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Smart Aging 特集 The Next Silver Rush

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知られざる中国 高齢化の実態

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004年4月27日 Vol. 49

shanhai最近の中国というと、
経済成長する国のイメージが強い。

気がつけば身の回りには
中国製品がかなり増えた。
以前は、安っぽい人形などが多かったが、
最近は家電やコンピューターなどの
ハイテク製品も中国製が多い。

だが、そのような経済成長国のイメージに隠れ、
ほとんど知られていないのは、高齢化の実態だ。

中国では、日本の総人口を上回る
1億3400万人がすでに60歳以上なのである。
これが2050年には4億人を超えると 予測されている。

中国は総人口が12億9千万人と多いので、
高齢化率でみれば、日本の方が大きい。
だから、日本の方が大変だ という風に見えるかもしれない。

だが、実際の高齢者の数が桁違いに多いことと、
日本にはない複雑な要因があることを考慮すると、
中国での高齢化のインパクトが
いかに凄まじいかが容易に想像できる。

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シルバー、シニア、サードエイジをめぐる話

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004年4月12日 Vol. 48

the-third-age-225x300中高年を対象とする市場を語る時に、どういう言葉が相応しいのかわからない、という質問を時々受ける。

80年代から90年代まではシルバービジネス、シルバー市場、などシルバーという言葉が多かった。だが、このシルバーには、かつてのシルバーシートやシルバーコロンビア計画のように、年長者を社会的弱者とみなす意味合いが強かった。

ちなみに、この言葉は和製英語であり、
アメリカやヨーロッパでは、
中高年市場の言葉としては使われない。

一方、1999年から2000年頃から、
シニア(senior)という言葉が多く使われるようになってきた。
このseniorという英語には、いくつかの意味がある。

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「エイジング」という言葉の意味

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004年3月23日 Vol. 47

red-wineエイジング(aging)という言葉は、
高齢社会やシニア市場を語る時によく使われる。
だが、この言葉がもつ意味を
一つの日本語にするのは難しい。

エイジングという言葉では、これまでどちらかというと
「マイナス」の側面が強調されてきた。

たとえば、石油化学プラントや発電プラントは、
長年稼動すると、回転部が摩耗し、
配管などの部材の材質が変化して脆くなる。
このような経年劣化は、設備のエイジングである。

これは、しばしば事故の原因となるため、
可能な限り避けたいマイナスの対象とされてきた。
このため、経年劣化の診断・予防技術が
長年産業界の重要なテーマとなってきた。

一方、人間の体でも加齢とともにひざの関節が痛んだり、
皮膚にしわが増えたりする。
体の機能も経年劣化することから、
機械設備同様にマイナスの対象とされてきた。

最近良く耳にする「アンチエイジング」は、
狭義には抗老化療法のことをいうが、
これは体の機能の経年劣化に対する対処技術といえる。

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その人にとっての名作

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004年3月10日 Vol. 46

ikiru先日見た「映画 届けます」という番組が印象に残った。
NHKの人間ドキュメントである。

フリーの映画監督 河崎義祐さんが、「映画の出前」をするという話だ。見たい映画のリクエストを受け、スクリーン、プロジェクター、ビデオデッキ、ビデオテープとともに出前する。

行き先は、主に老人ホームや介護施設。リクエストの上位は、
「愛染かつら」「暖流」「麦秋」といった往年の名作が多い。
リクエストは3ヶ月先まで埋まっているという。

現在67歳の河崎さんは、元東宝の映画監督である。
「青い山脈」で監督デビューした後、
三浦友和、山口百恵、桜田淳子、松田聖子などの
若者アイドルが主役の映画をつくってきた。

47歳で東宝を辞め、フリーになった。
フリーになってから映画をつくる機会は減ったが、
若手の俳優候補の演技指導や脚本作家として仕事を続けている。

だが、映画出前サービスは、交通費などの
実費をもらうだけのボランティアである。

レンタルのビデオやDVDが普及した今、
なぜ、ボランティアでの「映画の出前」なのか。

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「リタイア」をリタイアして「男」を上げた男

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004年1月6日 Vol. 42

randy-johnson年末年始のテレビ番組で印象に残ったのが、
メジャーリーガー ランディ・ジョンソンと
日本のプロ野球選手 川相昌弘との対談である。

ランディ・ジョンソンは、言わずと知れたメジャーリーグ屈指の左腕投手。40歳でなお、160キロの速球を投げる。一昨年のワールド・チャンピオン、ダイヤモンド・バックスのエースだ。

kawai-chunichi一方の川相は、犠打世界記録をもつ内野手。39歳の今秋、一旦引退を表明したものの撤回し、21年間在籍した巨人を去り、テスト入団で中日へ入団した。

この二人の対談という「意外性」が、番組を見始めた不純なきっかけだったが、終わった後に、なぜか爽やかな納得感の残る番組だった。

この納得感は、どこから来たのだろうか。

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大正11年生まれの中学3年生

スマートシニア・ビジネスレビュー 20031224 Vol.41

 

田中角栄_2「何かを始めるのに遅すぎることはない」

 

時々耳にする素晴らしい言葉だ。 にもかかわらず、多くの人は年を取るにつれ、この言葉を単なる精神訓にとどめてしまう。

だが、世田谷区新星中学校に通う永田トミさんはその例外だ。

大正11年生まれの永田さんは、現在新星中学校の夜間学級に通う3年生。つまり81歳の中学3年生だ。

 

永田さんは、尋常小学校卒業後、高等小学校(現在の中学校)に通うことなく、社会人となった。

実は永田さんのような人は、この世代には少なくない。 当時、成績優秀でも家が貧しくて高等小学校に通えなかった人は多かった。あの田中角栄も尋常小学校卒だった。

 

永田さんが稀少なのは、尋常小学校卒業後66年間の空白があったにもかかわらず、中学校に行こうと決心したことにある。

何が彼女をその気にさせたのか。

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デジタル技術の逆説

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003128 Vol.40

デジタルAV機器_2今年の中高年向けのヒット商品の一つは、

デジタルAV機器だ。

 

特にハードディスクとDVD一体型のものが

よく売れている。

これまでDVDと無縁だった私も、

ついにその仲間入りを果たした。

 

だが、最新のデジタル機器で観るようになったのは、

CG技術を駆使した最新のハリウッド映画ではなく、

黒澤明のモノクロ映画だ。

 

最先端のデジタル機器で、

古い時代のモノクロ映画を見るというのは、

一見お門違いのように見える。

 

だが、デジタル技術の最大の恩恵は、

画質劣化でこれまで埋もれて見えなかったものを

明らかにしてくれることにある。

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AARP-米国最強のロビイストNPO

スマートシニア・ビジネスレビュー 20031124 Vol. 39

AARP先週11月19日にニューヨークタイムズをはじめとする

米国の主要紙に次の広告が掲載された。

 

The proposed prescription

drug Medicare bill isn’t

perfect. But millions

of Americans can’t afford

to wait for perfect.

 

Tell Congress to pass it now.

 

直訳すれば、次の意味だ。

 

「メディケア*で処方箋薬を扱うために

提出された法案は完璧ではありません。

しかし、何千万人もの米国人は、

制度が完璧になるまでは待てません。

最寄りの議員にその法案を通すように言ってください」

 

この広告主は、AARP

以前の名称は、American Association of Retired Persons

会員は、50歳以上の米国人3,500万人。

 

米国の50歳以上の人口は、7,800万人なので、

AARPには米国の50歳以上の人の45%が

参加していることになる。

 

高齢社会問題に関するNPOで、

対象年齢人口の約半分が参加する団体は、

世界中見ても、他に例がない。

 

この圧倒的な会員数が、

全米有数の保険・旅行の販売実績だけでなく、

全米の議員が最も恐れるロビー団体としての

力の源泉となっている。

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シニアの活躍の場を創る起業家たち

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003119 Vol.38

いろどりシニアビジネスというと大半の企業は、

経済的にも時間的にも余裕のある年長者に

何かを売ることを考える。

もちろん、そのための工夫を重ねることも大切だが、それだけでは不十分だ。

 

年長者の人たちを、単なるサービスの「使い手」として見なすのではなく、付加価値の高いサービスの「担い手」として見なす。

そのような発想と具体的な活躍の場づくりが求められている。

 

徳島県上勝町という人口2,229人の小さな町に

「株式会社いろどり」という第三セクターがある。

この会社は、地元産の柿の葉やもみじなどを

都市部の料理店向けに販売している。

 

これだけなら、地方によくありがちな

赤字の第三セクターの話に聞こえる。

 

だが、この話の要は、事業に取り組む

生産農家のほとんどが「高齢者」だということだ。

つまり、高齢者がサービスの「担い手」として

活躍している事業なのである。

 

といっても、自治体主導の高齢者福祉ではない。

ちゃんとした収益事業だ。

収益が上がるのには理由がある。

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私の夫、貸します

スマートシニア・ビジネスレビュー 20031020 Vol.37

mr-handyman「私の夫、貸します」というビジネスが大ヒットしている。

ただし、これはモスクワでの話。

ちなみに「夫を借りる」のは独身の女性ばかり。

 

といっても別にやましいことをするわけではない。

女性一人ではできない家周りのちょっとした力仕事を代行するサービスだ。

 

「レンタル料」は1時間250ルーブル(約千円)。

「レンタル」は最低2時間からで、

延長料金は1時間200ルーブル、 24時間対応だ。

 

ロシアの平均寿命は

女性72歳に対して男性は58歳と若い。

さらに、離婚率が60%と高い。

このため、高齢者世帯では女性の一人暮らしが多い。

 

このサービスがうけている理由は

「女手」だけではやりにくい、

あるいはできない作業を代行してくれることだ。

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