時間消費の場所だからモノが消費されるわけではない

スマートシニア・ビジネスレビュー 201315 Vol.188

渋谷ヒカリエ今日の日経に「渋谷ヒカリエ首位に 首都圏の商業施設集客力」という記事がありました。昨年開業した渋谷ヒカリエや東京スカイツリーのソラマチなどが好調とのことです。

http://s.nikkei.com/138VqQv

 

好調の理由として「時間を消費する場所に進化させたこと」と記事にはありました。しかし、ここで考えるべきは、いったい「どういう」時間消費の場所になっているのかです。

 

というのは、時間消費だけではモノの消費は生まれないからです。たとえば、退職シニアは図書館によく行きます。図書館ではタダで新聞が読めるからです。ところが、新聞を読み終わるとそのまま寝ている人が多い。時間消費しても何も消費が起きない典型例です。

 

時間消費がモノ消費につながるためには仕組みが必要です。そのカギは「連結連鎖」消費モデルであること。スーパー銭湯がその代表例です。1つの消費をすると、それが次の消費を促す。これらを連結することで連鎖的に消費が発生し、時間消費がモノ消費に直結します。

 

こうした連結連鎖が起きやすいのは、時間消費プロセスに身体の「新陳代謝」が起きやすいプロセスが存在する場合です。私たちは、汗をかいて、エネルギーを消費すると、水や食料を補給したくなります。そこにタイミングよく、必要とされるものを提供すれば、何のわざとらしさも嫌味もなく、お金が落ちるモデルになるのです。

 

このように時間消費ビジネスの勘所は「連結連鎖」と「新陳代謝」にあります。時間消費の場所をつくればモノが消費されるわけではありません。時間消費の結果、何が起きるのかに目を向けるべきなのです。

 

 

参考:

シニアシフトの衝撃(ダイヤモンド社)
第6章  時間消費を勘違いするな――コト消費からモノ消費への正しい方法

 

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