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「リタイア」をリタイアして「男」を上げた男

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004年1月6日 Vol. 42

randy-johnson年末年始のテレビ番組で印象に残ったのが、
メジャーリーガー ランディ・ジョンソンと
日本のプロ野球選手 川相昌弘との対談である。

ランディ・ジョンソンは、言わずと知れたメジャーリーグ屈指の左腕投手。40歳でなお、160キロの速球を投げる。一昨年のワールド・チャンピオン、ダイヤモンド・バックスのエースだ。

kawai-chunichi一方の川相は、犠打世界記録をもつ内野手。39歳の今秋、一旦引退を表明したものの撤回し、21年間在籍した巨人を去り、テスト入団で中日へ入団した。

この二人の対談という「意外性」が、番組を見始めた不純なきっかけだったが、終わった後に、なぜか爽やかな納得感の残る番組だった。

この納得感は、どこから来たのだろうか。

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大正11年生まれの中学3年生

スマートシニア・ビジネスレビュー 20031224 Vol.41

 

田中角栄_2「何かを始めるのに遅すぎることはない」

 

時々耳にする素晴らしい言葉だ。 にもかかわらず、多くの人は年を取るにつれ、この言葉を単なる精神訓にとどめてしまう。

だが、世田谷区新星中学校に通う永田トミさんはその例外だ。

大正11年生まれの永田さんは、現在新星中学校の夜間学級に通う3年生。つまり81歳の中学3年生だ。

 

永田さんは、尋常小学校卒業後、高等小学校(現在の中学校)に通うことなく、社会人となった。

実は永田さんのような人は、この世代には少なくない。 当時、成績優秀でも家が貧しくて高等小学校に通えなかった人は多かった。あの田中角栄も尋常小学校卒だった。

 

永田さんが稀少なのは、尋常小学校卒業後66年間の空白があったにもかかわらず、中学校に行こうと決心したことにある。

何が彼女をその気にさせたのか。

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デジタル技術の逆説

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003128 Vol.40

デジタルAV機器_2今年の中高年向けのヒット商品の一つは、

デジタルAV機器だ。

 

特にハードディスクとDVD一体型のものが

よく売れている。

これまでDVDと無縁だった私も、

ついにその仲間入りを果たした。

 

だが、最新のデジタル機器で観るようになったのは、

CG技術を駆使した最新のハリウッド映画ではなく、

黒澤明のモノクロ映画だ。

 

最先端のデジタル機器で、

古い時代のモノクロ映画を見るというのは、

一見お門違いのように見える。

 

だが、デジタル技術の最大の恩恵は、

画質劣化でこれまで埋もれて見えなかったものを

明らかにしてくれることにある。

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AARP-米国最強のロビイストNPO

スマートシニア・ビジネスレビュー 20031124 Vol. 39

AARP先週11月19日にニューヨークタイムズをはじめとする

米国の主要紙に次の広告が掲載された。

 

The proposed prescription

drug Medicare bill isn’t

perfect. But millions

of Americans can’t afford

to wait for perfect.

 

Tell Congress to pass it now.

 

直訳すれば、次の意味だ。

 

「メディケア*で処方箋薬を扱うために

提出された法案は完璧ではありません。

しかし、何千万人もの米国人は、

制度が完璧になるまでは待てません。

最寄りの議員にその法案を通すように言ってください」

 

この広告主は、AARP

以前の名称は、American Association of Retired Persons

会員は、50歳以上の米国人3,500万人。

 

米国の50歳以上の人口は、7,800万人なので、

AARPには米国の50歳以上の人の45%が

参加していることになる。

 

高齢社会問題に関するNPOで、

対象年齢人口の約半分が参加する団体は、

世界中見ても、他に例がない。

 

この圧倒的な会員数が、

全米有数の保険・旅行の販売実績だけでなく、

全米の議員が最も恐れるロビー団体としての

力の源泉となっている。

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シニアの活躍の場を創る起業家たち

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003119 Vol.38

いろどりシニアビジネスというと大半の企業は、

経済的にも時間的にも余裕のある年長者に

何かを売ることを考える。

もちろん、そのための工夫を重ねることも大切だが、それだけでは不十分だ。

 

年長者の人たちを、単なるサービスの「使い手」として見なすのではなく、付加価値の高いサービスの「担い手」として見なす。

そのような発想と具体的な活躍の場づくりが求められている。

 

徳島県上勝町という人口2,229人の小さな町に

「株式会社いろどり」という第三セクターがある。

この会社は、地元産の柿の葉やもみじなどを

都市部の料理店向けに販売している。

 

これだけなら、地方によくありがちな

赤字の第三セクターの話に聞こえる。

 

だが、この話の要は、事業に取り組む

生産農家のほとんどが「高齢者」だということだ。

つまり、高齢者がサービスの「担い手」として

活躍している事業なのである。

 

といっても、自治体主導の高齢者福祉ではない。

ちゃんとした収益事業だ。

収益が上がるのには理由がある。

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私の夫、貸します

スマートシニア・ビジネスレビュー 20031020 Vol.37

mr-handyman「私の夫、貸します」というビジネスが大ヒットしている。

ただし、これはモスクワでの話。

ちなみに「夫を借りる」のは独身の女性ばかり。

 

といっても別にやましいことをするわけではない。

女性一人ではできない家周りのちょっとした力仕事を代行するサービスだ。

 

「レンタル料」は1時間250ルーブル(約千円)。

「レンタル」は最低2時間からで、

延長料金は1時間200ルーブル、 24時間対応だ。

 

ロシアの平均寿命は

女性72歳に対して男性は58歳と若い。

さらに、離婚率が60%と高い。

このため、高齢者世帯では女性の一人暮らしが多い。

 

このサービスがうけている理由は

「女手」だけではやりにくい、

あるいはできない作業を代行してくれることだ。

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団塊女性の旅行を阻むもの

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003109 Vol. 36

秋の旅行団塊世代を中心とした50代女性が、

これからの一年で一番楽しみにしていること。

それは「旅行」である。

これは先日の電通シニア大航海学会で講演された

サンケイリビング新聞社滑川さんの話。

拝見したデータによれば、

今後一年間に、50代女性の68%が

海外旅行や3泊以上の国内旅行を予定している。

 

50代以上が旅行需要のけん引役になっていることは

旅行業界では既に常識化している。

しかし、実際にほぼ7割の人が

今後一年間に旅行を予定していることを知り、

この世代の旅行に対する潜在需要の大きさを改めて感じた。

 

50代女性は、子育てが一段落するとともに

夫が退職時期を迎えることが多い。

これまで家の中に向けていたエネルギーを

今度は家の外に向けたいと思う気持ちも強く、

非日常体験としての旅行への需要は底堅い。

 

しかし、これだけの潜在需要にもかかわらず、

実際に旅行にいける人は、予定より少なくなるだろう。

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「女性専用」で広がる市場

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003924 Vol. 35

カーブス世の中には「女性専用」で広がる市場というのがある。

男女平等とは言いながら、

社会にはまだまだ女性に不利なものが多い。

逆にここを上手にすくうと

新たなビジネスチャンスとなる可能性が大きい。

 

その典型が、アメリカで大流行の

女性専用フィットネスクラブ「カーブス」だ。

 

カーブスについては、

私が手がけている雑誌の連載で紹介して以来、

講演でも何度も話をしており、

ご存知の方もいらっしゃると思う。

 

従来のフィットネスとは全く異なるコンセプトで、

今月現在で全米に5400店舗を超え、

総売上も500億円を超えた急成長企業だ。

(ビジネスモデルの詳細は、

雑誌「月刊ビジネスデータ3月号」、

「月刊レジャー産業資料3月号」を参照)

 

「女性専用」の最大の効用は、

男性の視線が気になり、躊躇してしまう

商品・サービスへの敷居を下げることだ。

 

カーブスが見事なのは「女性専用」を前面に謳い、

中高年女性が使いやすいように

徹底的に工夫することで

それまでの男性中心の既存フィットネスクラブに

背を向けていた中高年女性の気持ちを見事につかみ、

新たな市場を開拓したことだ。

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NPOとプロフィット

スマートシニア・ビジネスレビュー 200398 Vol. 34

Avenidas"Are you Profit or Non-Profit?"

 

日本語で直訳すれば

「あなたの会社は営利企業ですか、

それとも非営利企業ですか」

アメリカのNPOと会うときに必ず尋ねられ、

面食らうのがこの質問だ。

 

日本企業の場合、この質問を受けた時に、

どのように答えるか慎重にしたほうがよい。

その後のミーティングの進行に大きく影響を及ぼすためだ。

 

以前私はSCOREというNPOを訪れた時、

この質問に対するやりとりで30分以上を

費やさざるを得ない経験をした。

 

なぜか?

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擬似家族化するペット

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003823 Vol. 33

犬とキャンプ場今年、行楽地に向かう高速道路のパーキング・エリアで見慣れないものを見つけた。

 

それは、「犬のオムツ専用」のゴミ箱だ。

ゴミ箱の表面には犬用とわかるイラストが書いてある。

中にはかなりの量の使用済みオムツが捨てられていた。

もちろん、犬のである。

 

一方、訪れたキャンプ場でも目に付いたのは

「犬同伴」の家族だった。

来場者のほぼ半分がそうだったように見える。

昨年も犬同伴の人はいたのだろうが、

明らかに今年はその数が多かった。

 

ここ数年、ペットブームであることはもちろん認識していた。

だが、実際にどの行楽地でも多くの犬同伴者を目の当たりにして、

今やペットが「擬似家族化」していることを実感した。

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