消費増税の真の目的は社会保障の充実にあらず

410シルバー産業新聞連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第85

消費増税新聞記事消費税を10%に増税しても焼け石に水

 

この号が出る4月には消費税が8%に増税になっているだろう。増税の目的は社会保障の充実と言われる。しかし、果たしてどれだけ効果があるのかをきちんと理解している人は案外少ないようだ。

 

消費税率を5%から10%にアップした場合、金額では年間13.5兆円の税収アップとなる。このうち、約4%10.8兆円を社会保障費に回すことになっている。

 

ところが、この分だけ毎年度の国債発行は減らせるが、新たに年金や医療介護費に回せる分はない。残る約1%分の2.7兆円は、子育て支援などの社会保障の充実に回すことになっている。

 

つまり、消費税を10%に増税しても焼け石に水なのが実態なのだ。ましてや8%の増税ではそれ以下である。

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親が70歳を過ぎたら読む本: Kindle有料タイトル福祉分野1位、総合89位

Amazon Kindle月替わりセール

キンドル89位拙著「親が70歳を過ぎたら読む本」がKindle月替わりセールに選ばれ、430日までの限定ですが割安価格で購入できます。

 

このせいもあり、Kindle有料タイトルの福祉分野で1位、社会学分野で10位、総合でも89位までランクが上がっています。

 

この本は、東日本大震災の1か月前、20112月に上梓しましたが、おかげさまで4刷を超えるロングセラーとなっています。その時に次のメッセージを書きましたので改めて再掲させていただきます。

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高齢契約者の認知症の増加にどう対応するか

保険毎日新聞 連載 シニア市場の気になるトレンド 1

自工会_いきいき運転講座_交増える高齢契約者と認知症

 

シニア層は若年層に比べ、とりわけ健康不安と経済不安が強い。このため、60代になって退職をきっかけに死亡保険を解約する代わりに、医療保障や介護保障に加入する例が多い。また、かつてアリコ(現メットライフアリコ)が「はいれます」という50歳以上でも加入できると保険商品を発売して以来、各社が追従した結果、シニア層の保険契約者が著しく増えた。

 

しかし、その結果、保険会社はいま新たな課題に直面している。保険契約者の高齢化が進み、多くの契約者が認知症になりつつあるのだ。本人による対応ができなくなり、トラブルが増えている。たとえば、本人に代わって保険会社に連絡してくるのが親族や介護事業者のヘルパーさんだったりする。なかには、遺品回収業者から連絡が来ることもある。

 

こういう場合の問題は、連絡者が契約者になりすましてきたり、親族でも契約者自身の意志と関係なく連絡してくる場合があることだ。これに対応して現場では支払いの過程で本人確認などの作業が増えている。こうした作業負担が増えると、保険会社にとってはコストアップ要因となり、看過できない。

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異例のヒット、上映延長決定 認知症改善ドキュメンタリー映画

スマートシニア・ビジネスレビュー 2014324Vol.202

bokujohnアメリカのお年寄りが認知症の改善に取り組む様子を描いたドキュメンタリー映画「僕­がジョンと呼ばれるまで」が、公開20日で観客動員数1万人を突破しました。

 

31日から、宮城・仙台や東京、大阪などで上映が始まり、20日までに、全国9都市­1266人を動員。ドキュメンタリー映画としては異例のヒットとなっています。

 

この映画は、アメリカの高齢者介護施設に住むお年寄りが、薬を使わない認知症療法の「学習療法」によって症状が改善し、失いかけた家族との絆を取り戻す様子を­描いたものです。すでにご覧になった方々からは多くの心温まるメッセージが寄せられています。

 

映画への反響が大きいため、東京、大阪、仙台で異例の上映延長が決まったそうです。また、329日より名古屋と京都で、4月からは神戸と横浜で、さらには青森でも上映が始まるとのことです。映画人口の減少が言われるなか、ドキュメンタリー映画としては異例の上映延長らしいです。

 

実は映画の舞台は、これまで何度かこのブログでも紹介してきた通り、私ども東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターとくもん学習療法センターが共同で進めている学習療法の海外展開の一環として20115月からアメリカ・クリーブランドで実施した科学的実証の過程です。

 

アメリカで学習療法が立ち上がった日

 

高齢化する世界と学習療法の未来


この過程を
仙台市に拠点を置く仙台放送が映像を記録し、ドキュメンタリー映画に仕上げたのです。

 

映画は2013年にアメリカで先行して公開され、アメリカンドキュメンタリー映画祭で観客賞(外国作品)を受賞しました。この観客賞は国内作品と外国作品に分かれますが、いずれもグランプリの位置づけです。日本の会社が制作したドキュメンタリー映画がグランプリを受賞したのは、これが初めてだそうです。

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消費増税は社会保障の充実にどれだけ効果があるのか?

不動産経済 連載シニアシフトの衝撃 第5

消費税使い道10%増税も焼け石に水

 

この4月から消費税が現状の5%から8%に増税になる。増税の目的は社会保障の充実と言われるが、果たしてどれだけ効果があるのだろうか。

 

消費税率を現状の5%から10%にアップした場合、金額では年間13.5兆円の税収アップとなる。このうち、約8割にあたる10.8兆円を社会保障費に回すことになっている。

 

ところが、この分だけ毎年度の国債発行は減らせるが、新たに年金や医療介護費に回せる分はない。残る2.7兆円は、子育て支援などの社会保障の充実に回すことになっている。

 

つまり、消費税を10%に増税しても焼け石に水なのが実態なのだ。ましてや8%の増税ではそれ以下である。

 

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世界中で起きつつあるシニアシフトと広がる市場機会

保険毎日新聞連載 保険業界はシニアシフトにどう対応すべきか?第12

香港街並み世界から注目されている日本のシニアビジネス動向

 

日本の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は、2013年現在、推計で25・1%に達した。この数値は世界一である。この「超高齢社会・日本」の動向は世界各国から注目されている。

 

私は、直近の3年間だけでも、アメリカ、イギリス、ドイツ、スイス、韓国、シンガポール、香港で開催された国際会議やカンファレンスに何度も招待講師として招かれている。また、EUやスウェーデン大使館、イタリア大使館などから講演会に招かれる機会も何度かあった。

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シニアシフトの衝撃―超高齢社会をビジネスチャンスに変える方法

平成25年度日本共済協会セミナー 講演録

共済と保険_2014年3月号_表紙1.加速化が止まらないシニアシフトの流れ

 

今、日本中で何が起こっているでしょうか。また、なぜ企業活動のシニアシフトが注目されているのでしょうか。

 

最初に3つ、質問します。1つ目、2011年、赤ちゃん用の紙おむつ市場は1400億円ありました。2012年の大人用紙おむつ市場はどのくらいになったでしょうか。正解は1500億円です(ユニ・チャームの調査によれば1650億円)。日本では子供用の紙おむつよりも大人用の紙おむつ市場のほうが大きいのです。

 

2つ目の質問です。2012年4月、リカちゃん人形ファミリーに新しいキャラクターが登場しました。それは誰でしょうか。正解はおばあちゃんです。初代リカちゃんと遊んでいた女の子が、いまでは孫娘と一緒にリカちゃん人形で遊ぶ時代になったので、おばあちゃんの人形を加えたら、おばあちゃん達が買って売り上げも伸びました。

 

シニアに物を買って欲しかったら、シニアだけでなく、子どもや孫との関係も見なければいけないということです。

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BSジャパン(テレビ)「日経プラス10」にコメンテーターで生出演します

20143322:00より BSジャパン

日経プラス103322:00よりテレビ東京系のBSテレビ、BSジャパン「日経プラス10にコメンテーターとして生出演することになりました。

 

日経プラス10は、BSジャパンが日本経済新聞社、日経BP社、日経CNBCがテレビ東京と協力して制作するニュースショー番組です。

 

33日の週は「シニア先進国ニッポン」をテーマに、あらゆる角度から日本のシニア問題について聞く特集だそうで、その第一回目に登場することになりました。

 

3日月曜日の番組では、ダスキンの山村輝治社長と私とで「多様化するシニア市場対応の鍵は」と題して、じっくりとお話しする予定です。

 

内容は、まずダスキンが取り組んでいるシニア向けビジネス、ホームインステッドについて、いろいろと意見交換したのち、シニア市場の特徴や最近の動向、そしてシニア向けビジネスの未来についてお話しする予定です。

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学び続ける勧め

毎日新聞 31日 連載 村田裕之のスマート・エイジング  11

sa1403東北大で本連載のタイトルを冠した「スマート・エイジング・カレッジ」の運営に携わっています。従来の大学の講座とは少し違って、受講生100人は公募による350人以上から選抜された社会人。うち50人が60歳以上、残り50人も50代、40代、30代がそれぞれほぼ同数で、大学院生も参加します。

 

隔週に一度、60分の講義が二つあり、加齢医学を中心に、教育学、文学、経済学、栄養学なども含め幅広い分野が学べます。

 

午後には個別テーマによるゼミを開きます。私のゼミでは拙著「親が70歳を過ぎたら読む本」を教科書に、どうすれば老親の介護、認知症、老人ホーム選びなどのトラブルや親の死後の相続トラブルを予防できるかがテーマです。毎回、受講生の体験発表をケーススタディにして解決策を討論します。

 

受講生の年齢は4080代。親子世代で一緒に考えるのがミソです。例えば、複雑で込み入った相続トラブルのケースについて、親子それぞれの立場の意見が共有でき、受講生には大きな刺激となっています。

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BS11「本格報道INsideOUT」にシニアビジネスの解説で生出演します

201422621:00より BS11生放送

INsideOUT22621:00から放送のBS11「本格報道INsideOUT」にシニアビジネスの解説でコメンテーターとして生出演することになりました。

 

本格報道INsideOUTは、視聴者がいまもっとも関心のある社会時事問題について、その当事者をスタジオに招き、徹底的に深層・真実を解説する番組です。

 

今回の番組では、「新ビジネス!高齢化にこんな商品」と題して、高齢化が幅広く進展している現実、新たに登場しているシニア向け商品の動向、そして商売の方法も高齢化に合わせ始めている動向について、いくつかの事例が紹介され、それに対して解説・コメントするというスタイルです。

 

シニアビジネスの基本は3K(健康・経済・孤独)不安の解消」であることはこれまで何度もお話ししてきました。今回放送予定の事例で面白いものの一つは、カラオケ最大手のコシダカが開発した「カラオケ健康歌体操」です。

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