60代シニアの今~その購買力・行動力をどう生かすか:講演録

2012328日 日経MJ(日経流通新聞)

日経MJF_村田裕之さる315日に開催された日経MJフォーラム2012拡大するマーケット シニア層の消費考効果的アプローチと将来像を探る」の私の基調講演録が日経MJに掲載されました。

 

日本経済新聞社のご厚意により、その全文を以下に掲載しましたので、ご一読いただき、感想をお聞かせいただければ幸いです。

なお、パネルディスカッションの詳細は、日経MJ3月28日号をご覧ください。

 

また、このフォーラムでは事務局を務められた日本経済新聞社および日本経済社の皆様に大変お世話になりました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

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基調講演:60代シニアの今~その購買力・行動力をどう生かすか

シニア市場とは多様なミクロ市場の集合体

 

多くの製品、サービスの分野で「シニア市場」をターゲットにビジネス拡大に取り組む例が見られるが、苦戦事例が多く見られる。確かに少子高齢化が言われる中で、60代以上の占める割合は増加している。それなのになぜビジネス拡大に失敗するのか。それはシニア市場を本当の意味で理解していないことに原因がある。

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丸の内タニタ食堂の登場が意味するもの

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年12月5日 Vol.169

kokusai-building体組成計で有名なタニタが来年1月に東京・丸の内に新業態ヘルシーレストランを出すとのこと。

 

この知らせを聞いて、私は二つの面で面白いと思った。一つは、レストランの立地。もう一つは、500kcal前後の低カロリー定食のみというメニュー構成。

 


レストランの立地は丸の内3丁目・国際ビルの地下一階。

実は国際ビルと隣接する帝劇ビル(帝国劇場のある所)の地下は、

かつて大半が飲食店だった。

  

国際ビルにはある大手企業の本社がある。

そこはかつて残業が多いことで有名で、

夜になると「残業弁当」と称して、

社員の多くが地下の飲食店街で食事を取った。

 

このため、国際ビルの地下街の夜の客の7割は

その会社の社員だったと言われている。

夜なので当然アルコールつきだ。

 

飲食店からすれば、これは大変なお得意様だった。

この会社の客を相手にしていれば商売が成り立ったからだ。

 

しかし、時代が変わり、こうした制度がなくなったため、

夜の客足が途絶えるようになった。

これにより多くの飲食店が消えていった。

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先輩からの一通の便り

村田裕之Eレター 2011年10月12日 Vol.14

こんにちは、村田裕之です。

 

先日、私が社会人としての歩みを始めた会社の先輩から

一通の便りが届きました。

 

それは、私がその会社を退職した時の

直属の上司の次のような近況が

写真とともに綴られていたものです。

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米国ベビーブーマーの大移動は何をもたらすか?

1010日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第55

コネティカットの住宅 ベビーブーマーの大移動の始まり

「もうすぐこの家を引っ越さなければ。ここは税金が高く、生活費も高くて、とてもじゃないけど老後はやっていけないよ」

こう語るのはコネティカット州ウェストポートに住むジョージ・トンプソンさん(65)。トンプソンさんは、1946年生まれ。米国のベビーブーマー世代の最年長者だ。ウェストポートはニューヨークから電車で1時間の郊外にある高級住宅街。

彼らが引っ越してきた30年前はごく普通の住宅地だった。しかし、その後ニューヨークのベッドタウンとして、多くの富裕層が住む街に変わったのに伴い、住民税や市税、固定資産税などが高騰し、以前から住んでいる旧市民には住みづらい場所となってきたのだ。

 

「多くの退職者が他の州からここにやってくるけど、僕らはここでは暮らせないね。景気が悪くなって仕事がなくなったんだ」

ため息をつきながら重い口を開いてくれたのは、フロリダ州ジャクソンビルに住むデイビッド・ブランコさん(64)。ブランコさんは、退職者が老後を過ごすリタイアメント・コミュニティの施設マネジャーを務めていたが、あと2カ月で会社との契約が切れる。

一年中気候が温暖なフロリダ州は退職後に老後を過ごす場所として米国人の定番になっている。ところが、近年様子が変わってきている。以前は海沿いの瀟洒なリタイアメント・コミュニティに裕福な高齢者が大勢住んでいたのが、リーマンショック後、多くの空室が目立つようになった。

米国人は金融資産を株や投資信託で保有する割合が大きく、株価の下落で保有の金融資産が軒並み目減りし、フロリダの高級リタイアメント・コミュニティでは老後の生活資金が賄えなくなったのだ。

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ブログが見られない場合、ブラウザを最新版に変えてください

村田裕之Eレター 2011年8月17日 Vol.7

こんにちは、村田裕之です。

 

お盆休みはゆっくりできましたか?

私は来週からアメリカ、韓国と出張が続くので、

その前にやらなければならないことに追われていました。

どうやら今年の夏休みはなくなりそう・・・(涙)

 

ところで、私の「ブログが見られない!」という声を時々聞きます。

原因はブラウザのバージョンが古いためです。

IE(インターネットエクスプローラ)の場合は、バージョン7以上

Firefoxやグーグルクロームなどでは問題ありません。

 

ぜひ、ブラウザを最新のものにしてお試しください。

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退職者の情報発信を支援せよ

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011817Vol.160

teinen-sha現役サラリーマンの退職後の大きな変化は「情報が減ること」だ。


特に勤務先経由で当たり前のように与えられていた

種々の情報がばったり途切れる。

わずらわしさが無くなる反面、

これで退職したことを実感する。

 

そこで、退職者にとって重要になるのは、

勤務先以外からの「情報収集策」だ。

 

専業主婦の場合は、かなり以前に退職を経験しているので、

近所づきあいやPTAの集まりなど
地域に人的ネ
ットワークをもっている。

 

また、女性は一般に友人・知人を

情報収集チャネルとして持っていることが多い。

退職後も一緒に旅行に行ったり、

食事をしたりと何かと情報交換機会を持っている。

 

これに対して、通勤族だったサラリーマン男性の場合は、

こうした人脈が不足気味だ。

情報源の中心が新聞や雑誌だけのも少なくない。

 

では、どうするか。

私がお勧めしたいのは、離職するまでに

自分で「情報発信できる仕組み」をつくることだ。

 

なぜなら、情報というのは、

情報発信している人のもとに集まりやすいからだ。


だから、ある情報が欲しければ、

それに「関連する情報」を発信するのが効果的である。

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上手に「すれ違い」を作ることが秘訣

ちょっと一息 2011年8月4日

gymスマートシニア・ビジネスレビュー 201182 Vol.158「どうすれば家にこもりがちな主人を外に出せるか?」に対して多くのコメントをいただきました。そのなかで、既に退職されている男性(退職歴3年)から、大変参考になるコメントをいただきましたので、本人の了解のうえで、ご紹介させていただきます。

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どうすれば家にこもりがちな主人を外に出せるか?

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年8月2日 Vol.158

hikikomori先週、仙台での講演でお話しした際、

「どうすれば家にこもりがちな主人を外に出せますか?」

という質問を受けた。

 

また、別のNPOの方からも

「どうしたら私たちの活動に男性を巻き込めるでしょうか?」と、似たような質問を受けた。

 

その場では「外出の際は必ず主人を誘う」「昼食だけは外で食べてと言う」「一緒に来てほしいと頼み込む」などのいろいろな意見交換をした。

 

その場で言い足らなかったことをこのレビューでお伝えしたい。

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シニア向けカフェがうまくいかない別の理由

スマートシニア・ビジネスレビュー 2010年3月17日 Vol.139

starbucks私はこれまで拙著「シニアビジネス」や雑誌寄稿、講演等で「退職者のための第三の場所」というコンセプトを提唱してきた。

 

それ以来、多くの企業が拙著を参考に、

シニアを対象としたカフェ等に取り組んできた。

 

だが、私の知る限り、多くの場合、この取り組みは苦戦している。

 

その理由の一つは、人は集まるが収益が上がりにくい

「単独孤立型」ビジネスモデルになっていることだ。

 

これに対し、「連結連鎖型」ビジネスモデルへの転換を

拙著「団塊・シニアビジネス7つの発想転換」で推奨してきた。

 

今回は、これとは違う視点での理由を述べたい。

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家庭菜園が収入になる仕組み

スマートシニア・ビジネスレビュー 2009年4月27日 Vol.129

kateisaienサラリーマン退職者が好きなことの一つに家庭菜園がある。

家庭菜園とは自宅の庭や空き地を活用して自分で野菜を栽培することだ。

 

退職者が家庭菜園に取り組む理由としては、次の理由が多い。

   健康維持の活動としてちょうどいい、

   自分で作った安全な野菜を食べたい、

   土いじりが面白い、

 

このように退職者にとっての家庭菜園の多くは、

基本的に自分で楽しむ趣味の領域である。

だから、作った野菜を消費するのは

作った本人とその家族が主体だ。

 

だが、作った野菜を食べきれずに困ることも多い。

この場合、隣近所や知人におすそ分けして処分するが、

それでも余って結局廃棄する例も多い。

 

廃棄されている余剰生産物がどれだけあるかの

きちんとしたデータは存在しないが、

家庭菜園のすそ野の広がりを考えれば、

その量はけっして馬鹿にできない規模と思われる。

 

そこで、この余剰生産物を何らかの形で販売できれば、

こうした無駄をなくせるだけでなく、

退職者の収入源にもなる。

 

新潟市の「ひらせいホームセンター」が5月から始める

「野菜のフリーマーケット」が、まさにそのサービスである。

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