シニア向けスマートフォンのあるべき姿とは?

910日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第54

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シニアのスマートフォン利用者はまだわずか

 

世はスマートフォン全盛時代である。しかし、現時点ではシニアの利用者はまだごくわずかだ。

gooリサーチによる60歳以上のモニターを対象にした調査によれば、スマートフォンの利用者は全体の4.7 %、iPadなどのタブレット型の利用者は全体の2.4%にとどまっている。

この調査の母集団は全員ネットユーザーであり、非ネットユーザーよりはるかにネットリテラシーが高いと思われる。したがって、母集団に非ネットユーザーを加えれば、利用者の割合はもっと低くなるだろう。

一方、男女別の利用割合では男性76.6%、女性23.4%と男性は女性の3.3倍利用者が多い。新しいIT機器が登場した時、必ず男性から普及が始まるのは一般によく見られる現象だ。

また、年齢層の違いによる特徴が明らかに見られる。スマートフォンの利用率は60-64歳が6.1%、65-69歳が3.5%70歳以上2.7%であり、団塊世代より若い世代の利用率が高い。この世代では現役ビジネスパーソンの割合が多く、パソコンを含むIT機器の利用が進んでいるためと思われる。

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周囲を元気にし、元気にする「モテ企業」の秘密

経済界 920日号 特集

経済界_110920_表紙モテる企業のモノには「志」や「魂」がこもっている

他人から「モテ」たいというのは、人間の根源的な欲求である。しかし、「会社経営はモテる、モテないというような軽いものではない」という方もいるだろう。要は周囲から認められ、支持されたいということである。

戦後期、高度成長期、バブル経済期と日本経済は目覚しい発展を遂げてきた。だが、バブル崩壊以降、ビジネスのあり方は一変。冷え込んだ消費に対応すべく、企業はさらに売れる商品・サービスを提供するため、生活者の視点を重視するようになった。その結果、市場にはあまり差がない商品・サービスがあふれるようになってしまった。消費者にとって欲しいものがない、企業も売れるモノを生み出すにはどうしたらいいか分からないという状況が生まれている。

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親が元気なうちに話しておきたい大事な25のこと

8月25日 青春出版社 BIG Tomorrow 10月号

BIG-tomorrow1110親の老後問題は元気なうちに対策を考える!

「その日は突然、前触れもなくやってきます。脳卒中や心臓発作、転倒→骨折→寝たきりなど、親の入院から始まる介護問題。介護生活の始まりによって、次々に突きつけられる難問、トラブルの処理に翻弄され、離職や同居など、子は自分の人生プランの変更を余儀なくされることすらあるのです」というのは、高齢社会研究の第一人者の村田裕之さんです。

親の介護が必要となった場合、誰がするのか、介護費用は誰が出すのかなど、親族間でトラブルになるのはよく聞く話です。親が一人暮らしの場合、さらに深刻です。家の鍵が見つからない。保険証がどこにあるかわからない。暗証番号も知らないからお金も引き出せない。搬送先の病院で聞かれても、親の持病、飲み薬、生活(食)習慣、体調の変化について何も答えられないといった問題が起こります。

「もっと親に会っておけばよかった、元気なうちに、聞いておけばよかった、兄弟間で役割分担を決めておけばよかったと悔やんでも後の祭り。親が元気で若いほど、心構えもできていない子どもは多いでしょうから、パニックになるのは目に見えています」

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高齢ドライバー  車の運転断念どう説得

8月24日 日本経済新聞 夕刊

kuruma-nikkei824日の日本経済新聞夕刊「高齢ドライバー 車の運転断念どう説得」という記事に村田のコメントが掲載されました。

近年若者の車離れが顕著になっていますが、これは鉄道など公共交通機関が発達している首都圏など都心部で生活している人の場合。こうした公共交通機関があまり発達していない地方では、車なしでの生活は大変な不便を強いられるのが現状です。

 

行政により免許返納制度は実際に車の運転を辞めた時のサポートが不十分のため、利用のインセンティブが弱く、認知症高齢者の事故防止などの面であまり機能しているとは言えません。「買い物弱者」と揶揄される高齢者向けに出張型サービスや宅配サービスなどが最近ようやく増えつつありますが、民間企業による新たな発想のサービスがさらに期待されます。

 

以下は記事コメントの抜粋です。

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親が70歳を過ぎたら読む本:新刊レビュー書評

ふらっと(河北新報のブログ) 2011821 

kahoku-shohyou世界一の長寿国日本。平均寿命は80歳を超えているが、70歳代で介護が必要になったり、認知症の兆候が出たりする人が多いという。本書は、その年代の親を持つ人たちに向け、老後の問題や突然の死別の際の、トラブル回避策をアドバイスしている。

 

取り上げているのは大きく三つ。老人ホームなど年老いた親の世話をしてくれる施設の問題、相続の問題、そして認知症の発症に伴う問題だ。

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認知症を改善・予防する

先見経済8月15日号 連載 親と自分の老い支度 第7回

senken-815全国1600か所で、1万7000人以上が取り組んでいる「学習療法」

 

認知症の予防には、(1)脳を活性化させる活動をする、(2)生活習慣病を避ける、(3)適度な運動をする、のがよいとされています。脳を活性化させる活動のなかでも、音読・手書き・簡単な計算とスタッフとのコミュニケーションによる「学習療法」は、全国一六〇〇以上の介護施設や自治体の健康教室に導入され、認知症の改善や脳機能の維持・向上に大きな効果を上げています。学習療法は、私が所属している東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授、(株)公文教育研究会、および高齢者施設を運営する社会福祉法人・道海永寿会により開発されたもので、最近は海外からも高い関心が寄せられています。

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ソーシャルメディアが広げるシニアと若者との協働可能性

8月10日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第53回

 

おばあちゃんと若者ネット技術の進化が生み出す新たなスマートシニア像

 

私は今から11年以上前にスマートシニアというコンセプトを提唱した。当時のスマートシニアの定義は、「ネットを縦横に活用して情報収集し、積極的な消費行動をとる先進的なシニア」というものだった。その後、予想した通りのスマートシニアの増加で、多くの市場が変わったことをこれまで拙著や講演等で何度もお話してきた。

しかし、ネット技術の進化は、本人の知恵を「賢く社会に貢献するシニア」という新たなスマートシニア像を生み出しつつある。これは11年前の予想を遥かに超えたものだ。

アメリカ・ロスアンジェルス在住の94歳の女性、バーバラ・クーパーさんによる「Ask Grandma Anything(おばあちゃんの人生相談)」がその一例である。これは、ネット上で寄せられるさまざまな相談にバーバラおばあちゃんが動画で答えるというものだ。

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あなたも遺産相続トラブルに巻き込まれる

不動産経済 連載 あなたの生き方を変えてしまう「親のこと」、知っていますか?第三回

murata-fudokei-110804不動産経済研究所が発行する「不動産経済」に連載第三回「あなたも遺産相続トラブルに巻き込まれる」が掲載されました。

遺産相続トラブルは、お金持ちだけの問題ではありません。財産がない人ほど争う傾向があり、なかには200万、300万円の相続で争うこともあります。親の死後、親族間のトラブル予防の面から遺言書は不可欠です。

「不動産経済」は、全国の不動産業界の経営者・管理職の方が読んでいる業界紙です。

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認知症かどうかチェックする

先見経済7月15日号 連載 親と自分の老い支度 第6回

senken1107-cover認知症になっても諦める必要はない

あなたの親が認知症を発症したと思われたとき、あるいは何らかの理由で身体が不自由になりかけてきたときにやるべきこととは、


①認知症かどうかチェックする

②要介護認定を受けてもらう

③介護施設を探す

④財産管理等委任契約をスタートする

⑤亡くなったときの連絡先を確認する

 

の5つです。今回は①について説明します。

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スマート・エイジング・スクエア-市民参加型の産学連携の新たな形

7月10日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第52回

国立大学初の市民参加型の産学連携の試み

半歩先の団塊_シニアビジネス_110710六月一四日に、筆者が特任教授を務める東北大学加齢医学研究所スマート・エイジング国際共同研究センターで新しい事業「スマート・エイジング・スクエア」がスタートした。第一弾として、サーキットトレーニングが認知機能に与える実証研究を産学連携による共同研究として㈱カーブスジャパンと行うことになった。

国立大学において地域住民に日々の生活で心身の健康を維持・向上する機会を提供しつつ、地域住民と直結した研究開発環境を構築する仕組みはこれまでにない初めての試みだ。

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