い状態のことを言います。

ロコモの人数は現時点で予備軍を含めて4700万人存在し、
60歳過ぎの団塊世代が75歳以上になる頃、
この人数が莫大な数になると教授は警鐘を鳴らしています。

私が特に印象に残ったのは、次のくだりでした。

「60代の人に介護と言っても俺には関係ない』と言われるが、
『あなた、足腰が弱っているでしょう』と言えば、
『そうなんです』とうなづく」

このくだりは、私たちの行動の習性を
よく表していると思いました。

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勇気ある医師たち

スマートシニア・ビジネスレビュー 2010年6月3日 Vol.141

tokuyo皆さんは、介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)などの施設に入所する認知症の高齢者の方に多種多量の薬が投与されていることをご存知でしょうか。

 

先日参加した学習療法シンポジウムで、そうした実態についての報告を聞くことができました。

報告によれば、特に多いのが抗精神病薬と呼ばれる薬で、

認知症の方に現れる「周辺症状(精神症状や行動障害)」を治療するために投与されています。

 

ところが、こうした薬を投与すると、その副作用のために

「中核症状(記憶障害、見当識障害等)」を悪化させ、

認知症がさらに進行するという悪循環に陥ってしまうというのです。

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アメリカで出会った“懐かしい”風景

スマートシニア・ビジネスレビュー 2009年8月3日 Vol.132

blackDogTavernMarthasVineyard先月、知り合いに連れられて、アメリカ東北部のマーサズ・ヴィニヤードという島を初めて訪れる機会があった。

 

私は知らなかったのだが、この島はアメリカ人にとっての

夏の避暑地であり、多くの著名人が夏に訪れる所らしい。

クリントン元大統領夫妻(妻はヒラリー国務長官)は常連で、

今年はオバマ一家も休暇を予定しているとのこと。

 

ジョン・F・ケネディ未亡人のジャクリーンも

かつてこの島に住んでおり、

ポール・マッカートニーの家もあるらしい。

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アメリカの変革、もう一つの視点

スマートシニア・ビジネスレビュー 2009年1月22日 Vol.124

obama正月明けから半年振りにアメリカに出張した。オバマ大統領就任式の直前には首都ワシントンにもいた。

 

不景気の波はアメリカ中で見られた。

首都ワシントンの街を歩くと「入居者募集」の看板のついた事務所の空室がやたらと目に付いた。

 

タクシーの運転手は「リストラでレイオフが増え、

客が半分になってしまった」とぼやいていた。

 

現地は最高気温が零下6度、最低気温が零下15度で

北海道よりも寒かった。

不景気のせいか、空気が余計冷く感じた。

 

こうした暗いムードが漂うなかでの人々の一点の希望は、

オバマ新大統領の登場だ。

 

アメリカ人のオバマに対する期待が

本当に大きいことを至る所で感じた。

それは大統領就任式に空前の人数が

集まったことにも現れている。

 

だが、あまりに高い期待を戒める声も聞こえてくる。

大統領就任式の2日前にアメリカ人の友人が送ってきた

次の文章が印象に残った。

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IT化で見えてくる意外なもの

スマートシニア・ビジネスレビュー 2008年4月11日 Vol. 116

osaifukeitai3月29日から東海道新幹線に乗るのに、
従来の紙の切符の代わりにICカードで乗れるようになった。

これによるメリットは、ネットや携帯電話で事前に予約しておけば、乗車前に紙の切符を入手する必要なく、乗車できることだ。

私のような出張の多い人間にとって、これは大変便利である。
航空機では当たり前になっているICカードでの乗車に
ようやく新幹線も追いついた。

この機会に、さらに利便性を上げるために、
ICカードすら使わずに携帯電話を使って乗車できるように
携帯の機種変更をした。
「おさいふケータイ」という機能つきのものだ。

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