エイジフレンドリー(高齢者にやさしい)商品の落とし穴(上)

2012年3月10日号 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第60回

半歩先の団塊_シニアビジネス120310_2ここ数年、エイジフレンドリーという言葉が日本のみならず、多くの国で目につく。エイジフレンドリーとは、もとは英語でage-friendlyと表記する。直訳すると「年を取ることに対して親和性が高い」の意味で、日本では「高齢者にやさしい」と訳されることが多い。

 

エイジフレンドリーという言葉が最近目につく理由の一つとして、WHO(世界保健機関)が提唱するAge-friendly Cities(エイジフレンドリー・シティーズ)の動きが広がり始めていることが挙げられる。この動きは「高齢者にやさしい都市」というコンセプトに基づき、定められたガイドラインに従って市民参加型で街づくりを進めるものだ。

 

もう一つの理由としては、日本のみならず多くの国で高齢化が進み、これに対応した商品やサービス、店舗つくりやインフラ整備に対する意識が高まっていることも挙げられる。

 

こうした「高齢者にやさしい」モノ・サービス・インフラづくりの動きは今後ますます進展する社会の高齢化への対応策として歓迎すべきものである。その一方で「高齢者にやさしい」ことを一つの側面だけに偏りすぎると陥ってしまう落とし穴がある。

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シニア・子育て世代は敏感:食の安全は今

201237日 日経MJ

日経MJ_120307_1面-2日経MJ一面「食の安全は今」という記事に村田のコメントが掲載されました。この記事は、日経MJが震災一年を機に全国約3000人を対象に、食の安全問題に対する調査を行ったものです。

 

71.5%の消費者が、安全意識が高まったと回答していますが、60歳以上のシニア層は8割近くに上っていることがわかりました。以下は村田コメントの該当部分の抜粋です。

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団塊消費、鍵握る専業主婦の需要つかめ

201236日 日本経済新聞電子版 消費を斬る

image日本経済新聞電子版の「団塊消費、鍵握る専業主婦の需要つかめ」という記事に村田のコメントが掲載されました。以下は該当部分の抜粋です。

 

■女性が鍵握る日常型の消費

 

ただ、こうした非日常型の消費にとらわれすぎると、07年の「リタイア市場不発」の轍(てつ)を再び踏むことになる。裾野が広いのはむしろ日常性の高い消費だ。団塊世代はある程度のフローの収入を見込めるため、消費意欲をうまく刺激できれば、日常的にお金を使う可能性がある。

 

この観点から見ると、実は女性こそが団塊世代消費のカギを握っている。ニッセイ基礎研究所の久我尚子研究員が指摘するように「リタイアの区切りがない女性は日常生活の延長上に老後の生活がある」からだ。『リタイア・モラトリアム』などの著書がある村田裕之東北大特任教授は非日常的なリタイア市場に期待する姿勢を「男性を主軸にした視点」と指摘、「シニア消費で目を向けるべきは女性だ」と言い切る。

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高齢者市場の動向解説でフジテレビ「知りたがり」に出演します

2012329:5511:30 フジテレビ(19局ネット)

知りたがり

明日32日の9:55からフジテレビの朝の情報番組「知りたがり」にゲスト出演することになりました。

 

ちょうど、今日(31日)に東京・北区赤羽に50歳以上の人をターゲットにダイエー赤羽店がリニューアルオープンしました。私の役割は、なぜ、今、こうした高齢者向けのお店が増えているのか、その背景や経済効果などについての解説を行うものです。

 

ちょうど、ダイエーグループショッピング研究会が発行する「ショッぷる」2月号特集 みんなにやさしいお店づくり にインタビュー記事が掲載されていたのも、何かのご縁かと思います。

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シニア特有の五つの変化を知ってシニア層にやさしい売り場づくりを

ショッぷる 20122月号 特集 みんなにやさしいお店づくり 

ショッぷる2012_2月号_表紙2今、日本で高齢化がどんどん進み、シニア層の人口が大幅に増加。二〇三〇年には五〇歳以上が人口の半数以上を占めると予測されています。そうした年代層のお客さまにやさしい売り場づくりの重要性について、シニア向けビジネスに詳しい村田裕之さんにうかがいました。

 

超高齢社会で小売業が売り上げを伸ばすには、シニア層を意識した商売が不可欠なのはいうまでもありません。たとえばシニア層は体力も衰えてくるので、広い店内を探しまわるのが苦痛。必要な商品をコンパクトに集めるだけでも喜ばれます。シニア層にやさしい売り場をつくることは、ほかのお客さまが買いやすい売り場づくりにもつながるのです。

しかし、ショップで接客をしている若いスタッフのなかには、シニア層のお客さまが何を考えどんな生活を送っているのか、想像がつかない方も多いのではないでしょうか。自分の店に来るお客さまはどういう人たちで、どのようなものがなぜ必要なのか。それを頭に入れておくことが、やさしい売り場づくりの基本です。そこで、まず知っておいてほしいのが「シニア特有の5つの変化」です(右下表を参照)。人がモノやサービスを買うのは何かが変化したときなのです。その変化がなぜ、どのように起こるのかを理解することです。

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日経MJフォーラム2012 拡大するマーケット シニア層の消費考

2012年2月10日 日経MJ

日経MJ_120210本日の日経MJ315日(木)、14時から東京・大手町の日経カンファレンスルームで開催される日経MJフォーラム2012の広告が掲載されました。

 

パネルディスカッションでご一緒するリビングくらしHOW研究所 所長の植田 奈保子さんは、サンケイリビング新聞社の取締役でもいらっしゃいます。

 

日経とサンケイリビングのコラボというのもこれまでにあまりない異色の組み合わせですね。

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拡大するマーケット シニア層の消費考 ― 効果的アプローチと将来像を探る

201228日 日経MJ

日経MJ_120208315日(木)、14時から東京・大手町の日経カンファレンスルームで開催される下記の日経MJフォーラム2012で基調講演とパネリストを務めます。

 

パネルディスカッションでは、リビングくらしHOW研究所 所長の植田 奈保子さん、

日経レストラン 元編集長で日経BPコンサルティングの遠山 敏之さんとご一緒します。ユーザー目線のアプローチで定評のある植田さんと食生活・食文化に詳しい遠山さんとのコラボは私も大変楽しみです。

 

受講料は何と無料。ただし定員200名、締め切りは201237日(水)です。参加を希望される方は、お早めにお申し込みください。(応募者多数の場合は抽選になるそうです)

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食事宅配よりデリがうけそうな5つの理由

2012年2月10日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第59回

ニューヨークの典型的なデリちらしと現物とで異なる宅配の食事の質

 

最近、我が家にも食事宅配のちらしが頻繁に届く。明らかに一人暮らしのシニアや忙しい主婦などをターゲットにしている。ちらしは工夫され、きれいな写真入りのものが目立つ。

しかし、いくら写真がきれいでも、こうした出来合いの食事は、結局冷凍されていたり、パックに入っていたりで、実際に食べてみると価格の割に味気ないものが多い。

そこで、食事宅配よりも優れたサービスとして、私が可能性を感じるのはアメリカ式のデリである。デリとはデリカテッセンの略で、洋風惣菜店のこと。もともと、19世紀にヨーロッパからの移民によって起業されたもので、主にニューヨークで発展した。ニューヨークには数千店のデリがあるという。

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高齢者見守り活動広がる もしもの時に通報

201221日 日本経済新聞夕刊 らいふプラス

nikkei120201日本経済新聞夕刊 らいふプラスに私のコメントが次の通り掲載されました。

 

東北大学加齢医学研究所の村田裕之特任教授は「ポットの使用頻度やガスの使用量などから異常を検知するサービスもあるが、緊急時に駆けつける人がいなければ意味がない。近くに親族や友人がいなければ、自治会役員や民生委員に頼むなど、日頃から地域の人との交流を大切にしておきたい」と助言する。

 

記事では以前ご紹介した座間市とNTTドコモとの高齢者地域見守りの社会実験に関する取材記事も掲載されています。この実験ではNTTドコモが開発した「つながりほっとサポート」というサービスが使用されています。以下に、このサービスについて補足をします。

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会社と家族のために考えよう 社長の認知症とうつ

日経トップリーダー2月号 特集

 

日経トップリーダー1202_表紙会社の経営トップ向けの雑誌、日経トップリーダー2月号の特集「会社と家族のために考えよう 社長の認知症とうつ」に私のコメントが掲載されました。

特集の最初のページ「3つの備えで会社を守る」のコーナーに掲載されています。

 

ちなみに、そのページには、認知症による会社の混乱を防ぐ心得として、次の内容が記されています。

 

1.正しい知識を持ち、認知症は自分にも起こりうると認識する。

2.協力者を見つけ、自分が認知症になった場合の対策を話しておく。

3.定款変更・任意後見制度などで会社を守る仕組みをつくる。

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