村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「スマート・エイジング」の記事一覧

企業の製品サービスの健康貢献度をエビデンスで評価:2月5日に都内で開催の特別セミナーで事業詳細を説明

東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 1月11日 昨日プレスリリースされた通り、東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターが2019年度より企業の商品・サービスの健康貢献度の評価事業を開始するにあたり、 […]

スマート・エイジング:人生100年時代の加齢観と社会課題解決アプローチ

人間は受精した瞬間からエイジングが始まります。加齢に抗う(アンチエイジング)のではなく、加齢とともに成長を続けること(スマート・エイジング)こそが重要なのではないか、と東北大学特任教授の村田裕之先生は仰います。今の日本は「老化=衰弱」という前提に基づき、医療・介護の充実こそが高齢者福祉、という考え方に執着しています。でも、社会福祉の財源は限られており、医療や介護の拡充だけでは幸せにはなれないことは誰しもが感じているはずです。しかし、歳を取ることを「衰弱」ではなく「成熟」であると捉えることができれば、個人も、社会全体も変わっていくことができるかもしれません。支える側/支えられる側を年齢で区別することをやめれば、社会課題としての高齢化というワードは意味を失うでしょう。体力も可塑性も大きい若年層と豊富な経験とスキルを持つ大人たちが上手に役割分担できれば、経済も活性化するかもしれません

携帯ショップ経営者にとってのスマート・エイジングとその可能性

機能やサービスが多く、料金体系も複雑なスマホはICTが不得手なシニアユーザーにとってはストレスになります。こうしたユーザーは若手販売員が多用する専門用語についていけず、質問した時のつっけんどんな対応に苛立ち、店頭でクレームをつけ、キレるシニアを多く見かけるようになりました。一方、販売側がこうしたシニアユーザーの反応を「シニアだから仕方がない」と割り切ろうとすると、スタッフにはかえってストレスとなり、退職増につながってしまいがちです。必要なことは、シニアユーザーの消費行動の特徴とそれが起きる背景をよく理解して、対策を打つことです。私の講演では、怒りっぽくなるシニアユーザーへの対処法とシニアのさらなる携帯・スマホ活用方策についてスマート・エイジングの考え方と共にお話しする予定です。

人生100年時代の産学連携スタイルとは?

日本経済新聞 1月16日 来る2018年1月30日(火)に開催の東北大学スマート・エイジング・カレッジ(SAC)東京 特別セミナー「人生100年時代の産学連携スタイルとは?」の告知が掲載されました。 この告知をご覧になっ […]