小口醤油に見るシニアシフト商品のきめ細かさ

ちょっと一息 201314

ヤマサ醤油CS商品画像今日発表された2012年日経優秀製品・サービス賞で、私が一番気になったのは『ヤマサ醤油 鮮度の一滴シリーズ』でした。

 

この商品は、単身世帯の増加に対応とありましたが、私には既存の大きな容器では量が多すぎて不便な高齢者世帯向けの「シニアシフト」商品に見えました。年を取るにつれて食事の量が減るという身体の変化と家族人数が減るという家族構成の変化にマッチしているからです。

 

さらにパウチ袋というのを採用しているのがミソです。これは二重構造で注ぎ口が薄いフィルムになっていて、醤油を注ぐときは口が開き、容器を立てるとフィルム膜がぴったり閉じます。

これにより残った醤油が空気に触れにくいため、酸化せず、味の劣化を防いでいます。こうしたきめ細かい技術はいかにも日本企業らしい。

 

こんなニッチな商品が売れるのかと思いきや、11年は15億円売れたとのこと。12年はもっと売れているはず。

新市場のヒントは常に身近な「不(不安・不満・不便)」の解消にあることを再認識します。
 

 

 

参考:シニアシフトの衝撃(ダイヤモンド社)

 

 

 

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