村田裕之Eレター 2011年12月14日 Vol.21
こんにちは、村田裕之です。
前回のこのメールで、
百聞は一見に如かず。
現地でしか見られない現実に触れてこようと思います。
と書いたのですが、まさに現地で、肌で感じないと
分からない多くのことに触れることができました。
今回のレビューで、その一端をお伝えします。
■高齢者向け保険報酬の削減が始まったアメリカと日本の近未来
スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年12月14日 Vol.170
アメリカから帰国した12月10日の夕方、日経新聞一面の
「老人ホーム、新設急ぐ 来年までに104ヵ所増」
という記事を見て複雑な気持ちとなりました。
なぜなら、アメリカ滞在中訪れた高齢者施設の担当者から
「連邦政府からの保険報酬が既に削減され始めている。
これからもっと削減される」
との話を聞いてきたばかりだったからです。
アメリカの高齢化率はおよそ13%で、
日本の23%に比べ、遥かに小さい。
にもかかわらず、高齢者向け保険報酬を
削減せざるを得ないのは、なぜなのでしょうか?
その理由はオバマ大統領が選挙公約に挙げた
「医療制度改革法」が成立し、既存の医療制度の合理化が
進展しつつあるからです。
日本の近未来を暗示するアメリカの現実です。
全文を読む
http://bb.hiroyukimurata.jp/future/1523/
■アジアの高齢者市場どう攻略~日本の商品開発の経験を生かす
2012年1月16日 日経消費経済セミナー
来年1月16日(月)、東京・大手町の日経ビルで
「アジアの高齢者市場どう攻略~日本の商品開発の経験を生かす」
と題したセミナーの講師を務めます。
少子高齢化は日本だけでなく、世界共通のトレンドです。
特に中国、韓国、シンガポール、香港などアジア各国でも
少子高齢化への懸念が急拡大しており、
高齢化先進国・日本の消費関連企業には
絶好のチャンスといえます。
日本の高齢者に売れる商品は、
早晩、日本の影響力の強いこれらの国々でも
売れる可能性が高いからです。
その市場規模は日本の比ではありません。
特にここ数年アジア各国から講演や
コンサルティングの依頼を受ける機会が増えており、
現地の政府関係者や企業経営者との交流も増えています。
限られた時間ではありますが、
どういう視点で取り組めばよいかの勘所を
お伝えしたいと思っています。
詳細を読む
http://bb.hiroyukimurata.jp/talk/speech/1505/
日経新聞12月5日の告知記事
http://bb.hiroyukimurata.jp/media/1509/
■ロングステイ市場拡大のために何が必要か
12月10日シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第57回
以前よりは関心が高まっているといわれるロングステイ。
しかし、実際には期待されるほど売れない商品のようです。
その理由について解説し、
対策として何が必要かをまとめました。
詳細を読む
http://bb.hiroyukimurata.jp/perspective/1519/
前回の「丸の内タニタ食堂の登場が意味するもの」
をお送りした日は、私のブログ開設以来、
最大のアクセスがありました。
また、多くのコメント返信をいただきました。
多くの方々の関心が高いテーマなのだと感じた次第です。
それでは、また、次回まで、お元気で。
村田裕之
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