時間消費を勘違いするな コト消費からモノ消費への正しい方法

保険毎日新聞 連載 保険業界はシニアシフトにどう対応すべきか?第7回

コメダ珈琲失敗しやすいシニア向けの「コト消費」ビジネス

 

百貨店やスーパーなど小売業を中心に、シニアの「コト消費」に注力する企業が増えている。「モノ消費」とは、消費財などの「商品の消費」である。それに対して、「コト消費」とは、モノ消費以外の目的による「時間の消費」だ。消費者にとっては、消費する時間が自分にとって何らかの価値があるかどうかが重要である。

 

ところが、商品・サービス提供者にとって重要なのは、消費者の「コト消費」機会を「モノ消費」機会につなげることだ。これができないと、「コト消費」機会が単なるコスト要因になり、事業が長続きしない。シニア向けの「コト消費」ビジネスにはこのパターンが非常に多いので注意が必要だ。

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スマートシニアが市場を変える 退職団塊世代の消費動向を読み解く

りそなーれ 20133月号 特集 シニアマーケットの真実

りそな総合研究所_りそなーれ2013年3月号_表紙_2スマートシニアとは何か

 

「スマートシニア」とは、筆者が1999年9月15日の『朝日新聞 論壇』および当時在籍していた日本総合研究所の月報「Japan Research Review」9月号に寄稿した「スマートシニアがけん引する21世紀のシニア市場」と題した論文で提唱したコンセプトである。

 

スマート(Smart)とは「賢い」という意味だ。だから、スマートシニアとは「賢いシニア」のことである。当時の私の定義では「ネットを縦横に活用して情報収集し、積極的な消費行動を取る先進的な高齢者」のことだ。

 

図表1は、2001年12月から2010年12月までの年齢階層別インターネット利用率の推移である。最も利用率が増えている年齢階層は、明らかに50代以上である。2001年から2005年では、50代で増えた。2005年から2010年では、60代でも増えた。おそらく、あと10年経つと、70代以上の利用率がもっと上がるだろう。

 

これでおわかりのように、シニアにおけるネット利用率の上昇は時間の関数である。したがって、これと連動して、スマートシニアの割合も徐々に増えていく。

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見込み客がいつか買いに来る確率の上がる売り場レイアウト

ちょっと一息 201316

介護用品売り場昨日、最近改装したあるスーパーに行きました。改造の狙いの一つは、明らかにシニア顧客対応。その一つが健康サポート、介護用品コーナーの充実です。

 

小売業は「企業活動のシニアシフト」に最も積極的に取り組んでいる業界の一つです。しかし、その取り組み方には、まだばらつきが大きいのが現状です。同じ会社のスーパーでも店舗によって売り場のレイアウトが大きく異なっていたり、取扱商品が異なっていたりします。

 

この改装されたスーパーのレイアウトで私が目を引いたのは、介護用品売り場の位置何とフードコートのすぐ隣にあるのです。

 

しかも、フードコートには長椅子が設置されている。ご丁寧に長椅子の材質は、固い木材ではなく、長時間座っていてもお尻が痛くならない柔らかい材質のものになっています。

 

そして、その長椅子に座ると目の前に真っ先に見えるのは、さまざまな介護用品なのです。写真を見てください。シニアのおじさんが座っているでしょう?

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