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アナログ名曲のデジタル化で見えるもの

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年10月9日 Vol. 109

analog-record-player出張が多い私は移動中に音楽を聴くことが多い。
最近はアップルのiPodで聴くのがもっぱらになっている。

しかし、ふとしたことから昔の名曲を聴きたい衝動に駆られることがある。その場合まず、iTunes (iPod専用の音楽ソフト)で該当の曲があるか調べる。ところがiTunesには最新の曲はたいていあるが、昔の名曲はまだ少ない。

次にアマゾンで該当の曲が入っているCDがあるか調べる。
この場合、大ヒット曲ならばCDが存在する確率が高いが、
そうでない場合は見つからないことが多い。

そうなると、自宅の押入れで眠っているアナログレコードを聴いてみたくなる。
従来アナログからデジタルへ信号を変換するには、
パソコンで特殊な操作が必要なものばかりだった。
しかし、最近はレコードプレーヤーのアナログ信号を簡便に
直接MP3というデジタル信号に変換できる道具が多く出てきた。

こうしてアナログ名曲をiPodで聴くことができると、これが実に新鮮だ。
だが、それは単に数十年前の名曲が懐かしいということにとどまらない。

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本当の2007年問題はこれから始まる

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年8月27日 Vol. 108

retirem_cover一時期、毎日のように耳にした言葉を
最近さっぱり耳にしなくなった。
「2007年問題」という言葉だ。

この言葉は、しばしば次のように表現されていた。
「団塊世代は2007年に60歳になり一斉に定年退職し、
大量のベテラン社員が労働市場から姿を消し、労働力不足、ノウハウ・技術継承、企業体力低下の問題を引き起こす」

「2007年問題」という言葉を耳にしなくなった理由は、
もう2007年になったからだろうか。
いや、そうではない。

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政治家に国民の声を伝える術・日米比較

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年8月1日 Vol. 107

ObamaAARP自民党の惨敗に終わった参議院選挙。
選挙後の各党に共通の発言は
「国民の声を真摯に受け止めよ」だ。

ところが、こうした発言が強調されるほど、
政治家が普段国民の声をいかに「聞いていないか」をかえって露呈している気がする。

政治家が我々の声を聞いていないのには二つ理由がある。

第一は、我々の声を政治家に届ける仕組みが未整備なこと。
第二は、我々の声が届いていたとしても政治家がまともに受け止めていないことだ。

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シリコンバレーのシニアビジネス

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年7月8日 Vol. 106

crbh-paloaltoシリコンバレーというとインテルやグーグルといったIT関連あるいはネット関連ビジネスの印象が強い。しかし、この地にはシニアビジネスの動きも案外多い。

たとえば、スタンフォード大学のそばにクラシック・レジデンス・バイ・ハイアット(CRbH)という全米でもトップクラスのコミュニティ型の高級シニア住宅がある。

こうした住宅は全米に2,200以上あるといわれているが、
このシリコンバレーにあるCRbHは群を抜いている。
特に驚かされるのは居室の大きさと価格である。

最も広い居室の面積は4,000平米。
日本の首都圏の一戸建ての標準サイズ100平米の
何と40倍の広さが共同住宅の居室の一つなのだ。

聞くと、入居者にとってこの居室に引っ越すことは
「ダウンサイジング(住む家を小さくすること)」とのこと。
ここに移る前に10,000平米以上の家に住んでいる人が
ターゲット入居者だという。

この居室の終身利用のための入居金は約4億8千万円。
これでも7つある居室のうち、4つがすでに埋まっていた。

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新天地ではばたく

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年6月12日 Vol. 105

kuwata-pirates39歳のオールドルーキー、
大リーグパイレーツの桑田デビューは
久しぶりに爽やかなニュースだった。

結果は最初の回を三者凡退で退けたものの、次の回でヤンキースのAロッドにホームランを打たれ、2失点。
本人いわく「苦いデビューだった」。

桑田デビューと同じ日に、レッドソックスの松坂と
ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソンが投げあった。
27歳の松坂に対して、ジョンソンは43歳。

このジョンソンが、元中日の川相昌弘と3年前の正月に
日本のテレビ番組で対談したことがある。
対談当時、ジョンソンは40歳。川相は39歳。
どちらも野球選手としては「引退適齢期」と呼ばれていた。

ジョンソンは腰痛を抱えながらも未だ現役。
松坂との投げあいでも一枚上手であることを見せつけた。

一方の川相は、その後移籍した中日でセリーグ優勝に貢献し、
2006年の日本シリーズ終了後に選手生活にピリオドを打った。

野球に取り組む姿勢やそのプレースタイルから、
川相を信奉する選手は多い。

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桜の季節の来客たち

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年5月14日 Vol. 104

OLYMPUS DIGITAL CAMERA         4月初旬に私の友人のアメリカ人15人が日本にやってきた。

彼らは皆エイジング分野の専門家である。
「高齢社会の未来を考えるなら、日本を見なければだめだ」と 私が常日頃言い続けてきたため、
「それじゃ、ぜひ、行ってみよう」と集まってくれた有志だ。

グループの平均年齢は60歳。
多くのメンバー自身が話題の「ベービーブーマー」である。
参加メンバーは、保険会社の研究所所長から老人ホームや
マーケティングの専門家と多種多彩。

しかし、その大半は日本に来るのが初めての経験。
日本語もほとんどできない。最高齢83歳の女性も一緒。
杖をついて歩く人もいた。

このユニークな(?)グループを率いて、
一週間の滞在の前半は「ビジネストリップ」。
東京を中心に複数の日本企業と老人ホーム三箇所を訪れた。
後半は日本の文化に触れてもらう「カルチャートリップ」。
京都を中心に比叡山・延暦寺まで足を運んだ。

今回このグループと行動を共にして改めて感じたことがある。
それは、外国人に日本を理解してもらうには、
本人に身銭を切ってもらい、
直接日本に来て自ら体験してもらうのがベストだということだ。

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長寿の国・沖縄の変化

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年3月12日 Vol. 102

okinawa先週、ジェロントロジー国際総合会議での発表のため沖縄に数日滞在した。

会議のなかで特に琉球大学平良一彦教授の話が面白かった。平良教授によると、沖縄は長い間、全国屈指の長寿県として評価されていたが、近年その評価が崩れつつあるという。

特に中高年の肥満率が高くなっているという。
男性は40代から60代の全国平均が29%なのに対して、
沖縄は40代が43%、50代が62%、60代が50%。
また女性は全国平均が40代で20%、50台で25%、60代で31%なのに対して、
沖縄はそれぞれ37%、48%、50%とかなり高い。

長寿の国として世界的に知られている沖縄で
なぜ、こうした変化が起きたのだろうか。

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団塊世代 日米比較

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年2月14日 Vol. 101

beatles以前、ある講演の場で「米国では2007年問題はあるのか」
という質問を受けた。

結論から言えば「ない」が答えである。

しかし、状況はもっと複雑なので、正確を期すために、
もう少し丁寧な説明をしたい。

まず、質問内容にある「2007年問題」から整理する必要がある。
2007年に他の年齢層に比べて数の多い団塊世代の最年長者が
60歳になり、一斉に定年退職することに伴い発生すると思われる
さまざまな問題をひっくるめて「2007年問題」と呼ばれてきた。

しかし、「2007年問題」と称して扱われる現象は、
実は2007年に突然起こるものではなく、2007年以前から起きていて、
2007年以降も起き続ける「連続的な構造変化」である。
このことは、拙著「団塊・シニアビジネス 7つの発想転換」はじめ
多くのメディアや講演の場でこれまで話してきたとおりだ。

次に、米国にはごく一部の職種を除いて「定年退職」という制度がない。
昔はあったのだが、AARPなどの働きかけのおかげで、
「雇用における年齢差別禁止法」が制定され、
雇用年齢上限が撤廃されたからだ。

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時間の経過と出会いの意味

スマートシニア・ビジネスレビュー 2007年1月22日 Vol. 100

mm-cover拙訳「いくつになっても脳は若返る」のなかに次のくだりがある。

人生の後半生において創造性を発揮する人には、
三つの基本パターンがある。
①遅咲きの人たち
②早咲きの人たち
③喪失体験が引き金となった人たち

遅咲きの人たちはおおむね65歳以降に、
それまで隠れていた創造性が花開く人。

早咲きの人たちは、20代や30代に創造性を発揮し、
成功を収めた人が、後半生にさらに花を開かせる人。

喪失体験が引き金となった人たちは、体の機能を失ったり、
愛する人を失ったりしたことで、創造性が花開く人。

人との出会いもこれと似たところがあると思う。

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20代学生によるシニアビジネスコンテスト

スマートシニア・ビジネスレビュー 2006年12月27日 Vol. 99

presentation先週、ある会社主催のシニアビジネスの
コンテストの審査員を務めた。

このイベントの面白いところは、
シニアビジネスのコンテストにも関わらず、
応募者が全て20代前半の学生だったことだ。

プレゼンテーションを拝聴した結果、
“ビジネスプラン”としては、実現性の詰めが甘いものが大半だった。
しかし、“ビジネスアイデア”として見れば、
斬新なものがいくつかあった。

私はいまでこそシニアビジネスの企画・事業化を生業としているが、
自分が20代前半の学生のとき、ビジネスプランなどというものを
考える機会はまったくなかった。

その当時の自分に比べれば、今回の学生たちの取り組みは
遥かに進歩したものに見えた。
私はこのコンテストでの発表を聴いて、彼らの将来が大変楽しみになった。

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