情報が欲しければ自分から発信

毎日新聞 2013127日 連載 村田裕之のスマート・エイジング  9

sa_131207退職後の大きな変化は情報が減ることです。特に勤務先から当たり前のように与えられていた種々の情報がばったり途切れます。そこで、重要になるのは、勤務先以外からの情報収集策

 

私がお勧めしたいのは、自分で「情報発信」できる仕組みをつくることです。なぜなら、情報とは発信している人のもとに集まりやすいためです。だから、ある情報が欲しければ、その情報に関連する情報を発信するのが有効です。具体的には、ネットを活用してブログやホームページ、メールマガジンなどを発行するのです。

 

情報発信のポイントは、他では入手しにくい独自の情報を発信▽読みたくなる内容にする―――の二点です。「情報が氾濫する中、独自の情報発信なんて難しい」と思われるかもしれません。

 

しかし、実は難しくないやり方があります。それは自身がこれまで長年やってきた仕事や好きで取り組んでいる趣味などをテーマにすることです。

 

私の知り合いが昨年退職を機にブログを始めました。長年メーカーで技術職を務めながら人事部で若手の人材育成にも取り組んだ経験から、若者への応援歌をテーマに始めたのです。当初は上手くいくか自信がなさそうでしたが、始めてみると旧知の人だけでなく、ブログの内容に共感した新たな出会いが増え、すっかり退職後の有益な情報源になりました。

 

このように自身が興味をもって取り組んでいるテーマこそが情報発信に最適なのです。なぜなら、自身の体験にもとづく話は説得力があり、気持ちが入りやすい。だから読み手に書き手の熱が伝わるのです。

 

他人から情報が欲しければ、まず、自分から出す。退職後の最大の情報収集策は「情報発信」なのです。

 

 

あわせて読みたい関連記事


タグ


このページの先頭へ

イメージ画像