タニタ弁当に学ぶ新商品開発のコツ

村田裕之Eレター 2012年1月20日 Vol.24

 

こんにちは、村田裕之です。

 

年初からアメリカ出張、その後いろいろとあり、

ちょっとご無沙汰しました。

今年最初のEレターをお送りします。

 

コストを下げても高く売れるタニタ弁当

スマートシニア・ビジネスレビュー 2012120Vol.173

 

 

先日スタッフにランチ購入の依頼をしたところ、

「タニタ社員食堂」担当栄養士監修と

クレジットのついた弁当が届きました。

 

パッケージ表面には「371kcal、食塩相当量 1.7g」と書かれたラベル。

私は油断するとすぐ太るのでカロリー制限するようにしています。

そのことを知っていたスタッフが気を利かして買ってきてくれたのです。

この弁当はコンビニではナチュラルローソンだけにあるようです。

 

本レビューでも取り上げた丸の内タニタ食堂が評判のようですが、

そこでの売りは社員食堂レシピ本を監修した栄養士さん。

この弁当の売りも同じです。

 

主菜は「厚揚げのピリ辛きのこあんかけ」。

副菜にごぼうとちくわ、ニンジンの和え物、サツマイモの甘酢煮。

ご飯は五穀米。ヘルシーな雰囲気が前面に出たメニューです。

 

さて、食べてみると、うーん、ちょっと味が薄い・・・。

そう感じたすぐ後に、ピリッと辛い後味がする。

なるほど、このピリ辛で、ヘルシーだが味気ないと思わせない。

そんな工夫を感じました。

 

この昼食のカロリーは弁当371kcal+豚汁84kcal、計451kcal

私の目標の1500 kcalを大きく下回りました。

 

そこで、ふと、面白いことに気が付きました。

 

私がナチュラルローソンでよく買う幕の内弁当は、

遥かに多くのおかずが入っているのに398円。

一方、タニタ弁当は量も少ないのに498円。

何と100円単価が高いのです。

 

スーパーなどで売られている冷凍食品は、

売価が300円くらいのものだと、

メーカーの利益は1円程度しかない、と言われています。

 

こうした厳しい小売りの世界で

販売単価が100円高いというのは

実は凄いことなのです。

 

しかも、使っている材料も明らかに少ないので、

製造コストも幕の内より小さいでしょう。

 

コストが下がって、かつ高く売れるタニタ弁当。

こうした商品が売れる背景は、量が多いという価値ではなく、

量が少なくても、健康によく、食べた後の納得感がある、

という価値を求める人が増えてきたことにあります。

 

時代のトレンドを読み、多くの制約のなかで

最大限の納得感を引き出す工夫。

 

工夫する知恵さえ出せば、

まだまだ新商品はいくらでも開発できる。

 

そのことを、弁当を通じて改めて感じた次第です。

 

 

 

タニタ弁当の写真を見る

http://bb.hiroyukimurata.jp/perspective/1627/

 

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◆お知らせ

 

■産業界、注目の投資テーマは ― リタイア期の団塊

日経ヴェリタス 201211日~7日号

 

日経ヴェリタス1月1日~7日号「サイバーシルバー消費の主役に」

という記事に村田のコメントが掲載されました。

 

日本経済新聞の投資金融情報誌、

日経ヴェリタスにコメントが掲載されました。

 

今年2012年は団塊世代の最年長者が65歳になり、

今度こそ一斉に離職すると言われております。

 

しかし、歴史は繰り返すというか、

5年前と同じような論調が目立つのが気になります。

 

正しい時代認識のためには、

まず、正しい事実認識が必要です。

 

詳細を読む

http://bb.hiroyukimurata.jp/media/1593/

 

また、Nikkei Weekly に同様の記事が英文で掲載されています。

http://bb.hiroyukimurata.jp/market/1621/

 

■年齢訴求というラベリングの効用

110日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第58

 

最近、特定の年齢層をターゲットにした広告が増えています。

しかし、中高年を対象に商品・サービスを提示する場合、

特定の年齢訴求が受け入れられる場合とそうでない場合があります。

その勘所について説明しました。

 

詳細を読む

http://bb.hiroyukimurata.jp/perspective/1616/

 

■相続トラブルを家族会議で防ぐ

先見経済110日号 連載 親と自分の老い支度 第12

 

相続に関わるトラブルは、その背後にある

「人間関係のトラブル」であることがよく見られます。

 

トラブルが起きる理由が、その背後にある

「人間関係のトラブル」であるならば、

それを予防するには人間関係をよくするしかありません。

 

詳細を読む

http://bb.hiroyukimurata.jp/hint/1606/

 

 

先日講師を務めた日経消費経済セミナーで、

以前お世話になった方に約5年ぶりに再会しました。

団塊世代の最年長の方で、ついに今年退職されるとのこと。

 

久々の再会で印象に残ったのは、

以前にも増して元気でいきいきした表情を

されていたことです。

 

58歳で早期退職された後、シニア契約社員として約6年間、

スポーツジム、震災復旧ボランティア、環境活動(植林・省エネ)、

海外交流、図書館・展示会・セミナー通い、

などをされたとのこと。

 

会社の仕事を続けながら、新たな方向へ活動を広げる、

まさにリタイアモラトリアムの解放型消費生活を

エンジョイされていたことを知り、嬉しくなりました。

 

ぜひ、このままの調子で、いつまでもいきいきと元気で

過ごしてほしいものだと思いました。

 

村田裕之

 

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* 村田裕之の学べるブログ http://bb.hiroyukimurata.jp/

ほぼ毎日更新?シニアビジネスと高齢化問題のナレッジベース。

 

* 村田裕之フェイスブック http://www.facebook.com/murata.hiro

ブログでは伝えきれない日々の活動をお伝えしています。

 

* 村田アソシエイツ http://muratainc.com/

団塊・シニアビジネスの基本はこちらで。

 

* 村田裕之オフィシャルサイト http://hiroyukimurata.jp/

村田のこれまでの情報発信が掲載されています。

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