アメリカの変革、もう一つの視点

スマートシニア・ビジネスレビュー 2009年1月22日 Vol.124

obama正月明けから半年振りにアメリカに出張した。オバマ大統領就任式の直前には首都ワシントンにもいた。

 

不景気の波はアメリカ中で見られた。

首都ワシントンの街を歩くと「入居者募集」の看板のついた事務所の空室がやたらと目に付いた。

 

タクシーの運転手は「リストラでレイオフが増え、

客が半分になってしまった」とぼやいていた。

 

現地は最高気温が零下6度、最低気温が零下15度で

北海道よりも寒かった。

不景気のせいか、空気が余計冷く感じた。

 

こうした暗いムードが漂うなかでの人々の一点の希望は、

オバマ新大統領の登場だ。

 

アメリカ人のオバマに対する期待が

本当に大きいことを至る所で感じた。

それは大統領就任式に空前の人数が

集まったことにも現れている。

 

だが、あまりに高い期待を戒める声も聞こえてくる。

大統領就任式の2日前にアメリカ人の友人が送ってきた

次の文章が印象に残った。

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アメリカ大統領選挙と高齢者の関係

スマートシニア・ビジネスレビュー 2008年11月6日 Vol. 122

obama-08electionなぜ、オバマ氏がアメリカ大統領選挙で勝ったのか。
直接的な理由は、選挙人が多い激戦州を制したからだ。

選挙人とは形式上、間接選挙制をとるアメリカ特有の制度だ。
アメリカでは有権者がその州の選挙人を選び、
選挙人が正副大統領を選ぶようになっている。

有権者が投票するのは正副大統領候補であるため、
直接選挙とあまり変わりない。
ただし、その州でトップになった候補は、
その州の選挙人を丸取りできるという制度である。

選挙人が多い激戦州とは、多い順に①フロリダ州(27人)、
②ペンシルバニア州(21人)、③オハイオ州(20人)、
④ミシガン州(17人)、⑤ノースカロライナ州(15人)である。

2000年の大統領選では、フロリダ州の結果で共和党の勝利が決まった。
2004年ではオハイオ州の結果で勝敗が決している。
今回の選挙では、現時点(日本時間6日8時現在)で開票結果が出ていない
ノースカロライナ州を除く激戦州上位4つをオバマ氏が制したのである。

なぜ、オバマ氏はこうした激戦州で勝利できたのだろうか。

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年金のない成長国・シンガポール

スマートシニア・ビジネスレビュー 2008年5月7日 Vol. 117

singapore日本では相変わらず年金制度を巡る混乱が続いている。堺屋太一氏は『社会年金制度は、近代工業社会が生み出した最後の、そして多分最大の「怪物」』と言っているが、同感だ。

現状のような不合理で、でたらめの運営がまかり通っている制度は なくしてしまえ、という意見を最近多く耳にする。

多くの役人は「世界の主要国で公的年金のない国はない」と説明する。
だが、これは正しくない。公的年金がない主要国は存在する。
シンガポールがその一つだ。

シンガポールには公的年金制度がない代わりに
CPF(Central Provident Fund) と呼ばれる
国による強制預金制度がある。

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AARPの年金改革反対活動が示すもの

スマートシニア・ビジネスレビュー 2005年3月24日 Vol. 66

ASA先週までアメリカで毎年開催される
ASA/NCOA ジョイントコンファレンスに出席してきました。

エイジング分野の関係者延べ4千人が参加する
このコンファレンスの圧巻は、初日にAARPが開催したゼネラルセッションでした。

朝8時からの開始にもかかわらず、
700人以上収容の大ホールは満席。
参加者の多くは、AARPの会員の50歳以上の人たちで、
2時間のセッションは、終始熱気に溢れていました。

AARP作成による
「Our Future. Our Fight.(我々の将来。我々の戦い)」
という冊子が配布された会場は、
まるで決起集会のような雰囲気でした。

この雰囲気の最大の理由は、
今年のテーマがソーシャル・セキュリティ、
つまり公的年金制度だったからです。

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シルバー、シニア、サードエイジをめぐる話

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004年4月12日 Vol. 48

the-third-age-225x300中高年を対象とする市場を語る時に、どういう言葉が相応しいのかわからない、という質問を時々受ける。

80年代から90年代まではシルバービジネス、シルバー市場、などシルバーという言葉が多かった。だが、このシルバーには、かつてのシルバーシートやシルバーコロンビア計画のように、年長者を社会的弱者とみなす意味合いが強かった。

ちなみに、この言葉は和製英語であり、
アメリカやヨーロッパでは、
中高年市場の言葉としては使われない。

一方、1999年から2000年頃から、
シニア(senior)という言葉が多く使われるようになってきた。
このseniorという英語には、いくつかの意味がある。

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