顧客の立場でサービス提供 定年後に起業する⑤

朝日新聞 5月18日 Reライフ 人生充実 なるほどマネー

asahi150518起業のテーマをどう選ぶか。今回は「同世代に癒やしの場を提供する」です。

静岡県に住む団塊世代のCさんは、定年目前の57歳で繊維会社からリストラされました。計画していた定年後の日本一周旅行は夢物語になりました。3人の子供の教育費も必要で、家のローンも10年以上残っていました。

「なーに、仕事を選ばなきゃ月に20万円や30万円ぐらい稼げるだろう」と思っていたCさんは、ハローワークに通って自分の甘さを思い知らされました。57歳という年齢では20万円はおろか、仕事そのものがないのです。

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東北大学SAセンター東京分室設立に伴いスタッフ募集!

20141022日 村田裕之の活動

sairc

今日はスタッフ募集のお知らせです。

 

東北大学加齢医学研究所(所長:川島隆太教授)付属スマート・エイジング国際共同研究センター(SAセンター)は、このたび東京に拠点(東京分室)を構えることになり、川島所長が室長、私が副室長を務めることになりました。

 

これに伴い、私たちの業務を全面的にバックアップして下さるスタッフ(事務補佐員)を募集いたします。

 

SAセンターは、200910月の設立以来、世界を先導するスマート・エイジング研究を通じて、持続可能な高度成熟社会の形成に寄与するため、文系・理系に拘らない学際研究、国際共同研究、民間企業との産学連携研究などを数多く実施してきました。

 

SAセンターについて

ちなみに、先日ご案内した映画「僕がジョンと呼ばれるまで」で取り上げられている認知症非薬物療法「学習療法」は、川島所長と公文教育研究会との産学連携研究で開発し、SAセンターが中心となって米国への輸出を実現したものです。

 

映画「僕がジョンと呼ばれるまで」

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地域の強みから新規事業の差異化を考える

710 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第88

おやき何もないように見える過疎地でも必ず何か資源がある

 

私が知る限り、新規事業を成功させる人は、それまでの通説や一般常識にとらわれず、独自の差異化を実行する人だ。そして、独自の差異化は、その会社や地域の特徴を強みに変えることで成し遂げている例が多い。

 

長野県にある「おやきビジネス」で有名な「小川の庄」がそれだ。小川の庄は名前の通り長野市の西、小川村にある。小川村は総人口3000人弱。うち65歳以上の高齢者人口が1300人を超え、高齢化率は43%を越えている。限界集落ではないが、文句なく限界集落予備軍である。

 

小川村は山間の傾斜地の多い場所だ。私も実際に行ったことがあるが、現地にたどり着くまでは、こんな場所に本当におやきビジネスがあるのだろうかと不安になった。お世辞にも耕作に恵まれた土地とは言えない場所だ。

 

しかし、必要は発明の母、逆境こそが知恵を生む。こうした傾斜地で栽培できるのは、穀物では麦や雑穀となる。この麦や雑穀を皮の原料とし、条件の悪い耕作地でもできやすい地元産の野沢菜や山菜を具にしたのが、実はおやきなのだ。また、このあたりには広葉樹が多いため、おやきを焼くための燃料にそれを使った。

 

おやきは、本来、売り物ではなく各自の家で食べるものだ。家ごとに皮の作り方や具の種類から焼き方まで異なる家庭食なのだ。このため、おのおの家の製法・ノウハウは、すべて家の女性、つまりおばあちゃんたちが持っていた。

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韓国KBSテレビ「世界は今」にコメンテーターとして出演します

201411822:3023:30 韓国KBSテレビ

世界は今韓国のNHKKBSの番組「世界は今(World Today)」にコメンテーターとして出演します。

 

92回の放送は、2014年特集「年を取って行く地球」がテーマです。番組では世界中で進行する高齢化の波として、スペイン、ドイツ、アメリカ、そして日本の例を取り上げ、韓国が今後どう対処すべきかを提言する番組です。

 

私は番組の最後に、なぜ、今、世界の高齢化が深刻になっているのかと、今後の対策についてキャスターの質問に答える形でお話しします。

 

残念ながら韓国内での放送なので日本では見ることができませんが、シニアシフトが世界に拡大していること、そのための対策が急務であるのは日本だけではないことがよくわかります。

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他人の役に立つ充実感

毎日新聞 201397日 連載 村田裕之のスマート・エイジング  第6回

毎日SA前回、退職後も何らかの仕事をして年金以外の収入を得る生活をお勧めしました。しかし、たとえ収入は得られなくても、ひとの役に立つことで収入以上のものを得ることができます

 

東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターにある脳の健康教室「脳いきいき学部」では、多くのボランティアがサポーターで活躍しています。あるサポーターが、「年配の参加者から、『この年齢になって、こんな勉強ができるなんて夢にも思わなかった。あなたのおかげよ、ありがとう』と言われ涙がこぼれた、と話していました。

 

40歳を過ぎると、感謝されたり褒められたりする機会が減ります。職場なら中間管理職以上の人が多く、部下を褒めることはあっても、自分が褒められることはあまりありません。家庭では親が同居していない限り最年長者であり、褒めてくれる人はいません。しかし、本来、人はいくつになっても褒められたいものです

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シニアシフトと業界の取るべき方向性 (1)ファミリーレストラン

販促会議9月号 連載 実例!シニアを捉えるプロモーション 第七回

販促会議9月号表紙高度成長期に業績を拡大してきた企業には、いまだに若者やファミリー層を主要ターゲットにしているところも多い。年々売上げ減にさらされているにもかかわらず従来のビジネスモデルからなかなか脱却できていない業態の一つがファミリーレストランだ。こうした業態では、シニアシフトの進展に合わせて新たな方向性が求められている。本稿ではその勘所を述べる。

 

1.退職シニア層には「第三の場所」の機能を提供する

 

ファミリーレストラン最大手のすかいらーくが、約1300店ある「ガスト」を2014年から4年間で130億円を投じて全店改装する。改装の柱はシニア層への対応だ。4人がけのボックス席は背もたれを高くし、個室感覚で使えるようにし、内装も落ち着いた木目調などにするとのことだ。

 

しかし、せっかく多額の投資をするのであれば、退職シニア層のニーズをとらえた本質的な改装に踏み込むべきだ。そのカギとなるのは「退職者のための第三の場所」の機能である。

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増える「おひとりさま」と支援サービスの可能性

保険毎日新聞 連載 保険業界はシニアシフトにどう対応すべきか?第4回

クラブツーリズムのツアー風景 「一人で時間を過ごす人」の割合が増える

 

多くのサラリーマンにとって退職後の大きな変化は、生活リズムが「職場中心」から「個人中心」になることだ。サラリーマン時代は常に上司、同僚、部下、取引先が周辺にいて、昼は一緒にランチを食べ、夜は居酒屋で一杯やり、休日は接待ゴルフに出かけていた。

 

ところが退職すると、こうした機会がなくなる。毎日一緒だったのが嘘のように、職場の人たちと会う機会がなくなる。この変化に対して退職後しばらくの間、気持ちがついていかない。生活リズムが激変するからだ。

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シニア世代の課題に向き合えば「究極は人間を知ること」に行き着く

月刊人事マネジメント ザ・ロング・インタビュー この人と1時間

月刊人事マネジメント_2013年7月号_表紙_2シニアビジネスの第一人者である村田裕之さんの近著『シニアシフトの衝撃 超高齢社会をビジネスチャンスに変える方法』(ダイヤモンド社)が、企業の新規事業に関わる人たちの間で、関心を集めている。超高齢社会をビジネスチャンスと捉え、多くの産業で今、「シニアシフト」が加速している中、村田さんは、その知恵袋としてメディアや各産業界からも引っ張りだこ。少子高齢化や人口減少社会の課題は、人事関係者にとっても大きなテーマ。超高齢社会を「強い会社組織作り」へのビッグチャンス変えるための秘訣とは何か?村田さんからのアドバイスとヒントに今、耳を傾けてみたい。

 

 

「継続して仕事がしたい」シニアが増加

 

--「2007年問題」、そして昨年の「2012年問題」の危機を乗り越え、国内のシニアブームは一旦、シュリンクしたのか?それともこれからが本番なのか?まずはそのあたりの感想から、村田さんに聞いてみたい。

 

「静かなブーム。現在のシニアビジネスの現状を一言で表現すれば、そんな感じがします。一過性ではない、継続的なニーズを確実に感じる、という部分では、今から5年前の『2007年問題』で話題を集めたシニアビジネスブームとは明らかに違います。

 

2007年当時は、ボリュームゾーンの団塊の世代の最年長が60歳の定年を迎え、国内の労働力不足、あるいはノウハウの継承が途切れるとの不安、そして同時に新しいリタイア市場が誕生するのではないか、との期待もなされました。しかし、結果的にはそうした不安や期待に反しては何も起こらず、翌年にはもう、ブームはシュリンクしました。

 

その理由はほとんどの団塊の世代がつい最近まで現役で働き続けたからです。それに比べれば2012年問題と言われた、団塊の世代の最年長が65歳を迎えた昨年前後からは、職場を退職した人たちの割合が確実に増えています。

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「退職者のための第三の場所」の解説でフジテレビニュースジャパンに出演します

20134423:40頃 フジテレビ系列 ニュースジャパン

newsjapan44日の23:40頃からフジテレビ・ニュースジャパンに「退職者のための第三の場所」の解説で出演することになりました。(インタビュー出演)

 

昨年団塊世代の最年長者が65歳になったことから、再び退職者向けの新たなビジネスが注目されています。

 

そのような動きの一つとして、退職者の時間消費ビジネスが増えています。番組ではそうした動きに焦点をあて、いろいろな事例を取り上げますが、その共通点は「退職者のための第三の場所」です。

 

実はこのコンセプトは、私が拙著「シニアビジネス」や講演などで10年前から提唱してきたものです。

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「時間たっぷり」は誤解 間違いだらけのシニア攻略

20121229日 日本経済新聞電子版

yuyuchiteki【ケース4】会員制の交流サロン、容易に金を落とさず

 

<教訓>時間消費先を厳しく選別、仕掛けが必要

 

新たな交流を求め、家や職場に次ぐ居場所を求めるシニアが増えるとの見方がある。プロトコーポレーションは06年、無料の飲料や講座を用意し、サークル活動の場として利用できる会員制サロン「悠友知摘(ゆうゆうちてき)」を開設。一時1500人程度まで会員が増えたが、採算が合わず10月末に終了した。

 

最大の敗因は、こうした「場」にシニアは容易にお金を落とさなかった点だ。当初、月額3000~1万円の3コースのうち会員の約8割は最安コースを選択。そこで値下げにより会員増を図ったものの、十分な収益を確保できなかった。

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