「健康寿命」ビジネス事業化支援

保険毎日新聞2015年4月1日

homai150401東北大学加齢医学研究所は、民間企業による健康寿命延伸ビジネスを研究開発から事業化まで支援することを目的に「東北大学スマート・エイジング・カレッジ(SAC)東京」を4月から東北大学東京分室に設立する。

企業の経営者・実務担当者に対して、東北大学の精鋭教授陣が「加齢医学の基礎」から「シニアビジネス」まで健康寿命延伸ビジネスに必要な最先端の研究開発動向と事業化のための知恵を包括的・網羅的に提供し、同ビジネスにおける民間企業のイノベーションを支援する。3月25日時点で、大同生命の他、多様な業種から33社の参加が決定している(表参照)。

SAC東京では今後の活動として、講師陣によるレクチャーと参加企業間のディスカッションを行う毎月1回の月例会の開催や、参加企業間で互いの活動内容を理解し教授陣と意見交換するための年3回の企業発表討論会、東北大学の研究環境や研究シーズを知るための東北大学キャンパスツアーなどの実施を予定している。

政府が「国民の『健康寿命』の延伸」を重点施策として掲げて以来、企業でも健康寿命延伸ビジネスのための研究開発を行う例が増えている。

しかし、近年、民間企業で長期的な研究開発を継続することは難しくなりつつあり、また、事業化活動では、各分野の専門性が強く求められる反面、分野横断的な理解力と研究開発から事業化までの橋渡しができるプロデューサー的な役割の重要性も増している。

このように高い専門性を持ちつつ、異分野を統合的に深く理解し、研究開発を収益事業に発展させることができる研究者や企画者を民間企業1社で抱えるのは非常に困難といえる。

SAC東京に参加することにより、民間企業は、①健康寿命延伸やスマート・エイジングに関する最先端研究動向や業界動向を把握できる②加齢医学の基礎からシニアビジネスまで健康寿命延仰のための商品やサービス開発に役立つ知識を体系的に得ることができる③各分野の第一人者・世界トップクラスの研究者である東北大学の教授陣との人的ネットワークの形成により研究開発や事業開発活動におけるさまざまな障壁を乗り越えるための「社外ブレーン」が得られる、などの効果を期待できる。

東北大学では、同取り組みが事業化や潜在市場を見据えた実のある産学連携の創生と推進のためのプラットフォームとしての役割りを果たすことを期待するとしている。

 

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