「店頭」から「在宅」へ 超高齢社会での小売業の進化
シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第97回
「店頭」から「在宅」へ:11年前の予言が高齢化で現実に
私は11年前に上梓した「シニアビジネス 多様性市場で成功する10の鉄則」で、これから商品の提供場所は「店頭」から「在宅」へ向かうと予言した。当時取り上げたのは、一人暮らしの生活周りを支える「ミスターハンディマン」というアメリカ発のニュービジネスだった。
ハンディマンとは、もともと「雑役夫」の意味。主に一人暮らしのシニアに、通常の専門業者がやらない、ちょっとした大工仕事から部屋の額縁の取付け、雨トイの掃除などの「雑役」をひとまとめにしてサービスする。
タグ
DIY、IT、アメリカ、コンビニ、サービス、シニア、シニアシフト、シニアビジネス、シニアビジネスの教科書、シルバー産業新聞、スーパー、ネット、ネットスーパー、ハンディマン、モノ、一人暮らし、不便、主婦、人口動態、仕事、代行、住宅、利用者、加齢、商品、多様性、多様性市場、女性、家族、小売業、市場、心、成功、成功するシニアビジネスの教科書、教科書、産業、男性、百貨店、買い物、超高齢社会、通信、食、高齢化、高齢社会、高齢者05/09/2015 | コメント/トラックバック(0)|
高齢者住宅、発想の転換を ロボット活用、安く良質に
日本経済新聞夕刊 2015年3月4日 読み解き現代消費
日経夕刊2面の連載コラム「読み解き現代消費」に『高齢者住宅、発想の転換を ロボット活用、安く良質に』を寄稿しました。
「読み解き現代消費」は、毎週水曜日、気になる消費トレンドについて、その背景などを読み解くコラムです。私も執筆者の一人に名を連ねており、一か月半に一度のペースで寄稿しています。以下に全文を掲載します。
***********************************************************************
今夏、ハウステンボス(長崎県佐世保市)内に、接客や客室清掃などの業務をロボットがこなす「変なホテル」が開業する。人員はビジネスホテルの3分の1程度だが、設備のグレードは高く、価格は安く抑えるという。目標は「世界一生産性の高いホテル」だ。
これからの高齢者が求める「終の棲家(ついのすみか)」は、これと同じような発想の住宅なのではないか。右肩上がりで増えている「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」に、その兆しがうかがえるのだ。
タグ
2015年、サービス、サ高住、シニア、シニアビジネス、シニアビジネスの教科書、ロボット、世界、人口動態、介護、住宅、利用者、可処分所得、少子高齢化、年金、成功、成功するシニアビジネスの教科書、技術、教科書、有料老人ホーム、消費、生産性、目標、経済、老人ホーム、老後、老後難民、食、高齢化、高齢者、高齢者住宅03/05/2015 | コメント/トラックバック(0)|
シニアシフトは企業存続の鍵
朝日新聞大阪本社 シニア層のメディア接触と生活意識調査
朝日新聞大阪本社が発行する企業向け冊子「シニア層のメディア接触と生活意識調査」に、私へのインタビューに基づく記事が掲載されました。
余談ですが、この表紙のタイトルは、私が付けたものではありません。「シニアを動かす」ではなく、「シニアは動く」が正しい認識だと思います。その人が「これはいい商品だ」「こんなサービスを待っていたんだよ」と思えば、顧客は自ずと動くものです。
===========================
加速するシニアシフトが消費市場を変える
団塊の世代が65歳を迎え、超高齢社会に突入した日本の社会では、2つのシニアシフトが注目されています。ひとつは、人口のピークが若者中心から高齢者中心にシフトする「人口動態のシニアシフト」。
そしてもうひとつは企業がターゲットの顧客を若者中心から高齢者中心にシフトする「企業活動のシニアシフト」。シニアシフトはこの先も、長期に渡って継続していきます。
タグ
コンビニ、サービス、サ高住、シニア、シニアシフト、シニアシフトの衝撃、シニアビジネス、シニアビジネスの教科書、シニア市場、スーパー、ドラッグストア、ニーズ、メーカー、世代、人口動態、介護、住まい、住宅、健康、収入、商品、団塊世代、地域、変化、大人、学習、宅配、家族、小売業、少子化、市場、強み、心、意識、意識調査、成功、成功するシニアビジネスの教科書、成長、教科書、新規事業、有料老人ホーム、消費、消費者、百貨店、経営、経営者、老人ホーム、若者、行動、認識、調査、超高齢社会、通販、通販会社、顧客、食、高齢社会、高齢者02/13/2015 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:メディア
アジア太平洋「高齢者ケア・イノベーション・アワード」募集!
Ageing Asia Innovation Forum 2015
シンガポールをベースとするシニアケアビジネスの経営者、実務担当者から構成されるAgeing Asia Innovation Forum 2015が、アジア太平洋地域「高齢者ケア・イノベーション・アワード」へのノミネーション(自薦)を募集しています。
このアワードの正式名称は「Asia Pacific Eldercare Innovation Awards 2015」。アジア太平洋地域の高齢者ケア事業者で分野毎に優れた業績を上げているところにアワードを授与するものです。
このアワードは一昨年から始まりましたが、年々応募者も増えており、注目度が上がっています。
一般に評価が難しい複雑な高齢者ケア事業を一部の尺度のみで評価してしまうことに無理がある部分もあります。
にもかかわらず、こうした取り組みが行われる意義は、介護現場で日々一生懸命働いている現場のスタッフ、複雑なマネジメントで苦労している介護事業の経営者に光を当て、この事業の重要性を世に知らしめていくことに貢献するからです。
タグ
AAIF、IT、アジア、サービス、シニア、シニアシフト、シンガポール、人口動態、介護、介護保険、保険、地域、市場、情報、経営、経営者、若年層、選択、高齢者02/10/2015 | コメント/トラックバック(0)|
成長戦略としてのアジアのシニア市場動向を解説する
1月15日 シルバーサービス振興会
1月15日、一般社団法人シルバーサービス振興会の月例研究会でお話しすることになりました。
講演のタイトルは「台頭するアジアのシニア市場をどう見るか~成長戦略としてのアジアの市場動向を解説する~」です。
講演の内容は、保険毎日新聞への連載記事「台頭するアジアのシニア市場をどう見るか」の内容をベースに、現地の動向などを加えてお話しする予定です。
タグ
アジア、アメリカ、サービス、シニア、シニアシフト、シニアシフトの衝撃、シニアビジネス、シニア市場、ビジネスモデル、人口動態、介護、介護保険、保険、保険毎日、地域、少子高齢化、市場、成長、成長戦略、毎日新聞、顧客、高齢化01/04/2015 | コメント/トラックバック(0)|
中国中央テレビBiz Asia Americaに出演しました
2014年11月21日 中国中央テレビ
中国中央電視台(テレビ)の北米向け英語放送番組Biz Asia Americaに日本のシニアビジネスの解説で出演しました。これまで韓国のテレビ番組には何度も出演しましたが、中国中央テレビからの出演依頼は初めてでした。
私は10年前に「知られざる中国 高齢化の実態」という拙稿で、中国の高齢化がこれから大変になるというレポートをしました。このレポートは当時大変なアクセスがあり、日本人の中国への関心の高さを感じたものです。
スマートシニア・ビジネスレビュー 2004年4月27日 Vol. 49
タグ
アジア、サービス、シニア、シニアシフト、シニアシフトの衝撃、シニアビジネス、シンガポール、スマートシニア、中国、人口動態、子供、少子化、心、成長、政治家、親、都市、韓国、香港、高齢化、高齢社会11/21/2014 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:メディア
今、企業が取り組むべき超高齢社会への対応
NICOプレス 2014年11月号
公益財団法人にいがた産業創造機構(通称:NICO)が発行する機関誌、NICOプレスにインタビュー記事が掲載されました。
NICOプレスは、ビジネスに役立つタイムリーな特集記事のほか、ユニーク企業やその取り組み、優れた新商品の紹介、NICOの支援情報などを掲載した機関誌です。
最近、故郷の新潟からの仕事依頼が増えています。NICOの担当の方は、シニアビジネスの専門家を探索していて私を見つけ出したところ、新潟出身だと知ったとのことです。
いろいろな地域の方から仕事のご依頼をいただきますが、やはり故郷からの依頼に対しては、恩返しの気持ちからか、いつもより力が入る傾向があります。以下に全文を掲載します。
**************************************
タグ
2030年、65歳以上、「不」の解消、いきいき、カーブス、コミュニケーション、コンビニ、サービス、シニア、シニアシフト、シニアビジネス、シニア市場、ストック、スーパー、ニーズ、ネット、ネットワーク、フィットネス、フロー、マーケティング、メーカー、モノ、ライフステージ、不便、不安、世界、中高年、中高年女性、予防、人口動態、介護、介護予防、仕事、住宅、価値、保険、健康、健康寿命、入院、医療、収入、可能性、商品、嗜好性、団塊ジュニア、地域、変化、大家族、大量生産、女性、女性専用、宅配、家族、小売業、市場、年金、年齢、心、情報、意識、成功、成長、新潟県、旅、旅行、正味金融資産、消費、消費行動、環境、産業、男性、百貨店、経済、老眼、若者、行動、要介護、資産、超高齢社会、退職、運動、都市、金融資産、震災、顧客、食、食事、高齢化、高齢化率、高齢社会、高齢者10/27/2014 | コメント/トラックバック(0)|
世界中で起きつつあるシニアシフトと広がる市場機会
保険毎日新聞連載 保険業界はシニアシフトにどう対応すべきか?第12回
日本の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は、2013年現在、推計で25・1%に達した。この数値は世界一である。この「超高齢社会・日本」の動向は世界各国から注目されている。
私は、直近の3年間だけでも、アメリカ、イギリス、ドイツ、スイス、韓国、シンガポール、香港で開催された国際会議やカンファレンスに何度も招待講師として招かれている。また、EUやスウェーデン大使館、イタリア大使館などから講演会に招かれる機会も何度かあった。
タグ
65歳以上、アメリカ、イタリア、グローバル、サービス、シニア、シニアシフト、シニアシフトの衝撃、シニアビジネス、シニア市場、シンガポール、スイス、スウェーデン、タイムマシン経営、ドイツ、ニーズ、ビジネスモデル、ミクロ市場、ヨーロッパ、ライフサイクル、世界、中国、人口動態、介護、価値、保険、保険業、健康、可能性、商品、地域、変化、多様性、多様性市場、大人、子供、市場、年金、心、技術、毎日新聞、経営、超高齢社会、韓国、顧客、香港、高齢化、高齢化率、高齢化社会、高齢社会03/05/2014 | コメント/トラックバック(0)|
拡大するシニア市場をビジネスチャンスに変える秘訣
中部経済連合会会報2月号(13年12月5日広島市での講演録)
日本の人口は減少傾向にあるが、高齢者は増え続けている。紙おむつ市場では大人用が赤ちゃん用を逆転、リカちゃん人形におばあちゃんが登場、コンビニでは50歳以上が顧客の30%に到達している。これらの動きを、私はシニアシフトと呼んでいる。
これには2つの意味がある。1つは、年齢構成が若者から高齢者へシフトする「人口動態のシニアシフト」。もう1つは、企業がターゲット顧客を若者から高齢者へシフトする「企業活動のシニアシフト」である。
これまで前者が粛々と進行していたにも関わらず、後者は一部の企業と業種を除き、取り組みが遅れ気味だった。しかし、ようやく企業がシニア層の取り込みを本気で考えはじめている。
■市場の見方を誤るな
世間にはシニア市場に関する俗説がはびこり、それが誤解を増大させ、市場参入の妨げになっている。そこで、シニア層についての6つの俗説とその正しい見方を解説する。
タグ
2025年、65歳以上、IT、NTTドコモ、「不」の解消、おばあちゃん、ななつ星、らくらくホン、アジア、カーブス、クラブツーリズム、コンビニ、サービス、シニア、シニアシフト、シニアシフトの衝撃、シニアビジネス、シニア市場、シンガポール、ストック、スマートシニア、スーパー、ニーズ、ネット、ネット利用率、フィットネス、ペット、ボストン、マーケティング、ミクロ市場、モノ、ライフステージ、ロボット、一人暮らし、不便、不安、世代、世界、中食、中高年、中高年女性、予防、人口動態、介護、代行、住宅、価値、健康、先入観、利用者、医療、医療費、収入、可能性、台湾、品質管理、商品、商品開発、団塊世代、変化、大人、女性、女性専用、家族、家電、市場、年齢、強み、当事者、心、情報、意識、技術、携帯電話、支出、教育、施設、旅、旅行、活性化、消費、消費者、消費行動、現役、男性、経済、老人ホーム、脳、若者、行動、補聴器、要介護、解放型消費、解放段階、買い手市場、資産、超高齢社会、退職、通販、運動、金融資産、韓国、顧客、食、香港、高齢化、高齢社会、高齢者、高齢者施設、3つのE02/20/2014 | コメント/トラックバック(0)|
「企業活動のシニアシフト」で市場成長を図るために
1月10日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第82回
「人口動態のシニアシフト」に合わせて、近年ようやく「企業活動のシニアシフト」への取組みが増えてきた。しかし、まだ、そうした取り組みが遅れている業界には次の共通点が見られる。
(1) 大量生産・大量流通輸送・大量販売で成長してきた
(2) また、シニアを顧客として意識する必要性がなかった
(3) この結果、ハード志向が強く、ソフトで差別化する志向が弱い
(4) さらに、顧客対応に手間のかかる売り方が苦手
(5) そして、以上のような従来の業界慣習をなかなか変えられない
結局、高度成長期にマス・プロダクション、マス・マーケティングで成長してきた業界ほど、「企業活動のシニアシフト」が遅れていることがわかる。ということは、これらの業界が遅れを取り戻すには、次の通り上記と逆を行く必要がある。
(1) 少量生産・少量流通輸送・少量販売での成長を目指す
(2) シニアを主要顧客として意識する
(3) ハードよりも、ソフトでの差別化を志向する
(4) 顧客対応に手間をかける労を惜しまない
(5) 従来の業界慣習にとらわれない
以下に、今後「企業活動のシニアシフト」で市場成長が見込まれる分野の例を取り上げる。
タグ
クルマ、コミュニケーション、サービス、シニア、シニアシフト、シニアシフトの衝撃、シニアビジネス、シルバー産業新聞、ニーズ、マーケティング、ロングステイ、不便、中高年、事故、人口動態、体験、出会い、加齢医学研究所、大学、大量生産、婚活、学習、安全、少子化、差別化、市場、年齢、意識、成長、手間、旅、旅行、東北、東北大学、脳、脳トレ、若者、認知機能、語学、買い物、退職、顧客、高齢者01/09/2014 | コメント/トラックバック(0)|