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非合理ビジネスの合理性

スマートシニア・ビジネスレビュー 2006年3月20日 Vol. 84

eat_beer_gold先日、「サツマイモのビール」を飲む機会がありました。

当初、サツマイモを原料にしたビールというのは
正直イメージが湧きませんでした。
しかし、百聞は一見に如かず。飲んでみると、
芳醇で深く、上品なまろやかさに驚きました。


サツマイモが原料の場合、日本の酒税法では、
発泡酒となりますが、味は紛れも無くビール。
昔ヨーロッパにいた時にドイツの田舎で体験した
美味しい地ビールと同じような味でした。

この「サツマイモラガー」の発明者は、
株式会社協同商事の朝霧幸嘉社長。

昭和22年生まれの団塊世代の朝霧さんは、
全国に先駆けて産直(産地直送)の有機野菜販売を
手がけたパイオニアとして業界で著名な方です。

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「三丁目の夕日」とVFXの意味

スマートシニア・ビジネスレビュー 2006年2月28日 Vol. 83

sanchome昭和22年生まれの漫画家、西岸良平が、子供の頃の風景を描いたロングセラーの「三丁目の夕日」が映画化され、昨年11月から公開されています。

ある方の強い勧めで、遅まきながら久しぶりに映画館へ足を運んだ私は、その映画が終わったとき、涙で顔がくしゃくしゃになっていました。

私はコンピュータ・グラフィックス(CG)を使った
映画が好きではありません。

これでもか、これもかとCGを多用するハリウッド発のアクション映画は、
技術が作品よりも"前"に出ていて、作品の中味の無さを、
映像技術でごまかしているように見えて仕方がないからです。

しかし、VFX(映像効果)第一人者の山崎貴監督は、
この作品で最新の映像技術を駆使しているにもかかわらず、
技術の存在をほとんど感じさせずに、
昭和30年代という貧しかったけれど、温かく人情にあふれた
懐かしい風景を描いています。

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「才気の飛翔」と「賢者の深慮」

スマートシニア・ビジネスレビュー 2006年2月13日 Vol. 81

gouldピアニストのグレン・グールドが50年の生涯の末期に、26年ぶりにバッハのゴールドベルグ変奏曲を発表したとき、
音楽評論家の諸井誠が次の言葉を残しました。

旧盤が若い才気の飛翔だったとすれば、ディジタル録音による新盤は、賢者の深慮にもとづく確固たる造型と技巧の勝利であり、あらゆる音に奏者の意識が働いている。

このゴールドベルグ変奏曲の新盤は、
ちょうどCDが登場した頃と重なり、
CD初期の名盤として後世に残る演奏となりました。

しかし、その26年前に発表された演奏は、
若干23歳でのデビュー曲であり、
鮮烈な演奏としてセンセーションを巻き起こし、
奇才グールドの名を世に知らしめた
やはり伝説の演奏です。

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個性的なベビーブーマー

スマートシニア・ビジネスレビュー 2006年1月16日 Vol. 79

boomer1月3日から9日まで渡米し、多くのミーティングに参加して来ました。

ミーティング参加者の多くは、ベビーブーマー。
アメリカのベビーブーマーは、日本より年齢層が広く、
1946年から64年までに生まれた人を指します。

このうち、46年から55年生まれが
リーディング・エッジ・ブーマーと呼ばれ、
日本の団塊世代にあたります。

ミーティングに参加して改めて感心したのは、
参加者が皆自分の「語りのスタイル」を持っていて、
実に個性的なことです。
しかも男性だけでなく、女性もなのです。

たとえ前の人が極めて印象的な発言をしても、
あるいは暗い発言でしゃべりにくくなっても、
自分の番になるとあくまで自分のスタイルで語り、
相手に耳を傾けさせてしまう。
その場の雰囲気を支配する力を持っているのです。

こうした個性的なスタイルが、
いったいどこから来るのか改めて考えさせられました。

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団塊市場の不思議

スマートシニア・ビジネスレビュー 2005年12月25日 Vol. 78

dankai最近、大手企業の経営幹部の方向けに
講演する機会が増えています。
それで改めて気がつくのは、各社の社長、
経営幹部の方々に団塊世代が多いことです。

ほぼ一年後の2007年から団塊世代の最年長者の方が60歳になる。60歳がこれまでの標準的な定年年齢なので、経営幹部に団塊世代が多いのは当たり前なのです。

しかし、お話をしていると不思議な感じがします。
その理由は、経営幹部の皆さんの反応が
話の途中から変わっていくからです。

最初は経営者の立場で話を聞かれているのが、
途中からそう遠くない時期に退職されるご自身のことに
話を重ね合わせていらっしゃるようなのです。

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井上陽水が大学に行く日

スマートシニア・ビジネスレビュー 2005年11月21日 Vol. 77

danzetu井上陽水のデビューアルバム「断絶」を
久しぶりに聴く機会がありました。

古びたLPジャケットを取り出すと、
彼が、なぜ、歌手になったのかを記した
次の文章があることを思い出しました。

『思い起こせば昭和23年生まれの私の大学受験の時代は、
「ベビーブーム」という、悪魔のような言葉で
真に灰色にぬりつぶされたのでありました。

不幸は重なるもので、私の父は、
こともあろうに歯科医などという肩書きをもっており、
ふとどきにも、彼は男の子を私、一人しか作らなかったのであります。

ただでさえ難しい大学受験なのに、医歯系の大学へ入るということは、
もう、これは狂人の如き天才的頭脳の持ち主か、
又は一万円札でタバコを買い、 おつりをもらい忘れるような父親を持っている人でも安閑としていては、失敗することも充分に考えられる当時の受験地獄です』
(ポリドールレコード/井上陽水「断絶」ジャケットより)

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スマートシニアは増えたか?

スマートシニア・ビジネスレビュー 2005年11月1日 Vol. 76

ann-wrixon私は99年9月15日敬老の日の朝日新聞に
「スマートシニアと新市場」という論説を発表し、
次のとおり述べました。

ネット先進国の米国では、シニアのネット人口が
1300万人(ネット人口の16%)に上る。


↑米国シニアネット中興の祖、アン・リクソン

そして、ネットを縦横に活用して情報収集し、
積極的な消費行動をとる先進的な「スマートシニア」が増加している。

このスマートシニアは、
①日に一度、毎週十時間以上ネットを使う、
②若い世代よりネット通販に積極的である、
③市場で自分の声を積極的に発信する、
という特徴が米国での調査で分かっている。
わが国でもこのようなスマートシニアが増えている。

今後、このスマートシニアは先駆的な消費者として
多数の一般シニアの消費行動に影響を与え、
アクティブシニア市場をリードしていくと推察される。

この小論は、6年前のもので、
内容は今にしてみれば稚拙なものですが、
その時点での予感を述べたものでした。

それから6年たったいま、現実はどうなったでしょうか。

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66歳の落語家とピアニストとのデュエット

スマートシニア・ビジネスレビュー 2005年9月30日 Vol. 75

utamakura人気落語家の柳家小三治さんは、
本業以外の趣味が幅広いことで有名な人です。

その彼が「歌ま・く・ら」というピアノ伴奏による
独唱コンサートのCDを出しており、
少し前に聴く機会がありました。

正直、落語家による独唱コンサートなんて
全くイメージに合わないものだと思っていました。

ところが、1曲目の「平城山」の歌声が
聞こえてきた途端、様子が一変しました。

太く、深く、朗々と歌う歌声が、
私の気持ちをその演奏に正対させたのです。

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経験経済とシニアビジネス

スマートシニア・ビジネスレビュー 2005年9月5日 Vol. 74

keikenkeizai8年前のベストセラー「The Experience Economy」
(邦題:経験経済、ダイヤモンド社)の新訳版が
最近出版されました。

この本のテーマは
「経験経済の考え方にもとづく経験ビジネスの勧め」です。


モノ余りの時代は、すぐに競合商品が互いに真似しあい、
似たような仕様になります。

そして、商品差別化の猶予時間が どんどん短くなり、
その結果、最終的には価格競争になり、
体力勝負に陥ってしまいます。

たとえば、パックツアーのような商品は、
すでにコモディティ化しており、
激しい価格競争にさらされています。
こうした競争から脱却するための一つの手段が
「経験ビジネス」なのです。

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ナノコーポという働き方の意義

スマートシニア・ビジネスレビュー 2005年8月16日 Vol. 73

OLYMPUS DIGITAL CAMERA         私はこれまで拙著「シニアビジネス」はじめ、多くの新聞・雑誌でナノコーポ(nanocorp)という超ミニ企業がアメリカだけでなく日本でも50代から60代に増えている、ということを語ってきました。

ナノコーポとは、微細を意味するナノと法人のコーポレーションとの造語。

ナノコーポの定義は「Convergence of worker and company」。つまり「働く人」と「会社」とが一体化することです。社員が一人でも法人形態をとり、個人事業やボランティアとは一線を画します。

旧来型の会社組織ではなく、自分のこれまでのキャリアを活かし、
自分のやりたいことを仕事にして、他人に雇われずに、
収入を得ながら働き続けるスタイルです。

ナノコーポという言葉には、
「あくまで自分サイズの事業規模にこだわり、
拡大を目指さない」という意味が込められています。

アメリカ国勢調査局は、2002年現在で従業員がいない会社のオーナー、
つまりナノコーポを1760万人と見積もっています。
この数字は、アメリカの労働人口の約13.5%に相当します。

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