平場のラウンジに客が集まらない本当の理由とは

スマートシニア・ビジネスレビュー 2016年2月24日 Vol.215

平場のラウンジかつて拙著シニアビジネス 多様性市場で成功する10の鉄則「退職者のための第三の場所」の例として、シカゴにあるマザー・カフェ・プラスを取り上げました。

以降、多くの企業が、このマザー・カフェ・プラスを真似して「○○カフェ」や「××サロン」を立ち上げてきましたが、ことごとく失敗しました。

その理由を拙著シニアシフトの衝撃に次のように書きました。

”その理由の1つは、カフェを平場のラウンジにしてしまうことにある。平場のラウンジがダメなのは、広いスペースを使う割に、収益源が少ないからだ。そもそも平場のラウンジは人が集いにくい。人は周りに囲いがないところにはなるべくいたくないからだ。電車の席に座る場合も、端の席から順番に埋まっていき、真ん中は最後に埋まる。これと同じだ。”

この文章は、私が実際に多くのシニア向け「○○カフェ」や「××サロン」を観察した経験を踏まえたものでした。ところが、最近脳科学の観点から、なぜ平場のラウンジに客が集まらないのか、その本当の理由がわかってきました。

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時間消費を勘違いするな コト消費からモノ消費への正しい方法

保険毎日新聞 連載 保険業界はシニアシフトにどう対応すべきか?第7回

コメダ珈琲失敗しやすいシニア向けの「コト消費」ビジネス

 

百貨店やスーパーなど小売業を中心に、シニアの「コト消費」に注力する企業が増えている。「モノ消費」とは、消費財などの「商品の消費」である。それに対して、「コト消費」とは、モノ消費以外の目的による「時間の消費」だ。消費者にとっては、消費する時間が自分にとって何らかの価値があるかどうかが重要である。

 

ところが、商品・サービス提供者にとって重要なのは、消費者の「コト消費」機会を「モノ消費」機会につなげることだ。これができないと、「コト消費」機会が単なるコスト要因になり、事業が長続きしない。シニア向けの「コト消費」ビジネスにはこのパターンが非常に多いので注意が必要だ。

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時間消費を勘違いするな

不動産経済 連載  団塊・シニアビジネスの勘所 第四回

roujinhome失敗しやすいシニア向けの「コト消費」ビジネス

 

「モノ消費」とは、消費財などの「商品の消費」である。それに対して、「コト消費」とは、モノ以外の目的による「時間の消費」だ。消費者にとっては、消費する時間が自分にとって何らかの価値があるかどうかが重要である。

 

ところが、商品・サービス提供者にとって重要なのは、消費者の時間消費機会をモノ消費機会につなげることだ。これができないと「コト消費」機会が単なるコスト要因になり、事業が長続きしない。シニア向けの「コト消費」ビジネスにはこのパターンが非常に多いので注意が必要だ。

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シニアのコト消費は「カフェ・ラウンジ」という幻想を捨てよ

2012年9月10日号 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第66回

平場ラウンジの例失敗しやすいシニア向けの「コト消費」ビジネス

 

「モノ消費」とは、消費財などの「商品の消費」である。それに対して、「コト消費」とは、モノ以外の目的による「時間の消費」だ。消費者にとっては、消費する時間が自分にとって何らかの価値があるかどうかが重要である。

 

ところが、商品・サービス提供者にとって重要なのは、消費者の時間消費機会をモノ消費機会につなげることだ。これができないと「コト消費」機会が単なるコスト要因になり、事業が長続きしない。シニア向けの「コト消費」ビジネスにはこのパターンが非常に多いので注意が必要だ。

 

時間消費には「定住型」と「回遊型」がある

 

「コト消費」は「時間消費」とも呼ぶ。時間消費には「定住型」と「回遊型」の二つのタイプがある。アメリカ・シカゴにある「マザー・カフェ・プラス」は、2003年に私が日本で初めて紹介したものだが、定住型時間消費の典型だ。

 

ビジネスのコンセプトは、退職者向けの「第三の場所」で、アメリカ版の老人クラブであるシニアセンターに代わる高齢者意識の薄いシニアの新たな居場所という価値を提唱して受けている。

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新陳代謝型ビジネスとしてのカラオケ

11月10日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第56回

健遊空間1号店_出所:ランシステムホームページシニアをターゲットにしたカラオケ店が増えている

第一興商は11月から東京都杉並区に会員制シニア向け新施設の1号店を開く。カラオケルームに加え、運動や歌の講座向けのスタジオや、健康食を提供するカフェ、健康チェックできるラウンジを設けるとのこと。

一方、複合カフェ運営のランシステムは初の高齢者向け店舗「健遊空間 太田の森」を群馬県太田市に開いた。マンガやパソコンに加え囲碁・将棋の部屋やマッサージチェア、交流ラウンジなどを備えた。利用料金は15100円。

既存店の「自遊空間」は2040代の利用が85%を占めるが、09年秋から60歳以上に割引制度を設けたところ、高齢者の利用が3倍に増えたとのことだ。


退職者が好む第三の場所とその必要条件

私は、かねてより拙著「シニアビジネス(ダイヤモンド社)」をはじめ、多くの著作や講演等を通じて、社会の高齢化に伴い退職者にとっての「第三の場所」が求められるようになり、それがビジネスチャンスとなることを繰り返し述べてきた。第三の場所とは、家庭(第一の場所)でもなく、職場(第二の場所)でもない「どこか(第三の場所)」である。「退職者が好む」第三の場所は、次が必要条件となる。

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どうすれば家にこもりがちな主人を外に出せるか?

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年8月2日 Vol.158

hikikomori先週、仙台での講演でお話しした際、

「どうすれば家にこもりがちな主人を外に出せますか?」

という質問を受けた。

 

また、別のNPOの方からも

「どうしたら私たちの活動に男性を巻き込めるでしょうか?」と、似たような質問を受けた。

 

その場では「外出の際は必ず主人を誘う」「昼食だけは外で食べてと言う」「一緒に来てほしいと頼み込む」などのいろいろな意見交換をした。

 

その場で言い足らなかったことをこのレビューでお伝えしたい。

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退職者のための「第三の場所」の提唱

村田裕之の活動 その7

mcp「第三の場所」とは、社会学者のレイ・オルデンバーグ(Ray Oldenburg)が、かつて自著「The Great Good Place」の中で家庭(第一の場所)でもなく、職場(第二の場所)でもない「第三の場所」が社会的に重要な機能を担っていることを指摘したことで有名になった言葉です。

この言葉を発展させ、米国のマザーカフェ・プラスにヒントを得て、退職者のための「第三の場所」が今後、広く求められていくことを提唱しました。

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