超高齢化を強みに 「先輩」の力 世界が注目

日本経済新聞  2014123日朝刊 1面 シニアが拓く 2020年のニッポン(4)

シニアが拓く日本経済新聞123日朝刊1面「シニアが拓く」のコーナーで次の通り、私のコメントが掲載されました。

 

世界で最も早く高齢化が進む日本では20年に65歳以上の割合が3割に迫る。その波はいずれ世界の国々にも押し寄せる。英国では30年、中国でも40年には65歳以上の割合が20%を超える。明日は我が身と日本のシニア向けビジネスの現状を注視する。

 

シニアの消費行動に詳しい東北大学特任教授の村田裕之(51は「タグ(値札)を大きくしたり小分けの商品を増やしたりと、日本の小売業はきめ細かさが売り物。高齢者の所得水準が上がるなど条件が整えば、日本の小売業のモデルは海外に通用する」とみる。

 

いつもながら記事では取材でお話ししたことの、ごく一部しか載らないので、ちょっと補足をします。

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シニアビジネスの未来は?超高齢社会・日本の10年前の失敗から学ぶ

週刊朝鮮(韓国) 2013114日号 

週刊朝鮮131104対談韓国のメジャー週刊誌、週刊朝鮮に韓国有識者との対談記事が掲載されました。この対談は、昨年1028日にソウルで開催された国際シニアビジネスコンファレンスに招待講演者として参加した際、宿泊先のホテルで行ったものです。

 

対談相手は、漢陽大学高齢社会研究所のキム・ユンシン所長で、キム所長の質問に対して私が答える形で行われました。キム所長は流暢な日本語を話しましたが、週刊誌の記者は日本語が話せないため、時々英語を交えての対談となりました。

 

「日本の10年前の失敗から学ぶ」というタイトルは、韓国の読者に対してアピールするものなのでしょう。私の印象では、今の韓国のシニアビジネスへの取り組み状況は、ちょうど2000年頃の日本の状況に似ています。

 

「シニアビジネスがこれから重要になる」「巨大なシルバー市場が出現する」といった期待先行で、コンファレンスや展示会、イベントが増えていますが、具体的な商品・サービスがまだ少ないといった状況です。

 

以下、韓国語のサイトに掲載の内容を翻訳したものを掲載します。読んでみると、結構きちんと整理されていることがわかります。

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第2の人生の参考書「Mr.古希」大賞と入選作品が決定しました!

2014117日 村田裕之の活動 

MRkoki昨年9月21日より全国7つの主要新聞社の協力のもとで公募した出版プロジェクト「Mr.古希」の大賞と入選作品が決定しました

 

大賞は、兵庫県西脇市在住 徳岡義之さん「人生、一度は光があたる」に決定いたしました。

 

徳岡さんはご長男の重度障害、奥さんとの死別、勤務先銀行の二度の倒産など定年退職まで大変辛い人生を過ごしてこられました。けれども、退職後に亡くなった奥さんのご友人だった方と再婚され、故郷の西脇市でゼロから始めたゴマ栽培が軌道に乗り、ついには郷土の特産物になりました。

 

徳岡さんは、亡き父の言葉「人生には、一度は光があたる時期が来るから、決して諦めないこと」は定年まで実感がなかったといいます。しかし、それでも父の言葉を信じ、定年後も前向きに歩み続けられました。こうした生き方は、私の好きな詩人・坂村真民の「念ずれば花ひらく」に通じるものがあります。

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「企業活動のシニアシフト」で市場成長を図るために

110 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第82

茜会「人口動態のシニアシフト」に合わせて、近年ようやく「企業活動のシニアシフト」への取組みが増えてきた。しかし、まだ、そうした取り組みが遅れている業界には次の共通点が見られる。

 

(1)   大量生産・大量流通輸送・大量販売で成長してきた

(2)   また、シニアを顧客として意識する必要性がなかった

(3)   この結果、ハード志向が強く、ソフトで差別化する志向が弱い

(4)   さらに、顧客対応に手間のかかる売り方が苦手

(5)   そして、以上のような従来の業界慣習をなかなか変えられない

 

結局、高度成長期にマス・プロダクション、マス・マーケティングで成長してきた業界ほど、「企業活動のシニアシフト」が遅れていることがわかる。ということは、これらの業界が遅れを取り戻すには、次の通り上記と逆を行く必要がある。

 

(1)   少量生産・少量流通輸送・少量販売での成長を目指す

(2)   シニアを主要顧客として意識する

(3)   ハードよりも、ソフトでの差別化を志向する

(4)   顧客対応に手間をかける労を惜しまない

(5)   従来の業界慣習にとらわれない

 

以下に、今後「企業活動のシニアシフト」で市場成長が見込まれる分野の例を取り上げる。

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「Mr.古希」全国から400件を超える応募 審査が進んでいます

201413日 ちょっと一息

MRkoki皆様、新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さる921日より募集を始めた出版プロジェクト「Mr.古希」の原稿募集が1220日で締め切られました。

Mr.
古希」は、超高齢社会を迎え、定年後の生き方を模索するビジネスマンに対して全国各地から募集する豊かなシニアライフの実例を紹介する、いわば「第2の人生の参考書」として出版するものです。

 

事務局の第一エージェンシーによれば、全国各地から400件を超える応募があったとのこと。この中から優秀作品50点を選定します。

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企業のシニアシフトはまだまだ始まったばかり ~今後の展望~

販促会議2月号 連載 実例!シニアを捉えるプロモーション 最終回 

hansokukaigi1402「人口動態のシニアシフト」に合わせて、近年ようやく取組みが増えてきた「企業活動のシニアシフト」。本連載では、企業がシニア市場で事業展開する場合の市場の捉え方の勘所と、シニアシフトの取り組みが遅れている業界ごとに新たな差別化のための視点を提供してきた。最終回となった今回は、本連載の総括と今後の展望を述べたい。

 

連載でも取り上げてきたが、「企業活動のシニアシフト」が遅れている業界には次の共通点が見られる。

 



(1)大量生産・大量流通輸送・大量販売で成長してきた

(2)また、シニアを顧客として意識する必要性がなかった

(3)この結果、ハード志向が強く、ソフトで差別化する志向が弱い

(4)さらに、顧客対応に手間のかかる売り方が苦手

(5)そして、以上のような従来の業界慣習をなかなか変えられない

 

結局、高度成長期にマス・プロダクション、マス・マーケティングで成長してきた業界ほど、「企業活動のシニアシフト」が遅れていることがわかる。ということは、これらの業界が遅れを取り戻すには、次の通り上記とは逆を行く必要がある。

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シニアシフトでビジネスチャンスは拡大

BIG tomorrow 20142月号 2014年ビジネスチャンス36

月刊BIGtomorrow_N0.404_2014年2月1日号_4-2_2青春出版社発行の月刊誌BIG tomorrow20142月号特集に私へのインタビューをもとにした特集記事が掲載されました。以下、その抜粋です。

 

団塊世代の最若年層がいよいよ2014年に65歳で定年を迎えます。消費税増税で多少消費を控えたとしても、退職直後は必ず旅行などにお金を使う。何と言ってもこの層は他の年齢層に比べ正味金融資産が大きい。

 

とはいえ、こうした資産は将来への備えでもあるので、むやみやたらと消費しない。売る側は、顧客の心理をよく理解したきめ細かい工夫が必要。そうしたそれができれば、ビジネスチャンスはまだまだたくさん眠っています。(中略)

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シニア資産30%の消費は、国家予算1.6倍分のインパクト

不動産経済 連載シニアシフトの衝撃 4 

個人金融資産内訳2011意外に知られていない個人金融資産1400兆円の中身

 

よく新聞などで「日本の個人金融資産は1400兆円」あるいは「1500兆円」などと言われる。この数値は、日銀の資金循環勘定の数値を引用したものである。

 

ところが、この1400兆円のなかには負債残高が含まれていない。このことは新聞ではまず説明されることはないため、一般にはほとんど知られていない。

 

さらに、この数値には、①企業年金等に関する年金準備金、預け金(ゴルフ場預託金など)、未収金(預貯金の経過利子など)といった、一般に個人が必ずしも金融資産として認識しないようなものが含まれているほか、②個人事業主(資金循環勘定では家計部門に含まれる)の保有する事業性の決済資金などの資産も含まれている。

 

個人金融資産に、これらの①②が含まれるのは金融分類的には理解できるが、一般庶民の感覚からすると「個人金融資産」という言葉から受けるイメージとはかなりの乖離がある。

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情報が欲しければ自分から発信

毎日新聞 2013127日 連載 村田裕之のスマート・エイジング  9

sa_131207退職後の大きな変化は情報が減ることです。特に勤務先から当たり前のように与えられていた種々の情報がばったり途切れます。そこで、重要になるのは、勤務先以外からの情報収集策

 

私がお勧めしたいのは、自分で「情報発信」できる仕組みをつくることです。なぜなら、情報とは発信している人のもとに集まりやすいためです。だから、ある情報が欲しければ、その情報に関連する情報を発信するのが有効です。具体的には、ネットを活用してブログやホームページ、メールマガジンなどを発行するのです。

 

情報発信のポイントは、他では入手しにくい独自の情報を発信▽読みたくなる内容にする―――の二点です。「情報が氾濫する中、独自の情報発信なんて難しい」と思われるかもしれません。

 

しかし、実は難しくないやり方があります。それは自身がこれまで長年やってきた仕事や好きで取り組んでいる趣味などをテーマにすることです。

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シニアシフトと業界の取るべき方向性 (5)鉄道産業

販促会議1月号 連載 実例!シニアを捉えるプロモーション 第11

ななつ星高度成長を牽引したインフラ、鉄道産業もシニアシフトとともに新たな成長戦略が求められている。鉄道産業の共通課題は、駅周辺住民の高齢化に伴う旅客減、駅関連施設の利用者減である。しかし、他業界と同様、シニアシフトという変化は新たな需要を生み出しており、それをいかに自社の事業機会に取り込めるかにかかっている。

 

1.ヨーロッパ型のゴージャス車両でシニアのコト消費をモノ消費につなげる

 

私は07年に上梓した拙著リタイア・モラトリアムで、団塊世代の退職が本格化すると在来線には昼間走る「ゴージャス車両」が復活する、と予想した。ここ数年、ようやくその予想が現実化している。

 

JR九州が10月に運行開始した豪華寝台列車「ななつ星in九州」は、その代表だ。高級感ある内外装にこだわり、3泊4日または1泊2日の日程で九州を回る。旅行代金は1人15万~55万円だが、60代を中心に来年6月出発分まですでに予約が埋まっているとのことだ。

 

退職したら必ずやることの筆頭が旅行である。ただし、退職者は時間に余裕があるため新幹線で拙速に移動する必要はない。だから、昼間の在来線にゴージャス車両を走らせれば、利用者は間違いなく増える。しかし、「ななつ星」は多くの注目を浴びているものの、定員わずか30人と規模が小さい。しかも、料金もかなり高めであり、リピート客がつきにくく、収益性の面でもあまり期待できない

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