意外に知らないアンケート調査の落とし穴

スマートシニア・ビジネスレビュー 2014728 Vol.206

アンケートの例未経験なことへの「意向」を尋ねると回答の信憑性は低下する

 

アンケート調査という手法は、設問を回答者の「現状の事実関係の確認」に限定すれば、回答者が虚偽の回答をしない限り有用です。たとえば、性別、住所、年齢、生年月日、資格の有無などを尋ねる場合です。

 

ところが、設問内容を未経験なことに対する「願望」や「意向」を尋ねる性質のものにすると、その回答の信憑性は著しく低下します。

 

たとえば、40歳から60歳までの母集団に「あなたは、海外に数か月滞在するロングステイをしてみたいと思いますか?」「ロングステイの場所は、カナダ、オーストラリア、タイ、マレーシアのどこがいいですか?」「ロングステイにいくらまで予算をつぎ込めますか?」などの設問の場合です。

 

回答者は、自分が経験したことのない商品・サービスに対しては、実感が湧かないため「明確な判断基準」を持ちません。このため、回答への意識が希薄になりやすく、回答内容の信憑性が低下します。

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Book Review 成功するシニアビジネスの教科書

月刊フューネラルビジネス 20148月号

sogounicom_fb高齢社会研究の第一人者として多くの著書をもつ氏の最新作。本書で著者は、シニア市場をマス・マーケットではなく多様なミクロ市場(小グループ)の集合体と捉え、けっして“シニア”という一括りで語れるような市場ではないと強調する。

 

さまざまな失敗・成功事例とその理由をあげるとともに、最適なアプローチ手法を提言。「コールセンターは顧客ニーズを知る重要なソース」「シニアが最も信頼しているメデイアは市区町村の広報誌」「インターネットの利用率は10年後には60歳代で90%近く、70歳代でもそれに近い数値になると予測される」など興味深い話であふれる。

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シニア層の消費は「年齢」ではなく「変化」で決まる

スマートシニア・ビジネスレビュー 2014716 Vol.205

 

 

imageシニア市場をどう攻略するか、という議論が企業においてなされる時、必ず出るのがシニア市場を年齢によってセグメント分けするやり方です。しかし、この年齢によるセグメント分けには注意が必要です。なぜなら、私たちがモノやサービスを買うのは、何かの状態が変化した時であり、必ずしも年齢が変化した時ではないからです。

 

「加齢による身体の変化」と消費行動

 

私たちの身体は加齢とともに変化し、中高年期には一般に衰えていきます。老眼、体力の衰え、皮膚の衰え、体型の変化、更年期障害、肩やひざの痛みなどを実感すると、対処や予防のための消費が生まれます。

 

このような変化に対応した商品・サービスには、老眼鏡、ルーペ、白髪染め、補聴器、ウォーキングシューズ、トレーニングウエア、補整下着、各種サプリメント(コラーゲン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、カルシウムなど)、スポーツジムなど、たくさんあります。

しかし、こうした商品・サービスは、誰にでも同程度に必要とされるわけではありません。たとえば、リビングくらしHOW研究所の調査によれば、50歳代、60歳代の女性に「最近、体調や体型の変化で気になることはありませんか」と尋ねると両年代とも「体力の衰え」を一番目に挙げます。ところが、50歳代が肌の衰えや更年期障害を二番目に挙げるのに対して、60歳代は関節の痛みを二番目に挙げます。

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【この1冊】『成功するシニアビジネスの教科書』

201475 Excite アドバンスニュース ピックアップコラム

excite_140705成功の秘訣を8つの視点で解説

 

超高齢社会に向かう日本人の消費構造は大きく変化しつつあり、中でも多くの企業がシニアビジネスに食指を動かしている。「シニア消費は企業を救う」とばかりに、さまざまな商品やサービスが登場しているが、成功例は意外に少ない。本書を読むとその理由がわかる。

 

本書は第1章「シニアの消費行動はいかにして起きるか?」以下、全8章で構成。ビジネスチャンスの見つけ方、シニアのニーズ把握法、シニア心理を踏まえた商品開発など、具体的な成功事例、失敗事例を交えて解説している。

 

著者は数々のシニアビジネスを成功に導いてきた第一人者。企業のコンサルティングを通じ、この分野のビジネスを体系化した指南書がないことを痛感、それが執筆の動機になったという。多くの企業が陥りがちなマーケティングの誤りと正しい見方を網羅している。

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知縁型商品で知的新陳代謝を促す

保険毎日新聞 連載 シニア市場の気になるトレンド 第4回

■南極点2009年1月退職後の生活では「知縁」が重要

 

最初に挙げるのは「知縁」というキーワードである。この言葉は「知的好奇心が結ぶ縁」という意味で、2002年に私が日本経済新聞で初めて提唱したものだ。

 

縁(えん)には順番がある。1番目の縁は「血縁」、家族・親族の縁。2番目は「地縁」、住んだことのある場所の縁。3番目は「社縁」、もしくは「職縁」で、会社・仕事関係の縁。この知縁は第4番目の縁ということができる。

 

私は、退職後の人生では知縁がとても大切なつながりになると考えている。現代は核家族が多いので、家族のつながり(血縁)が弱くなっている。男性サラリーマンの多くは、現役時代は会社と家の往復で過ごす。その結果、地域とのつながり(地縁)は薄い。

 

一方、現役時代は会社とのつながり(社縁)が一番強い。退職しても、しばらくはOB会などでつながりが残る。ところが、それも時間の経過とともに次第に薄れてくる。

 

そこで、知縁という知的好奇心で結ばれた関係がますます重要になってくる。知縁型商品とは、それを商品販売やサービス提供に応用しようという考え方だ。

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【今日の一冊】~ 成功するシニアビジネスの教科書

2014630Webook of the Day

webook誰よりもわかりやすく、温かみのある書評で多くのファンがいるWebook of the Dayを主催されている松山しんのすけさんに新著をご紹介いただきました。以下に、全文を転載させていただきます。松山さん、いつもありがとうございます!

 

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都市部シニアの食に関する「不」は何か

大正リポート 20146月号 シニア市場をねらえ 第4回より

大正製薬_大正リポート_2014年7月_表紙都市部では交通網が整備され、食品スーパーも多いだろうと予想されることからシニアにとって住みやすい環境であると考えがちですが、実は、様々な「不」が存在し、シニアにとって意外に住みにくい環境になっているのです。

 

日本政策金融公庫の「消費者動向調査」平成24年(2012年)7月によると、「食に対して一番重要だと考えるものは何ですか」という質問に対して、60代、70代では「健康に良いこと」が一番でした。これに対し、2040代では「価格が安いこと」つまり経済性についての項目がトップでした。

 

次にシニア世代に「どういう不便があるか」という質問に対しては、一番多かったのが「近所にお店がない」で、次に多かったのが「お米など重いものを運ぶのが大変」、3番目には「一人で買い物に行くのが困難」となりました。これらがシニアの感じている不便なのです。

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シニアの身近な「不」に目を向けよ

大正リポート 20146月号 シニア市場をねらえ 第4

大正製薬_大正リポート_2014年7月_表紙「大正リポート」は、大正製薬が全国のドラッグストアなど小売店向けに発行している情報誌。本年10月号よりスタートした新企画「シニア市場をねらえ!」を私が監修しています。

 

146月号の連載第4回は「シニアの身近な「不」に目を向けよ」がテーマ。シニアの消費を取り込むために「シニア特有の嗜好性を理解する」ことや「シニアの消費心理を把握する」ことを過去3回の連載でご紹介しました。

 

では具体的にどのような点に着眼すればよいのでしょうか。既存のシニア市場が一見、飽和しているように見えても、シニア層は何らかの「不(不安・不満・不便)」を持っていることが意外に多いのです。

 

したがって、こうしたシニアの「不」の内容を具体的に突き止め、それらの「不」を解消する商品やサービスを提供すれば新たなチャンスが生まれるのです。

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2大特典つきキャンペーンは本日23時59分まで!

村田裕之の活動

 

ベストセラー1位おかげさまで、昨日上梓した新著「成功するシニアビジネスの教科書」がAmazonマーケティング・セールス部門で1、書籍総合部門で121となりました。

 

早速お買いいただいた皆様、本当にありがとうございます!

 


さて、この新著では、サブタイトルのとおり、「超高齢社会」をビジネスチャンスにする”技術”を次の8つの視点から詳説しています。

 

第1章 シニアの消費行動はいかにして起きるか?

第2章 いかにしてビジネスチャンスを見つけるか?

第3章 いかにしてシニアビジネスを発想するか?

第4章 いかにしてシニアのニーズを把握するか?

第5章 いかにしてシニア「個客」にうける商品開発をするか?

第6章 いかにしてシニアの消費心理を踏まえた商品提案をするか?

第7章 いかにしてシニア顧客にリーチするか?

第8章 いかにしてシニア「個客」をあなたの「顧客」にするか?

 

新著は、お読みいただいた方が、シニア市場を対象にビジネスに取り組む際に、必要となる “技術”を具体的に述べています。

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新著上梓、2日間限定特典キャンペーンを実施中!

村田裕之の活動

amazon1本日620日、新著「成功するシニアビジネスの教科書」を上梓しました。

 

すでに本書の発売前にAmazonマーケティング・セールス全般部門で1位にランキングされました。

 

本書にご興味のある方は、ぜひ、お手に取ってみてください。

 

新著上梓を記念して、アマゾンキャンペーンを本日10:00より始めました

 

キャンペーン中にご購入いただいた方には、2つの特典をプレゼントさせていただきます。キャンペーンへのご参加は、次の特設ページにお越しください。

 

http://hiroyukimurata.jp/seniorbusiness/

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