シニア向けカフェがうまくいかない別の理由

スマートシニア・ビジネスレビュー 2010年3月17日 Vol.139

starbucks私はこれまで拙著「シニアビジネス」や雑誌寄稿、講演等で「退職者のための第三の場所」というコンセプトを提唱してきた。

 

それ以来、多くの企業が拙著を参考に、

シニアを対象としたカフェ等に取り組んできた。

 

だが、私の知る限り、多くの場合、この取り組みは苦戦している。

 

その理由の一つは、人は集まるが収益が上がりにくい

「単独孤立型」ビジネスモデルになっていることだ。

 

これに対し、「連結連鎖型」ビジネスモデルへの転換を

拙著「団塊・シニアビジネス7つの発想転換」で推奨してきた。

 

今回は、これとは違う視点での理由を述べたい。

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カーブスに見る日本でシニアビジネスが成長できる理由

スマートシニア・ビジネスレビュー 2009年12月7日 Vol.136

cvconvention昨日、女性専用フィットネス「カーブス」の年一回のイベント、カーブスコンベンションに出席した。

 

昨年までは都内のホテルで開催していたが、今年は幕張メッセの国際展示場が会場となった。

会場変更の理由は、加盟店数が増えて参加者数が

増えたため、ホテルでは収容できなくなったからだ。

 

0911月現在、全国770店舗、会員数は28万人に達した。

057月に東京・戸越公園に第一号店が開店してから、

わずか44カ月での快挙である。

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長野で見つけたシニアビジネス

スマートシニア・ビジネスレビュー 2009年5月25日  Vol.130

おやき村先週、講演のために久しぶりに長野市を訪れた。

 

長野県は、①元気な高齢者が多いこと、②自然に恵まれ、新鮮で美味しい食材が多いこと、③首都圏という大市場に近いこと、などからシニアビジネスの可能性が大きい地域である

 

小川村にある「小川の庄」のように、高齢のおばあちゃんたちが

地元の食べ物「おやき」を生産し、年間8億円も売上げている例

もすでに存在する。

 

私は講演の最後に上記のような話も踏まえ

長野県における今後の可能性について言及した。

 

講演の翌朝、ホテルの朝食会場に行って

妙なことに気がついた。

朝食を食べに来る人の大半が高齢者なのだ。

それもかなり多い。

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家庭菜園が収入になる仕組み

スマートシニア・ビジネスレビュー 2009年4月27日 Vol.129

kateisaienサラリーマン退職者が好きなことの一つに家庭菜園がある。

家庭菜園とは自宅の庭や空き地を活用して自分で野菜を栽培することだ。

 

退職者が家庭菜園に取り組む理由としては、次の理由が多い。

   健康維持の活動としてちょうどいい、

   自分で作った安全な野菜を食べたい、

   土いじりが面白い、

 

このように退職者にとっての家庭菜園の多くは、

基本的に自分で楽しむ趣味の領域である。

だから、作った野菜を消費するのは

作った本人とその家族が主体だ。

 

だが、作った野菜を食べきれずに困ることも多い。

この場合、隣近所や知人におすそ分けして処分するが、

それでも余って結局廃棄する例も多い。

 

廃棄されている余剰生産物がどれだけあるかの

きちんとしたデータは存在しないが、

家庭菜園のすそ野の広がりを考えれば、

その量はけっして馬鹿にできない規模と思われる。

 

そこで、この余剰生産物を何らかの形で販売できれば、

こうした無駄をなくせるだけでなく、

退職者の収入源にもなる。

 

新潟市の「ひらせいホームセンター」が5月から始める

「野菜のフリーマーケット」が、まさにそのサービスである。

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高齢者には共同作業より個人作業

スマートシニア・ビジネスレビュー 2009年4月10日 Vol.128

irodori株式会社いろどりといえば

「葉っぱビジネス」ですっかり有名になった。

 

いろどりのある徳島県上勝町は人口2,119人、高齢化率46.7%の高齢過疎地。

 

だが、平均年齢70歳以上のおばあちゃんが

「葉っぱビジネス」のおかげで

多い人では年商1000万円を稼ぎ出す。

 私もこの事業を知った6年前から

拙著「団塊・シニアビジネス 7つの発想転換」や

講演などで何度も紹介してきた。

 

この事業の立役者、株式会社いろどりの横石知二副社長が

最近、「生涯現役社会のつくり方」(ソフトバンク新書)という

著書でそのノウハウを公開しており、大変面白い。

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生きているうちに行きたい日本の100ヶ所

スマートシニア・ビジネスレビュー 2008年3月18日 Vol. 115

hakodateリクルート北海道じゃらんが発行する「観光会議ほっかいどう」の2008春号に掲載された「2007年道内人気観光地調査」に目がとまった。

これによると、これまで行って「満足した」「良かった」感動率・満足度のベスト5は、第一位:函館、第二位:利尻島、第三位:礼文島、第四位:湯の川温泉、第五位:登別温泉となっている。

また、これまでに訪問して、もう一度行きたいと思う道内旅行先の
リピート意向率のベスト5は、第一位:函館、第二位:礼文島、
第三位:利尻島、第四位:湯の川温泉、第五位:登別温泉となっている。

感動率・満足度のベスト5とリピート意向率のベスト5は、
第二位と第三位が入れ替わっているだけで、すべて同じ。
これらが人気スポットであることを知った。

ところが、私はこの5つともほとんど知らなかった。
なぜなら、これまで縁がなく、この5つのどこにも行ったことがないからだ。

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飛行船が年配者に人気の理由

スマートシニア・ビジネスレビュー 2008年2月13日 Vol. 114

hikousen昨年の11月23日から今年の1月5日まで
東京上空で飛行船遊覧クルーズが実施された。
販売を担当したJTB西日本によれば、
発売開始直後に定員800名がほぼ完売したという。

興味深いのは約350件の申込のうち、200件弱が60歳以上からだという点。つまり、申込件数の面で67%が60歳以上だったのだ。また、80歳以上からの申込も20件あったという。

料金は90分の乗船で一人14万円前後と決して安くない。
しかし、「料金が高い」という声は
申込者の誰一人からも出なかったという。

いったい、この人気の秘密は何なのか。
私自身乗船してみて、その理由がよくわかった。

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「団塊向け弁当」のその後

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年11月19日 Vol. 111

dankai-bento少し前に、あるコンビニエンスストアが
「団塊向け弁当」というのを発売した。

この弁当は、ご飯の量を若者向けの六割程度に少なめにし、おかずには揚げ物を入れずに、切り干し大根や野菜の煮物などを小分けにして栄養バランスやカロリーに配慮したものだ。値段は690円で、通常の弁当よりもやや高めの設定となっている。

もし、この商品の売れ行きが今ひとつだとすれば、
まずチェックしないといけないのは、
「団塊世代・シニア向け」と謳った商品が
売れない「商品開発の壁」である。

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コストのかからない高付加価値策

スマートシニア・ビジネスレビュー 2006年11月10日 Vol. 96

sakana-zaru私の事務所のある赤坂に、“ちょっと良い”店がある。

“ちょっと良い”という意味は、美人のママが大勢いるとかいうのではない。和風の居酒屋なのだが、サービス内容が優れているという意味だ。

ランチといえば、紙のメニューに「サンマ定食」などの名称が書いてあるのが普通だ。しかし、その店では、配膳係の年配女性が紙のメニューの代わりに、
その日に仕入れたいろいろな魚を大きなざるに入れて客のテーブルまで持ってくる。
そして、その中から選ぶとそれを調理して定食として持ってきてくれるのである。

この仕組みが優れているのは、自分の好きな食材を自分で確認して選べることだ。

だが、私が感心したのは、定食の名称だけの味気ない紙のメニューの代わりに、
新鮮な生の食材を客の目の前まで持ってきてくれるという“粋”な計らいである。

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コモディティから高級品への回帰

スマートシニア・ビジネスレビュー 2006年9月4日 Vol. 92

trio音響機器メーカーの老舗、ケンウッドが
14年ぶりに高級オーディオ市場に参入する。

団塊世代の退職に伴い高級オーディオ製品の売れ行きが好調なためだという。

オーディオファンならケンウッドというより
トリオという名の方が懐かしいだろう。

私も自称オーディオファンだった学生の頃、
型遅れになったトリオのスピーカーを安く入手してほくそえんでいた。
そのトリオブランドも限定的に復活させるという。

1980年のCDの登場を機に、LPレコードが衰退していった。
そして、LPレコードの衰退とともに、プレーヤーやカートリッジなど
高級レコード機器市場も衰退した。

そして、MDの登場を機にカセットテープが衰退し、
ナカミチなどの高級テープレコーダー市場も衰退した。
10年前に当のケンウッドの担当者から
「オーディオ市場は死んだ市場」と言われた。

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