機能重視・スタイル無視の福祉系商品

高齢者住宅新聞 介護保険に頼らないシニアビジネス成功さらなる12のヒント 最終回

「シニア向け」脱し、デザイン性追求を

企業がシニア向け商品を展開する時、「シニア向け」と謳うのは禁物だ。シニア向けと謳っていいのは、「シニア料金」「シニア割引」など具体的な経済的メリットがある時だけだ。

例えば、ワコールの中高年女性向け下着に「グラッピー」というブランドがある。「寒い冬を快適に過ごす、あったかアイテム」「おなかを包み、股関節をサポートするガードル」「背筋を伸ばすブラ・キャミソール」など中高年女性の身体の衰えをカバーする下着類だが、シニア向けとは一切謳っていない

シニア向けなどと言わず、あくまでシニアの身体変化による衰えをエレガントにカバーしてくれる商品機能が重要なのだ。

この投稿の続きを読む »

タグ


保険外サービス広がる

読売新聞3月10日 安心の設計

読売新聞の「安心の設計」という欄に介護保険外サービスが広がっているという記事が掲載され、私のコメントが引用されています。

取り上げられているサービスは「スーパーナース」という訪問看護サービス、出前美容室「若蛙(かえる)」など。記事によれば、保険外サービスはいろいろあるのだが、種類や内容、料金などの情報が潜在利用者にあまり知られていないこと。

この投稿の続きを読む »

タグ


価値が認められれば客はお金を払う

高齢者住宅新聞 介護保険に頼らないシニアビジネス成功さらなる12のヒント 第9回

仙台の東北大学加齢医学研究所スマート・エイジング国際共同研究センターでは多くの中高年を目にする。とりわけ50代から70代の女性に出くわす。センター6階に女性専用フィットネス「カーブス」があるからだ。

利用者の多くは6階の店までエレベータを使わず、階段で昇り降りしている。私と顔を合わせると大きな声で挨拶してくれる。すぐそばの大学病院のロビーですれ違う同年代の女性に比べると明らかに元気でいきいきしている。

この投稿の続きを読む »

タグ


介護保険に依存しない、高齢者ビジネス成功の秘訣

8月24日 高齢者住宅フォーラム

koureishajutakuforum8月24日、東京・八重洲で開催の高齢者住宅フォーラムで講演することになりました。

このフォーラムは、高齢者住宅新聞社が主催で診療報酬改定・介護報酬改定の影響や今後の事業展望、介護施設運営のポイント、高齢者住宅・有料老人ホームマーケット動向、人材活用法などについて業界の有識者、専門家が講演するものです。

今回のテーマは「介護保険に依存しない、高齢者ビジネス成功の秘訣」。昨年から高齢者住宅新聞で連載しているテーマとほぼ同じです。

この投稿の続きを読む »

タグ


08/18/2016 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:講演

シニアの高額商品購入動機

高齢者住宅新聞 介護保険に頼らないシニアビジネス成功さらなる12のヒント 第3回

図1財布のひもが緩むカギは「解放段階」

JR九州が2013年10月に運行開始したクルーズトレイン「ななつ星in九州」は、高級感ある内外装にこだわった車両に乗り、九州の名所を回る贅沢な旅行だ。

料金は、2016年9月28日出発分「ななつ星in九州プレミアム5日間」の場合、2名一室で1人当たり65万~87万円、1名一室で96万~138万円とかなり高価だが、60歳代を中心に予約が埋まっている。

これだけの高額ツアーなので、富裕層ばかりが申し込んでいるのかというと、実はそうでもない。第一期に千葉県から参加した65歳の女性は介護職員だった。図1のとおり、一般に高齢者世帯の所得はそれほど高くない。なぜ、富裕層ではない一般の人が、こうした高額商品を購入するのだろうか

この投稿の続きを読む »

タグ


中高年女性の不満 徹底的に解消したカーブス

高齢者住宅新聞 介護保険に頼らないシニアビジネス成功の12のヒント 第12回

カーブス東北大加齢研SAスクエア店メイク不要の環境を支持

私が2003年3月に日本に初めて紹介した「カーブス(Curves)」というアメリカ生まれの女性専用フィットネスクラブ・チェーンは、ターゲットである中高年女性の不満を徹底的に解消することで成功した好例である。

その頃の既存のフィットネスクラブでは、「駅に近い交通便利なロケーション」「充実した温浴設備」「各種トレーニングマシンを配備」「立派なプール」「広いスペース」などを売りとするのが典型的だった。

この投稿の続きを読む »

タグ


自費負担サービス 差異化のポイントは?

高齢者住宅新聞 介護保険に頼らないシニアビジネス成功の12のヒント 第9回

利用者の立場で利便性をシビアに確認

koreishajutaku160203_rensai公的介護保険報酬に依存する事業の場合、行政が求める要件を満たせば、ほぼ介護報酬を得ることができた。しかし、最近の厚労省の検討状況を鑑みると、今後は事業者が提供するサービスの質が評価され、その結果によって報酬額が変わる方向にある。つまり、今後は間接的に利用者の評価を反映して保険報酬=商品の売価が決定されるということだ。

この投稿の続きを読む »

タグ


シニア市場拡大 保険外に活路が

高齢者住宅新聞 1月27日号

koureisha160127高齢者住宅新聞のトップ挨拶に年頭所感が掲載されました。250字以内という制限がありましたので、要点のみ書きました。

ここ数年、海外からの取材、講演依頼、コンサルティング依頼が増えています。特にアジアへの渡航回数が増えており、今月は正月明けに中国・上海に行ってきました。今週末には香港に行きます。

海外諸国とのやりとりを通じて感じるのは、日本の介護業界の優位性と特殊性です。その源は公的介護保険制度の存在です。

この投稿の続きを読む »

タグ


超高齢社会の持続に不可欠なシニアワーカー、さらなる仕組みづくりの推進を

ゆこゆこプレスリリース 1月7日

ゆこゆこ160107シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこが50代以上2,509人を対象に実施した「シニアの仕事」に関する調査結果が発表され、私の考察が掲載されています。

最近、シニアの仕事、働き方に関する話題が頻繁に見られます。本調査結果でも適度に仕事をすることが健康によいと実感している人が多いことが示されています。

今後仕事を続けるシニアの割合をさらに拡大するには、政策的なインセンティブ制度の導入が必要です。それは例えば、高齢者でも仕事をして納めた税金分と健康維持の結果、他の高齢者よりも節減できた医療費・介護費の貢献分に応じて、本人の健康保険料と介護保険料を割り引く制度の導入です。

この投稿の続きを読む »

タグ


年齢訴求は要注意 受け入れられる場合、ダメな場合

高齢者住宅新聞 介護保険に頼らないシニアビジネス成功の12のヒント 第8回

JR東日本大人の休日倶楽部経済的メリットを感じる年齢訴求を

中高年を対象に商品・サービスを提示する場合、特定の年齢訴求が受け入れられる場合とそうでない場合がある。受け入れられるのは、明らかに経済的メリットがあると感じられる場合だ。

たとえば、スーパーや映画館、劇場、散髪などのシニア割引が該当する。JR東日本の「大人の休日倶楽部」は、特定の年齢に達した人向けの鉄道運賃の割引という古典的な成功例だ。

この投稿の続きを読む »

タグ


このページの先頭へ

イメージ画像