増える高齢契約者と認知症への対応

不動産経済 連載シニアシフトの衝撃 第8

自工会_いきいき運転講座_2増える高齢契約者と認知症

 

シニア層は若年層に比べ、とりわけ健康不安と経済不安が強い。このため、60代になって退職をきっかけに死亡保険を解約する代わりに、医療保障や介護保障に加入する例が多い。

 

また、かつてアリコ(現メットライフアリコ)が「はいれます」という50歳以上でも加入できると保険商品を発売して以来、各社が追従した結果、シニア層の保険契約者が著しく増えた。

 

しかし、その結果、保険会社はいま新たな課題に直面している。保険契約者の高齢化が進み、多くの契約者が認知症になりつつあるのだ。本人による対応ができなくなり、トラブルが増えている。

 

たとえば、本人に代わって保険会社に連絡してくるのが親族や介護事業者のヘルパーさんだったりする。なかには、遺品回収業者から連絡が来ることもある。

 

こういう場合の問題は、連絡者が契約者になりすましてきたり、親族でも契約者自身の意志と関係なく連絡してくる場合があることだ。これに対応して現場では支払いの過程で本人確認などの作業が増えている。こうした作業負担が増えると、保険会社にとってはコストアップ要因となり、看過できない。

 

当面は、このようなコールセンターや支払過程での審査の厳密な手順などで対処することになる、しかし、今後高齢契約者のさらなる増大が見込まれるため、さらに突っ込んだ対策が必要となる。

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中国中央テレビBiz Asia Americaに出演しました

20141121日 中国中央テレビ

graying population2中国中央電視台(テレビ)の北米向け英語放送番組Biz Asia Americaに日本のシニアビジネスの解説で出演しました。これまで韓国のテレビ番組には何度も出演しましたが、中国中央テレビからの出演依頼は初めてでした。

 

私は10年前に知られざる中国 高齢化の実態」という拙稿で、中国の高齢化がこれから大変になるというレポートをしました。このレポートは当時大変なアクセスがあり、日本人の中国への関心の高さを感じたものです。

 

知られざる中国 高齢化の実態

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004427 Vol. 49

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「シニアシフトの衝撃」がついに3刷達成しました!

2013101 村田裕之の活動

シニアシフトの衝撃_カバー画拙著「シニアシフトの衝撃」が、ついに(ようやく)3刷りを達成しました。201211月発売後、2か月後に重版を達成していたので、発売後何と111か月での3刷り達成です。お買い求めいただいた皆様、本当にありがとうございます。

 

出版不況で、現在は新刊が出ても重版達成できるのが2割以下と言われています。しかも、通常発売2、3か月以内に重版にならないと、まず重版は無理と言われています。

 

しかし、私の書籍はじわじわと売れていく傾向があるようで、10年前の処女作「シニアビジネス 多様性市場で成功する10の鉄則」の時も、発売後8か月後に重版になるという異例のケースでした。

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近未来のシニアの消費行動をどう読み解くか?

不動産経済 連載シニアシフトの衝撃 第7

ショールーミングで購入されやすいものスマートシニアの増加でモノが売りにくくなる

 

IT機器が普及すると市場の情報化がどんどん進んでいく。すると、市場がガラス張りになり、商品の売り手はごまかしが効かなくなる。ネットで見れば、ほとんどのモノが、どこで、いくらで売られているかがわかってしまう。

 

最近は「ショールーミング」と呼ばれる消費行動を取る人が増えた。これは、ネットであらかじめ欲しい商品の情報を調べたうえで、店頭で実際の商品を手に取って確認し、店員に価格を尋ねたうえで、ネットで購入するというものだ。

 

情報武装した「スマートシニア」もこのように、ネットを縦横に活用して情報収集を徹底し、商品をじっくり吟味して決して衝動買いをしない。特に高額商品はその傾向が強い。

 

こうした「スマートシニア」が増えていくと、簡単に商品が売れにくくなる。すると市場は「売り手市場」から「買い手市場」になっていく。その結果、従来の売り手の論理や常識が通用しなくなる。

 

たとえば、有料老人ホーム市場は、従来の常識が覆った市場の典型である。数年前の常識は、数年後には通用しない。そうした事例が数多く見られる市場だ。

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シニアの身近な「不」に目を向けよ

大正リポート 20146月号 シニア市場をねらえ 第4

大正製薬_大正リポート_2014年7月_表紙「大正リポート」は、大正製薬が全国のドラッグストアなど小売店向けに発行している情報誌。本年10月号よりスタートした新企画「シニア市場をねらえ!」を私が監修しています。

 

146月号の連載第4回は「シニアの身近な「不」に目を向けよ」がテーマ。シニアの消費を取り込むために「シニア特有の嗜好性を理解する」ことや「シニアの消費心理を把握する」ことを過去3回の連載でご紹介しました。

 

では具体的にどのような点に着眼すればよいのでしょうか。既存のシニア市場が一見、飽和しているように見えても、シニア層は何らかの「不(不安・不満・不便)」を持っていることが意外に多いのです。

 

したがって、こうしたシニアの「不」の内容を具体的に突き止め、それらの「不」を解消する商品やサービスを提供すれば新たなチャンスが生まれるのです。

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昔からあるが旧態依然として「不」が多い市場を狙う

不動産経済 連載シニアシフトの衝撃 第6回

image高額でも満足できない商品は狙い目

 

有望なシニア市場の例のひとつは、需要側が変化しているのに、供給側が旧態依然としていて利用者の「不」が多い市場である。この市場の代表が補聴器市場だ。

 

補聴器はドイツやデンマークなどからの輸入品が多く、今でも一台35万~50万円という高価格で売られている。にもかかわらず、「雑音が多い」「耳に閉塞感を感じる」「フィッティング感が悪い」「頭痛がする」などの理由から、使用をやめてしまう人が結構多い。

 

こうした体験を経て一度使用をやめた人は、まず二度と補聴器を買わない。一台50万円もしたのに役に立たなかったというネガティブ体験がそうさせるのだ。売る側からすれば、売れてしまえば目標達成なのだが、これではまるで焼畑農業。こうしたことを続けていくと、ブランドイメージの失墜に繋がりかねない。

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成功するシニアビジネスの教科書、発売キャンペーン実施

2014617日 村田裕之の活動

sboa_surface620日に日本経済新聞出版社より新著「成功するシニアビジネスの教科書」を上梓することになりました。

 

これを記念して、新著発売アマゾンキャンペーンを62010:00より実施します。キャンペーン中に購入いただいた方には、ささやかですが特典をプレゼントさせていただきます。

 

また、発売前に予約されていた方もキャンペーンに応募できます

 

サッカーワールドカップの日本・ギリシャ戦の後に始まりますので、テレビ観戦の方は、その後に特設するキャンペーンページにお越しください。

 

なお、特設キャンペーンページのURLは、20日の朝にお送りするEレターでお知らせする予定です。

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高齢化先進県・秋田に商機

日本経済新聞 201465 革新力

八幡平温泉65日の日本経済新聞の革新力というコラムに「高齢化先進県・秋田に商機」という記事が掲載されています。私のコメントも引用されています。

 

記事の内容は「企業活動は東京など都市圏に集中するが、「鉱脈」は地方にもある。人口に占める65歳以上の比率(高齢化率)が日本で最も高い秋田県では高齢者支援ビジネスに注目が集まる。今後、先進国を中心に世界が直面する共通課題でもあり、「高齢化先進県」から革新的なビジネスモデルが生まれる可能性がある」とのことで、秋田におけるいくつかの取り組みが紹介されています。

 

今年の3月に秋田の地銀主催の研究会に招かれて講演するために超久々に秋田を訪れました。空港を降りると、空港のすぐそばに複数の大学が設立されているのを知って、少し意外な感じがしました。

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シニアシフトの衝撃-産業界の最新動向と今後の方向

531日 青葉工業会宮城支部・仙台青葉工業クラブ通常総会

青葉山キャンパス風景531日にKKRホテル仙台で開催される青葉工業会宮城支部・仙台青葉工業クラブ平成26年度通常総会で講演することになりました。

 

青葉工業会とは、東北大学工学部・工学研究科の教員・学生・卒業生及び仙台工業高等学校卒業生と工業教員養成所卒業生を組織する同窓会です。

 

実は私も工学部・工学研究科のOBなので、この会の会員なのですが、正直言って、これまでまったくの疎遠状態。その私が、まさか数多くの立派な諸先輩が居並ぶこの会の記念講演にお招きを受けるとは、私の人生における大きな想定外です。

 

工学部のOBでありながら、現在は医学部付属の加齢医学研究所スマート・エイジング国際共同研究センターで活動し、民間企業のシニアビジネスを支援するという活動が、異色な印象を持たれているようです。

 

震災以来、すっかりご無沙汰をしてしまっている工学部。仙台市の北、青葉山にキャンパスのある今の時期は新緑が美しい、一年で一番よい季節です。お世話になった方々への恩返しの意味も込めて、懐かしの青葉山に向かいたいと思っています。

 

以下は、青葉工業会のサイトに掲載の情報です。

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05/19/2014 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:講演

シニアシフトの衝撃、親が70歳を過ぎたら読む本 キンドルで超割引価格

2013513アマゾンジャパン

シニアシフトの衝撃_表紙アマゾンジャパンが「シニアシフトの衝撃」「親が70歳を過ぎたら読む本」の電子書籍アマゾン・キンドル版が、それぞれ896円、882円で購入できるキャンペーン中です。キンドルをお使いの方で、まだお読みでない方は、ぜひこの機会にどうぞ。

 

おかげさまで、「シニアシフトの衝撃」はシニアビジネス分野の解説書として、多くの新聞、雑誌等に書評でご紹介を頂き、中国語版、韓国語版でも出版されています。また、アマゾンのカスタマーレビューにも30件の読者からの感想をお寄せいただいております。

 

また、「親が70歳を過ぎたら読む本」は、発売後3年以上経過しましたが、4刷を重ねるロングセラーとなっております。キンドルの福祉分野では常に1~2位にランクしています。また、アマゾンのカスタマーレビューにも25件の読者からの感想をお寄せいただいております。

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