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Smart Aging 特集 The Next Silver Rush

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シニアについての「知の共同作業場」

スマートシニア・ビジネスレビュー 200336 Vol. 26

imagesCA9SE0P4_シカゴ来週3月12日から16日までシカゴでNational Council on the Aging (NCOA) American Society on Aging (ASA)の共催による、年に一度のジョイント・コンフェランスが開催されます。この集まりは、アメリカ人を中心に、シニアビジネス分野の関係者がのべ4千人参加するもので、その規模と内容において日本では例のないものです。

 

5日間の会期中に、多くのキーノートレクチャー、ツアー、展示会などが開催されます。ITバブルの頃は、この手のコンフェランスや展示会があると、日本の旅行会社が「○○視察団」と銘打って、数十人規模で押しかけたものでした。最近は長引く不況の影響もあり、視察団の数も激減しており、今回のジョイント・コンフェランスに対してもそのような動きはないようです。

 

しかし、仮に、視察団としてこのようなコンフェランスに参加し、キーノートレクチャーや展示会に参加したとしても 恐らく大した情報は得られないでしょう。

 

なぜなら、本当に有益な情報は「ワークショップ(Workshop)」にあるからです。 ここに参加しなければ、本当の意味で「参加」したことにはならないのです。

 

アメリカにおける、このワークショップとは、一体、どのようなものなのでしょうか?

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新市場の見つけ方

スマートシニア・ビジネスレビュー 200327 Vol. 25

images_カーブス_アメリカ2肥満大国アメリカは、その裏返しとしてフィットネス大国でもあります。フィットネスクラブの市場規模は約15千億円で、日本の5倍。会員数は33百万人で、日本のほぼ10倍。多くのクラブがひしめき、市場は飽和状態に見えていました。

 

しかし、ここ数年爆発的に店舗を増やし、現在、アントレプレナー誌の最速成長フランチャイズの第一位となっているフィットネスクラブがあります。その名前は「カーブス」。最近世界最大のフィットネス・フランチャイズとしてギネスブックにも登録されました。

 

アメリカには約1万8千店のフィットネスクラブが存在します。しかし、何とその28%にあたる5千店がカーブスなのです。さらに、今年の6月までにさらに千店のフランチャイズが開店するとのこと。つまり、4時間に1店の割合で新規フランチャイズが増えていく計算です。

 

しかも、驚くべきことに、顧客の平均年齢は50歳。なかには、100歳の人が通っている店もあります。従来型クラブの平均年齢が25歳なのと対照的に中高年が多いのです。

 

今年の1月に社名変更するまでの旧社名は「カーブズ・フォー・ウーマン」。

実は、カーブスは、女性専用フィットネスクラブなのです。

 

いったい、カーブスは、どのようにして中高年女性の心をつかんだのでしょうか?

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百歳のピアニスト

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003115 Vol. 24

imagesCAP0U05R_ミエチスラフ・ホルショフスキー出版不況といわれる中で、昨年120万部売れた「生き方上手」の著者 日野原重明さんが、90歳を越えた今も現役の医師として活躍されていることはよく知られています。

 

しかし、上には上がいるもの。約11年前の1992年3月に百歳のピアニストを記念するコンサートがアメリカで企画されました。

 

ただし、これは百歳の記念に親戚・友人が集まって演奏会を開くのではありません。百歳でなお現役のプロのピアニストが、音楽の殿堂カーネギー・ホールで、譜面なしに2時間ピアノを弾きとおすというものでした。

 

そのピアニストの名は、ミエチスラフ・ホルショフスキー。ポーランドのリヴォフ(現ウクライナ)生まれのこの人は、戦前ソリストとして活躍し、チェロの神様パブロ・カザルスとの邂逅を得た後、カザルスの良き共演者としてその名を馳せた知る人ぞ知る伝説の大ピアニストです。

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シニアエンジェルの"浄財"が起業家を育む

スマートシニア・ビジネスレビュー 2002129 Vol. 23

images_出光佐三一般にベンチャーキャピタル(VC)は創業を目指す起業家への最初の資金提供者とみなされています。しかし、相応の売上高がある、あるいは社会的注目度が高いなど「ある程度の実績・期待値」がない企業には通常VCは投資しません。

 

したがって、創業1年以内程度のスタートアップ企業に対するVCからの投資は極めて少ないのです。会社立ち上げ期で最も資金的支援を必要とする時期に投資されにくいというのが日本のベンチャービジネス立ち上げ期の皮肉な現実です。

 

このようなスタートアップ企業に対して、個人投資家(エンジェル)とのお見合いの場を通じて出資機会を作る動きが盛り上がっています。東京青山に本部を置く任意団体の日本エンジェルズ・フォーラム(NAF)がその中心。NAFは日銀出身でIMFや国際決済銀行に勤務経験をもつ井浦幸雄さん個人のパソコンネットワークから始まった草の根グループです。

 

エンジェル投資家には60代、50代のシニア層が多く、増加しているのが特徴です。最近のNAFによる調査では、エンジェル100人による過去5年間の投資総額は14億円。つまり一人あたり1400万円投資したことになります。

 

総務省「平成12年貯蓄動向調査」によると、日本人の年齢別金融資産残高は65歳以上で平均2500万円。一方、投資家の金融資産高は3000万円未満の層が44%と最大となっています。意外なことにエンジェル=スーパーリッチというわけではないのです。

 

そのような「ほぼ普通の人たち」が保有する個人金融資産の約半分をスタートアップ企業に投資していることになります。

 

なぜ、スーパーリッチでないシニアがエンジェル投資をするのでしょうか?

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団塊世代は引退するか?

スマートシニア・ビジネスレビュー 20021118 Vol. 22

imagesCAS51N8E_soho_2_1先週の某週刊誌で「団塊世代が引退する日」いうタイトルの特集がありました。

 

「定年後」「第二の人生をいかに過すか」の類の書物、記事は以前からいろいろありましたが、最近とりわけ団塊サラリーマンの「引退後」を扱うものが目立つ気がします。団塊世代が人口のボリュームゾーンであり、市場における影響力が大きいと思われているからでしょう。

 

一方、アメリカには日本の団塊世代にあたる「ベビーブーマー世代」が存在します。ただし、団塊世代が47年生まれから49年生まれの人たちを呼ぶのに対して、ベビーブーマー世代は47年生まれから64年生まれの人たちのことを呼びます。

 

この世代の人数は7千6百万人と巨大で、彼らの市場動向は、日本での団塊世代に対する扱い以上に多くの市場関係者が注目しています。

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フラットな関係性でのリーダーシップ

スマートシニア・ビジネスレビュー 20021022 Vol. 21

imagesCA4WAK0D_ハートフォード_2少し間があいてしまい、申し訳ありません。実は先月下旬から先週まで久しぶりにアメリカに滞在しておりました。久しぶりのアメリカは円安が進み、ガソリン以外の全ての物価が高く感じられました。

 

しかし、閉塞感が漂う日本と異なり、スケールの大きいアメリカでの滞在はいつもながら大変爽やかです。そして、今回の滞在は多くの素晴らしい人々との出会いに恵まれ、実り多いものとなりました。

 

その中で印象に残ったものの一つが、コネティカット州のある団体です。興味深いのは、コミュニティのリーダーとして活躍してもらうことを目的に、退職シニアに対して「リーダーシップ教育」を実行していることです。

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リフレピット エネに見る百貨店の新たな試み

スマートシニア・ビジネスレビュー 200295 Vol. 20

images_メイク大阪梅田の阪急百貨店に710日に開店した「リフレピット エネ」という店舗が話題になっています。

 

これは「リラクシング&ビューティー」をテーマにした5つのエステ、美容サロン、メークスタジオとカフェを集めたものです。

 

ここが話題になっている最大の理由は「女性専用」であることです。

 

男性は入り口前の渡り廊下で入店を断られます。近年女性専用列車が走ったり、アメリカやイギリスで女性専用のフィットネスクラブが大流行したりしていることもあり、「女性専用店舗」ということだけでも頻繁にテレビや雑誌に取り上げられています。

 

しかし、この店舗を開設した真の狙いは「女性専門」であることをPRすることではなく、むしろ別のところにあるようです。

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「日本版SCORE」の設立を

スマートシニア・ビジネスレビュー 200282 Vol. 19

images_SCORE以前スマートシニア・ビジネスレビュー Vol.13で、「シニア・ナレッジ・ネットワーク」という考え方を提案しました。

 

これは、企業人として長いキャリアをもち、何らかの能力を有するシニアを「シニア・ナレッジ・ネットワーク」として組織化し、ベンチャー企業成長の支援者として活躍できる仕組みをつくることが、ベンチャー企業とシニアの双方にとって有益だ、という内容でした。

 

実はこの考えと似たような仕組みがアメリカには1964年から存在しています。米国中小企業庁が中心となり全米に展開する「SCORE」と呼ばれるNPOです。

 

ベンチャー企業のインキュベーションに「シニアの智恵」を活用する仕組みが全米規模で存在することに、アメリカの起業文化の層の厚さを感じます。

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リタイア後に住む「最適な場所」

スマートシニア・ビジネスレビュー 2002716 Vol. 18

boulderjpg-thumb_コロラド州ボルダー_2地理学者のウォーレン・ブランドの「Retire in Style」という本が昨年発売後、爆発的に売れました。内容は米国中でリタイア後に住むのに適する50の場所を12の評価基準をもとにランク付けし、その理由を整理したものです。

 

それによると、最も点数の高い場所は、コロラド州ボルダーでした。

 

ボルダーは、日本では最近では有森裕子や高橋尚子などの女子マラソン選手がキャンプをする所として有名になりましたが、まだ日本人にはなじみの薄い所のようです。

 

このボルダーが実は全米で2番目にヒッピーが多いことはあまり知られていません。コロラド大学ボルダー校を中心に大変学生の多い街で、若者が多いことがその大きな理由となっているようです。

 

ちなみにコロラド大学ボルダー校のレベルは結構高く、2001年度のノーベル物理学賞受賞者も輩出しているほどです。

 

それにしても、普通はリタイア後に住む街としてフロリダ、アリゾナ、南カリフォルニアなどが真っ先に挙げられるのですが、なぜ、この学園都市のような街がリタイア後に住むのに適する第一位に挙げられたのでしょうか?

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日本におけるシニアのホームエクスチェンジの可能性

スマートシニア・ビジネスレビュー 200272 Vol. 17

imagesCAAKFCXZ_シニアホーム_2米国や欧州には、50歳以上の人で希望の休暇期間と行き先が一致した家族どうしが家を交換するという「シニアズ・ホーム・エクスチェンジ」というサービスがあります。利用者の多くが、年に3回から4回この仕組みを利用して旅行をしています。

 

シニアズ・ホーム・エクスチェンジのサービスには、「家の交換」と「オプション付きの家の交換」があります。

 

前者は、同じ時期に滞在を希望する場所・家がマッチした場合、当事者どうしで交換が行われます。車、ボート、ゴルフカートなど家以外の設備の交換もあり得ます。実際、エクスチェンジ先の車のレンタルを利用する人は会員の57%に上ります。

 

後者は、居住者が食事の世話や地域の案内を行う、いわば、ホームステイのようなものです。

 

自分が他の会員の家に興味を持った場合、その逆に他の会員が自分の家に興味を持った場合のみ、シニアズ・ホーム・エクスチェンジは電子メール、ファクス、電話番号を伝え、それから後のコンタクトは当事者同士のやりとりとなります。

 

利用者側のメリットは大きく二つあります。

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