人の役に立つ、新たな喜びに:定年後に起業する④
朝日新聞 5月11日 Reライフ 人生充実 なるほどマネー
前回に続き、起業テーマをどう選ぶかについてお話しします。今回は「他人の役に立ち、地域の役に立つ」テーマでの起業です。
福岡県に住むBさんは、仲間の退職者3人と便利屋を開業しました。Bさんは「60、70代はまだ元気なのに退職がやってくる。住んでいる地域の人たちとは面識もないため親しく話す人もなく、毎日が日曜日だ。退職者の中には、大工仕事が得意だったり、植木の剪定(せんてい)が好きだったりと様々な特技を持った人が大勢いる。これらの人材を活用しないのはもったいない」と感じていました。
一方、「地域には高齢者だけの世帯が増えている。退職者たちとうまくマッチングできれば両者に喜ばれ、地域の活性化もできる」と考え、便利屋を起業して実践することに決めました。
タグ
クルマ、サービス、シニア、シニアビジネス、シニアビジネスの教科書、テーマ、不便、人生、人間、仕事、代行、地域、定年、定年後、成功、成功するシニアビジネスの教科書、教科書、活性化、現役、目的、福岡、親、買い物、起業、退職、退職者、顧客、高齢者05/12/2015 | コメント/トラックバック(0)|
「店頭」から「在宅」へ 超高齢社会での小売業の進化
シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第97回
「店頭」から「在宅」へ:11年前の予言が高齢化で現実に
私は11年前に上梓した「シニアビジネス 多様性市場で成功する10の鉄則」で、これから商品の提供場所は「店頭」から「在宅」へ向かうと予言した。当時取り上げたのは、一人暮らしの生活周りを支える「ミスターハンディマン」というアメリカ発のニュービジネスだった。
ハンディマンとは、もともと「雑役夫」の意味。主に一人暮らしのシニアに、通常の専門業者がやらない、ちょっとした大工仕事から部屋の額縁の取付け、雨トイの掃除などの「雑役」をひとまとめにしてサービスする。
タグ
DIY、IT、アメリカ、コンビニ、サービス、シニア、シニアシフト、シニアビジネス、シニアビジネスの教科書、シルバー産業新聞、スーパー、ネット、ネットスーパー、ハンディマン、モノ、一人暮らし、不便、主婦、人口動態、仕事、代行、住宅、利用者、加齢、商品、多様性、多様性市場、女性、家族、小売業、市場、心、成功、成功するシニアビジネスの教科書、教科書、産業、男性、百貨店、買い物、超高齢社会、通信、食、高齢化、高齢社会、高齢者05/09/2015 | コメント/トラックバック(0)|
ノウハウは現役時代にあり:定年後に起業する③
朝日新聞 5月4日 Reライフ 人生充実 なるほどマネー
起業した事業がうまくいくかどうかは「どういう事業テーマ」を選ぶかがカギです。有効な方法の一つは「現役時代の経験・ノウハウ」を生かすテーマを選ぶことです。
例えば、設計会社に勤めていた人が定年後に設計事務所を開設する、出版社に勤めていた人がライターで起業するというやり方です。現役時代の経験や人脈がほぼ直接生かせるので、起業のリスクはかなり低くなります。
一方、退職後には現役時代にできなかった、自分のやりたいことで起業したいという人もいます。Aさんは、60歳で定年、64歳まで嘱託として勤めた後、退職しました。自分の好きなことを仕事にしたいと思い、長くアイデアを温めてきた女性向けの靴のデザイン、製造・販売で起業しようと計画していました。
タグ
シニア、シニアビジネス、シニアビジネスの教科書、テーマ、人生、仕事、代行、価値、女性、定年、定年後、市場、意識、成功、成功するシニアビジネスの教科書、教科書、現役、生きる、買い物、起業、退職、顧客、食、食品05/05/2015 | コメント/トラックバック(0)|
安倍首相が招かれたビーコンヒルという街の知られざる側面
スマートシニア・ビジネスレビュー 2015年4月30日 Vol.210
2日前にアメリカ訪問中の安倍首相夫妻がマサチューセッツ州ボストン市のビーコンヒルにあるケリー国務長官の私邸に招かれたというニュースを見てはっとした。
11年前に、私はこのケリー長官の私邸の前を歩いていたからだ。歩いていた理由は、当時設立間もない「ビーコンヒル・ビレッジ」というNPOの人たちに案内されたからだ。
ビーコンヒル・ビレッジとは、高齢化した街の住民にCCRCのような高齢者施設で受けられるのと同様のサービスを提供しようというものだ。
その時の状況を拙著「シニアビジネス:多様性市場で成功する10の鉄則」(ダイヤモンド社)で次のように紹介している。
タグ
2015年、CCRC、IT、アメリカ、ケリー、コミュニティ、コンシェルジュ、サービス、シニア、シニアビジネス、スマートシニア、ハンディマン、フィットネス、ボストン、ライフスタイル、リタイア、リタイアメント・コミュニティ、一人暮らし、交流、介護、介護保険、代行、住宅、保険、地域、多様性、多様性市場、子供、安倍首相、市場、成功、手間、施設、要介護、調査、食、食事、高齢化、高齢者、高齢者施設04/30/2015 | コメント/トラックバック(0)|
提言・ホームセンターのための『成功するシニアビジネス』
ダイヤモンド・ホームセンター11月号特集 実践!シニアマーケティング
元気なシニアとそれ以外の層で分けてビジネスを考える
ホームセンター(HC)にとって60歳以上のシニアは、人口のボリュームも大きく今後ますます重要な顧客層。そのシニアにうまくアプローチして結果を残すには、具体的にどうすればいいのだろうか? シニアビジネス分野の第一人者で『成功するシニアビジネスの教科書』などの著書がある村田アソシエイツ代表取締役でエイジング社会研究センター代表理事、東北大学特任教授も務める村田裕之氏にうかがった。(構成=寺尾淳)
HCは一番いいポジション
シニア市場は「多様なミクロ市場の集合体」です。この市場は、人数は多いけれど人により欲しいものも好みも違い、一つの商品がメガヒットになりにくい。その意味ではHC業態はさまざまな商品が豊富にあり、その中から自分に合う好きなものが選べるので、シニア市場の特徴に比較的合っている業態といえます。実際、すでに客層のかなりの部分はシニアの人で占められているでしょう。
タグ
2025年、エイジング、エイジング社会研究センター、オムニチャネル、カフェ、クルマ、サービス、シニア、シニアシフト、シニアビジネス、シニアビジネスの教科書、シニアマーケティング、シニア市場、スマートシニア、タブレット、ネット、ファミリーレストラン、フィットネス、ペット、マーケティング、ミクロ市場、リタイア、不便、世代、人間、介護、仕事、代行、住宅、保険、健康、元気消費、医療、可能性、商品、変化、大学、女性、孫、宅配、家庭菜園、家族、小売業、市場、年金、年齢、心、意識、成功、成功するシニアビジネスの教科書、教科書、旅、旅行、村田アソシエイツ、村田裕之、東北、東北大学、消費、現役、男性、経営、若年層、要介護、認知機能、認知症、買い物、資産、退職、選択、都市、金融資産、顧客、食、食事、食品、高齢者10/16/2014 | コメント/トラックバック(0)|
年を重ねるごとに賢く輝く生き方は年齢の変化に前向きに対すれば可能に
学研 らくらく年金暮らし 2014年秋号 Let’s Smart Ageing
50代以降の人たちが不安に思う内容について、さまざまな対処法を紹介してきました。でもただ不安に思うだけでなく、もっと前向きにこれからの人生に向きあえないものでしょうか。東北大学加齢医学研究所の村田裕之さんにアドバイスをいただきます。
今後は第2の人生と区切らず生涯で自分の生き方を考える時代
高齢社会研究の第一人者村田裕之さんは、シニアの後半生を活力にあふれたものにするための講演を全国で行っています。そんな村田さんに、シニア世代の3大悩みの解決策についてお聞きすると「私は健康・経済・孤独の3K不安を解消すること」と即答。あらためてシニアが関心を多く寄せているテーマだということが伺えます。
健康への不安も、原因を知れば対策はできる
1番目の健康不安にはどう対処したらいいのでしょうか。65歳以上の高齢者のうち、85歳を過ぎると女性が47・4%、男性は31・2%が介護認定を受けているのが現状。
「その原因のトップは脳血管性疾患、いわゆる脳卒中です(グラフ参照)。次に多いのが認知症、以下関節障害、骨折・転倒と続きます。これらより介護が必要になる原因の75%は、脳と運動器に関わるものだということがわかります。ということは、脳を鍛え、運動で体の機能低下をくい止めていけば、年をとっても元気に過ごすことができるんですね」
タグ
65歳以上、アンチエイジング、エイジング、コミュニケーション、サービス、シニア、スマート・エイジング、テーマ、ニーズ、ネット、ライフスタイル、不安、世代、世界、人生、人間、介護、仕事、代行、価値、健康、出会い、前頭前野、加齢、加齢医学研究所、収入、変化、大学、女性、学び、学習、学習療法、定年、家族、就業、川島隆太、年金、年金制度、年齢、心、意識、成長、有酸素運動、村田裕之、東北、東北大学、活性化、片付け、現役、生き方、生活習慣病、男性、知縁、筋トレ、筋力、経済、老後、肥満、脳、脳の健康教室、脳機能、要介護、親、親の家、認知症、調査、買い物、退職、運動、運動器、関係性、高齢社会、高齢者10/15/2014 | コメント/トラックバック(0)|
2大特典つきキャンペーンは本日23時59分まで!
村田裕之の活動
おかげさまで、昨日上梓した新著「成功するシニアビジネスの教科書」がAmazonマーケティング・セールス部門で1位、書籍総合部門で121位となりました。
早速お買いいただいた皆様、本当にありがとうございます!
さて、この新著では、サブタイトルのとおり、「超高齢社会」をビジネスチャンスにする”技術”を次の8つの視点から詳説しています。
第1章 シニアの消費行動はいかにして起きるか?
第2章 いかにしてビジネスチャンスを見つけるか?
第3章 いかにしてシニアビジネスを発想するか?
第4章 いかにしてシニアのニーズを把握するか?
第5章 いかにしてシニア「個客」にうける商品開発をするか?
第6章 いかにしてシニアの消費心理を踏まえた商品提案をするか?
第7章 いかにしてシニア顧客にリーチするか?
第8章 いかにしてシニア「個客」をあなたの「顧客」にするか?
新著は、お読みいただいた方が、シニア市場を対象にビジネスに取り組む際に、必要となる “技術”を具体的に述べています。
タグ
シニア、シニアシフト、シニアビジネス、シニアビジネスの教科書、シニア市場、ニーズ、マーケティング、一人暮らし、不便、代行、価値、商品、商品開発、定年、市場、心、成功、技術、教科書、村田裕之、消費、消費心理、消費行動、男性、行動、買い物、起業、超高齢社会、退職、顧客、高齢社会06/21/2014 | コメント/トラックバック(0)|
NHK ゆうどき「あしたをさがそう」に生出演します
2014年6月19日16:55~18:00 NHK総合テレビ
6月19日(木)の午後4:55からNHK総合テレビのゆうどき「あしたをさがそう」の解説で生出演します。
「あしたをさがそう」は、退職後どう生きるか、迷いを乗り越え、「あした」と「生きがい」を見つけた方を紹介するコーナー。今回は、「買い物代行業」に生きがいを見いだした方を取り上げ、定年退職後の“起業”のポイントを解説します。
東京のスタジオからVTRをもとに山本哲也アナウンサーと合原明子アナウンサーの司会のもと、私が解説するという構成になっています。
最近シニアの働く意欲が強まっています。総務省の労働力調査によれば、平成25年の高齢者の就業者数は636万人で過去最高となっています。
タグ
Mr.古希、NHK、いきいき、ゆうどき、シニア、テレビ、ナノコーポ、人生、代行、半働半遊、定年、定年後、就業、生きがい、生きる、生き方、第二の人生、調査、買い物、起業、起業家、退職、高齢者06/17/2014 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:トーク
拡大するシニア市場をビジネスチャンスに変える秘訣
中部経済連合会会報2月号(13年12月5日広島市での講演録)
日本の人口は減少傾向にあるが、高齢者は増え続けている。紙おむつ市場では大人用が赤ちゃん用を逆転、リカちゃん人形におばあちゃんが登場、コンビニでは50歳以上が顧客の30%に到達している。これらの動きを、私はシニアシフトと呼んでいる。
これには2つの意味がある。1つは、年齢構成が若者から高齢者へシフトする「人口動態のシニアシフト」。もう1つは、企業がターゲット顧客を若者から高齢者へシフトする「企業活動のシニアシフト」である。
これまで前者が粛々と進行していたにも関わらず、後者は一部の企業と業種を除き、取り組みが遅れ気味だった。しかし、ようやく企業がシニア層の取り込みを本気で考えはじめている。
■市場の見方を誤るな
世間にはシニア市場に関する俗説がはびこり、それが誤解を増大させ、市場参入の妨げになっている。そこで、シニア層についての6つの俗説とその正しい見方を解説する。
タグ
2025年、65歳以上、IT、NTTドコモ、「不」の解消、おばあちゃん、ななつ星、らくらくホン、アジア、カーブス、クラブツーリズム、コンビニ、サービス、シニア、シニアシフト、シニアシフトの衝撃、シニアビジネス、シニア市場、シンガポール、ストック、スマートシニア、スーパー、ニーズ、ネット、ネット利用率、フィットネス、ペット、ボストン、マーケティング、ミクロ市場、モノ、ライフステージ、ロボット、一人暮らし、不便、不安、世代、世界、中食、中高年、中高年女性、予防、人口動態、介護、代行、住宅、価値、健康、先入観、利用者、医療、医療費、収入、可能性、台湾、品質管理、商品、商品開発、団塊世代、変化、大人、女性、女性専用、家族、家電、市場、年齢、強み、当事者、心、情報、意識、技術、携帯電話、支出、教育、施設、旅、旅行、活性化、消費、消費者、消費行動、現役、男性、経済、老人ホーム、脳、若者、行動、補聴器、要介護、解放型消費、解放段階、買い手市場、資産、超高齢社会、退職、通販、運動、金融資産、韓国、顧客、食、香港、高齢化、高齢社会、高齢者、高齢者施設、3つのE02/20/2014 | コメント/トラックバック(0)|
任意後見制度って何? 死後の事務もお願いできる?
解脱1月号 特集 しあわせ家族研究室 終活②任意後見制度
今月のテーマは「任意後見制度」。認知症の進行による生活トラブルの予防方法として知るべき手段カテゴリーのひとつです。ロングセラー『親が70歳を過ぎたら読む本』の執筆をはじめ、シニアビジネスのパイオニアとして知られる村田裕之先生に、今月は「任意後見制度の概要とその利用」についてお聞きします。
財産管理の代行者
「任意後見契約」とは、認知症などで判断能力が不十分になった本人に代わって、あらかじめ本人が選んだ「後見人(任意後見人)」に財産の管理や介護の手配などの判断をともなう行為を委任する契約です。2000年に介護保険制度と同時にスタートした「成年後見制度」のひとつである「任意後見制度」に基づくもの。
成年後見制度には、裁判所の手続きにより後見人を選任してもらう「法定後見制度」と、当事者間の契約によって後見人を選ぶ「任意後見制度」があります。
タグ
サービス、シニア、シニアビジネス、テーマ、予防、介護、介護保険、介護施設、代行、任意後見制度、任意後見契約、保険、医療、商品、家族、家族関係、平均寿命、当事者、成年後見制度、施設、村田裕之、親、認知症、認識、財産、財産管理、選択、遺言、遺言書、長寿12/27/2013 | コメント/トラックバック(0)|