中高年に広がる「プロボノ」専門知識でボランティア

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新潟日報 10月5日 他

社会と接点、本業にも有益「定年後」考える一助に

「プロボノ」に関してコメントした記事が地方紙13紙に掲載されました。こうした企画記事が13紙に掲載されるというのは掲載率が高いとのこと。これはニュースバリューが高いことを意味します。

先日寄稿したコラム退職後に男性が活躍するために何が必要か?で「退職後に必要なのは、会社とは違うフラットな社会において円満な関係を構築できる力量」だと書きました。

そうした力量を身に着けるには現役時代のなるべく早い段階から、会社以外の「フラット社会」に参加して実践する以外にありません。「プロボノ」活動はまさにそうした力量を身に着けるのによい機会だと言えましょう。

なお、記事の内容はおおむね次の通りです。
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本職で培ったスキルや専門知識を生かし、NPOなどの直面する問題を解決するボランティア活動「プロボノ」が、広がりを見せている。近年目立つのは中高年世代の参加。平日夜や休日の社会貢献活動は、自らの新たな居場所や役割の発見にもなっているようだ。

プロボノは「公共善のために」を意味するラテン語が語源。米国の弁護士団体が低所得者向けに始めた無料の法律相談が始まりとされる。社会人が仕事で身に付けた知識や技能を、ボランティアとしてNPOや地域団体に提供し、支援する。

例えば、情報発信力の足りないNPOがウェブサイトをリニューアルするのにウェブデザイナーが協力したり、まちづくり組織が地域住民の希望を知るための調査にマーケティング専門家が携わったり。支援先の組織が抱える問題を解決するため、さまざまな業界の人が期間限定のチームを組み、最善策を見つける。

活動を通じて得るものは、やりがいや達成感にとどまらず、本業にもプラスだそうだ。日本では定年まで会社一筋の人も多いが、参加者は早めに社会的な活動をする意義も指摘する。定年前に助走期間を設け、少しずつ定年後の生活設計を立てることが、長い老後に役立つという。

実力試すチャンス

東北大特任教授(シニアビジネス論)の村田裕之さんの話 定年前からプロボノ活動をすることは、自分の実力がどれほどあって社会に役立てるのかを試す良いチャンス。知識が増えて人脈も広がり、モチベーションも上がる。新たに資格を取得するなどの勉強をしたい意欲も出てくるはずだ。
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なお、掲載されたのは次の14紙です。

静岡新聞(夕刊)8月28日
四国新聞 8月30日
岐阜新聞 8月31日
信濃毎日新聞 9月1日
秋田さきがけ 9月1日
京都新聞 9月4日
茨城新聞 9月6日
山陰新聞 9月12日
伊勢新聞 9月14日
下野新聞 9月23日
福井新聞 9月28日
新潟日報 10月5日
熊本日日新聞 年10月24日

シニアシフトの衝撃

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