「まだ先」ではなく「元気なうち」に検討する

5月18日 朝日新聞 高齢者と住まい 第52回

朝日新聞のロングラン「高齢者と住まい」に前回に続きインタビュー記事が掲載されました。

この特集は、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅など、シニアの住まいに関する知識を読者に提供するものです。担当の方が拙著「親が70歳を過ぎたら読む本」を読まれたのがきっかけで、今回のインタビューが実現しました。

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重要なのは、施設経営者の思いを伝えること

あいらいふ 9月号 私の「介護・医療記事」の読み方

airaifu160825介護事業者向け雑誌 あいらいふ9月号の『私の「介護・医療記事」の読み方』にインタビュー記事が掲載されました。最近有料老人ホームでの事故や不祥事のニュースがメディアで報道される例が増えています。高齢者住宅や介護事業の経営者が自ら経営理念を語る例は一部を除くとまだ少ないと思います。介護事業の経営者がメディアにどう対処すべきかというインタビューを受けましたので、私の考えをお話ししました。

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親の介護―老人ホームを探す② 安心して入れそうなホームの評価ポイントは?

解脱2月号 連載 スマート・エイジングのすすめ 第14回

gedatsu1602「すべての人が満足できる老人ホーム」というのはありません。しかし、「ここなら安心して入れそう」と判断できる評価ポイントは、(1)ホーム長の能力、(2)介護リーダーの能力、(3)入居率、(4)ホームの雰囲気、(5)入居者と家族の評価です。

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親の介護―老人ホームを探す①

解脱10月号 連載 スマート・エイジングのすすめ 第13回

解脱会_掲載_160104ある日、突然やってくる老親の介護

親が70歳を過ぎたら元気なうちにやるべきことは、親が将来、要介護や寝たきりになったときにどこに住むか、そのための情報収集を始めることです。

こういう話を40代、50代の人にすると、「ウチの親はまだ元気だから、そのときになったら考えればいいですよね」、「そんなことは、親が勝手に決めればいいことでしょう」などといった反応が返ってきます。

ところが、現実にはそれでは済まないのです。なぜなら、元気だと思っていた親が突然、病気や事故で入院し、要介護や寝たきり状態になると、あなたの生活が激変する可能性が大きいからです。

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東北大学が高齢者住宅・介護施設管理者養成コースを開講します

9月30日 東北大学加齢医学研究所附属スマート・エイジング国際共同研究センター

samsカリキュラム東北大学加齢医学研究所附属スマート・エイジング国際共同研究センターは、10月より「スマート・エイジング・マネジメント・スクール東京」を開講することになりました。

当センターはすでに本年4月に民間企業の健康寿命延伸ビジネス支援を目的とした「スマート・エイジング・カレッジ東京」を開講し、47社の参加を得て運営しています。

「スマート・エイジング・マネジメント・スクール東京」は、高齢者住宅・高齢者介護施設の管理者層が、複雑化する高齢者住宅・施設運営のマネジメントを学ぶ場として開講するものです。

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最近目にする「CCRC」という言葉

保険毎日新聞 連載 シニア市場の気になるトレンド 10

ccrc「CCRC」という言葉を目にすることがある。CCRCとはContinuing Care Retirement Community(継続介護付きリタイアメント・コミュニティ)のことで、主にアメリカで発達した高齢者居住コミュニティのことだ。

 

最近、政府が高齢者の都会から地方への移住を支援する方針を打ち出した。地方にバリアフリーの高齢者向け住宅をつくり、健康なうちに地方に移り住んでもらい、退職後の第二の人生を楽しめるようにするというものだ。実はこのモデルにしているのがCCRCなのである。

 

政府は高齢者住宅の建設や運営費を補助するほか、移り住んだ場合の助成金の拡充を検討している。地域を絞って規制緩和する「地方創生特区」の指定も視野に入れている。半年間、お試しで移り住んでもらえるよう入居費を補助する案も浮かんでいる。地方への高齢者移住を支援することで地方の活性化を図ろうというのが狙いだ。

 

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15年のシニア消費はこう読め

シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第94

格安スマホ例1.14年のヒット商品から読むシニアのニーズの背景

 

実消費で100兆円以上、私の試算で正味金融資産482兆円という世帯主60歳以上のシニア市場には大きな潜在力がある。一方、シニアの財産構造はドラスティックな構造変化が起きにくい。このため、15年のシニア市場を読むには、14年のヒット商品の背景を深く理解することが有用だ。

 

格安スマホ

 

格安スマホは14年の流行語の一つに挙げられた。主たる購入者はシニアだった。口火を切ったのは、既存の大手キャリアではなく、小売業のイオン。昨年4月、端末代と通信料合わせて2980円で発売した格安スマホに多くのシニアが飛びついた。

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介護ロボット普及のための課題と対策

保険毎日新聞 連載 シニア市場の気になるトレンド 第9回

本連載第8回ではアジアで台頭するシニア市場について述べた。そのアジアから日本のシニア住宅や介護施設の見学が相次いでいる。最近は、日本で開発が進んでいる介護ロボットについての見学依頼も増えている。

 

一方、世界で先んじている日本ですら本格的な普及のためにはまだ多くの課題がある。以下に利用者の立場での課題と対策について整理する。

 

     1.    利用者の立場から見た課題と対策

 

実際に介護ロボットの利用者となる高齢者施設や老人ホームの現場の声を聴くと、次の課題が浮かび上がってくる。

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認知症・寝たきりを防ぐ 親のヘルスケア&チェック

からだにいいこと 20152月号 どうする?40代からの「親とのつきあい方」 

cover祥伝社発行の30代、40代女性向け雑誌「からだにいいこと」2月号の特集、どうする?40代からの「親とのつきあい方」に私へのインタビューを基にした特集記事が掲載されました。

 本特集のもとになっている拙著「親が70歳を過ぎたら読む本」の冒頭部分を下記にご紹介します。

 

**************************

 

厚労省の調査によれば、入院や外来で治療を受ける「受療率」や「要介護認定者数」は70歳を過ぎると急増しています。また、認知症の「出現率」も70歳から5歳年齢が上がるごとに倍増していきます。

 

このように70歳を過ぎると、病気による入院、認知症の発症、介護の必要性が増え、死亡の確率も大きくなります。その結果、老人ホームや介護施設の探索・入居、死去による遺産相続などに伴う問題が起きやすくなります。

 

しかし、こうした高齢期の親に関わる諸問題はすでにお気づきのように、実は親だけの問題ではありません。むしろ多くの場合、子供である「現役世代とその家族の問題」になります。

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介護ロボット普及のための課題と対策、将来展望

Journal of Clinical Rehabilitation 12月号

12月号1 医歯薬出版が発行している医学系学術雑誌Journal of Clinical Rehabilitationのシリーズ連載「障害者のリハや介護に役立つテクニカルエイドと環境整備」の連載第二回が掲載されました。

 

介護ロボットへの期待は、国内はもとより海外の介護事業者が高い関心を示しており、106日に行われたAAIF in Japanでも午後のセッションの大半は介護ロボットについての話でした。

 

また、昨日(24日)来日したフランス企業視察団も日本の介護ロボットに高い関心を示しているようです。

 

寄稿の内容は次の通りです。

 

1.       利用者の立場から見た課題と対策

(1)    情報面での課題

     介護ロボットのことがよくわからない

     活用実績・事例がわからない

(2)    機能面での課題

     現場ニーズと乖離している

     使用準備などに手間がかかる

     安全性に不安がある

(3)    経済面での課題

     価格が高い

     人が介在しないと使えず、費用対効果がみえない

(4)    業務面での課題

     現場の業務フローが画一的でなく、ロボットでの作業になじまない

     業務効率の追求が必ずしも歓迎されない

(5)    意識面での課題

     経営改善のために介護ロボットを使う意識が希薄

     きめ細かな作業の介護は所詮ロボットには無理という意識が強い

 

2.      ロボット開発者における課題

(1)    介護従事者をロボットで代替しようとする

(2)    ロボットでの作業を全自動化しようとする

(3)    自社技術の誇示が自己目的化する

 

3.       将来展望

 

12月号2ここまで介護ロボットの普及に必要な課題と解決策を述べた。あとはこれらを地道に実行し、実績を積み上げることが必要だ。そのうえで、さらに重要なことを述べる。

 

先述の通り、かつて建設ロボットの開発・普及に取り組み、日本発の非薬物認知症療法「学習療法」の米国への輸出に取り組んだ経験から言えることは、介護現場へのロボット導入の究極ゴールは、その導入によって介護の質が劇的に変わることである。

 

つまり、導入によって介護される人がスタッフに介護される負い目を感じることがなくなったり、認知症の症状が改善したりして、導入前よりも笑顔が多くみられるようになり、スタッフに感謝の気持ちを表現できるようになることだ。

 

そして、介護するスタッフも重労働が減り、腰痛から解放されることで元気になり、介護される人から「あなたのおかげで気持ちよく過ごせるわ。ありがとう」と感謝されることで、仕事に対するやる気が増すことである。

 

このような感謝の気持ちのキャッチボールにより、介護する人とされる人との関係性が改善し、より深まっていく。その結果、介護現場全体の雰囲気が良くなっていくことで、介護施設の経営が改善していく。

 

こうした好循環の中核に介護ロボットが位置づけられるように開発・改善していくことが、ロボット開発者が目指すべき姿である。このような思想で開発された介護ロボットは、前号で述べたシニアシフトが世界中に広がるにつれ、必ず世界各国から求められるようになるのは間違いない。

 

日本の高度な技術力と日本人の細やかで温かいマネジメントこそが介護ロボットの価値の神髄なのだ。

 

 

ご興味のある方は本誌で全文にお目どうしいただき、忌憚のない感想をお聞かせいただければ幸いです。

 

 

Journal of Clinical Rehabilitation 12月号のページ

 

 

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