今後急速に高齢化する韓国 でもシニアビジネスが上手くいかない理由は?
韓国MKエコノミー誌 15年1月1日、6日合併号 特集
韓国最大のビジネス・メディア・グループ、Maeil Business Newspaper & MK Inc.が発行する経済誌MKエコノミーの新年号特集に私のインタビューが掲載されました。
私はよく講演でお話ししていますが、アジアにおいて特に韓国、シンガポール、香港、台湾の4地域は、今後急速な高齢化が予想されており、危機感が高まっています。その理由は、日本よりもさらに厳しい少子化の進展です。
今回のインタビューは、4,5年前から韓国でもシニア市場を経済活性化のエンジンと見て、多くの企業が参入したにもかかわらず苦戦しており、それについて解説してほしいというものでした。
韓国のシニア市場の状況は、一言で言えば、日本の15年前、2000年前後の状況に似ています。
3年前にソウルで講演した際に感じたのは、需要はありそうだが、供給が追い付いていないことでした。
スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年9月6日 Vol.162
その後3年以上の年月が経過し、多くの企業がトライしたものの、あまり上手くいっておらず、韓国の企業は「シニア市場は幻想ではないか?」との声を上げているようです。
まさに、この状況が日本の2000年前後の状況によく似ているのです。
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カテゴリー:メディア
新ヘルスケア産業創出懇談会 中間とりまとめ発表
8月3日 中部経済産業局
私が委員として参加していた中部経済産業局主催の新ヘルスケア産業創出懇談会の最終回が終了し、中間とりまとめ(要旨)が発表になりました。
資料は、次のページの第4回懇談会(平成23年7月28日開催)の資料2 中間とりまとめ(要旨)(案)というところからダウンロードできます。
新ヘルスケア産業創出懇談会のページ
お読みいただければ分かりますが、日本のヘルスケア産業の現状と課題、今後おこなうべき施策の方向性がよく整理されています。
こうした委員会に参加すると、委員の皆さんが各分野の第一線で活躍している方なので、いろいろな分野の最新状況が俯瞰的にわかり、大変ためになります。
たとえば、日本で使用されている医療機器の5割が輸入品であること、特に治療系機器は大半が輸入品であることなど、この懇談会に参加して知りました。
今回公表されている資料から、こうした俯瞰的状況のエッセンスを感じられると思います。
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なお、この記事に対して、次の投稿をいただきました。
近藤隆 より:
以前、医療機器メーカーに勤めていたので、この手の話は良く聞いていましたが、よくまとまっていますね。
一つ気になるのは、いまだ親方日の丸の護送船団方式に見えてしまうことです。世界へ訴求力のある産業創出と言いながら、論じている産業は国内に集中、メンバーも日本の団体ばかり。本当に世界に訴求力のある産業を創出するには、もっとグローバルな戦略的視点が必要ではないでしょうか?世界中の企業や研究者を 惹き付け、参加させることが重要だと思います。日本を拠点に日本企業と世界中の企業が競争したり提携したりできる環境を構築し、日本がこの新産業創出の聖地となるような目論みが必要かと思います。
日本は(少子)高齢化問題とITインフラで世界最先端を歩み、ロボット技術等で重要な最高レベルの試作技術環境があります。この新分野では世界の頭脳を惹 き付け得る十分魅力ある地域です。シリコンバレーがIT産業の聖地、ロンドンが金融産業の聖地のように、この新ヘルスケア産業の聖地となり得るのではない でしょうか?重要なのは、当初から、世界に対しオープンに接することだと思います。
先週のシリコンバレーでのイベントでは、日本のモバイルサービスについて米国人が詳しく紹介していました。以前から、i-Mode、写メール、セルプロセッサ、デジカメ、プリウス、任天堂Wii/DS、オサイフ携帯、等々、日本にいる時には想像もしなかった程、米国では熱心に日本のことを調べています。経産省が世界の産業動向を調べるのと引けを取らず、寧ろそれ以上に、世界は日本の取り組みを調べています(少なくとも米国、EU、韓国、中国は)。
日本企業、団体のみが集まり、日本語だけの報告書であれば、これは日本だけのクローズドな取り組みとみなされるでしょう。そして、欧米等が似たような取り組みをオープンに開始、日の丸護送船団 対 世界選抜、たとえ技術で勝てたとしても商売では話にならないでしょう。世界選抜が日本で決まるような環境構築、それを当初から目指すべきと思います。
以上、「中間とりまとめ」に関する感想を述べさせて頂きました。
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Wiiが売れている「意外な場所」
2009年2月20日 スマートシニア・ビジネスレビュー Vol.125
不景気でモノが売れないと言われている。ところが、不景気でも売上を伸ばしている企業もある。ユニクロ、楽天、任天堂などがその例だ。
特に任天堂は第3四半期の営業利益が5,013億円と過去最高を達成している。DSとWiiが欧米でもよく売れているのが好業績の理由である。
先月訪れたアメリカでWiiが売れている
「意外な場所」に気がついた。
それはリタイアメント・コミュニティ
(アメリカ式の老人ホーム)である。
人気のソフトはWii Sportsのボーリングだ。
屋内運動場に大型の液晶テレビを7台横一列に並べ、
高齢の入居者が大勢集まって「大ボーリング大会」に
興じているのである。
これには正直驚いた。
なぜ、Wii Sportsボーリングが入居者に人気なのか。
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Wii、アメリカ、カーブス、シニア、スマートシニア、フィットネス、ボーリング、体験、価値、夢、女性、老人ホーム、運動、高齢者02/20/2009 | コメント/トラックバック(0)|