村田裕之の活動 その6

one-month-stay00年頃から単なるレジャーではない、楽しみながら学べる機会を求める年長者が増えていることに気がつきました。その一方で、参加者側が一方通行的にサービスを受ける受身のスタイルに慣れており、サービス提供側との双方向の学びの場になっていないことが多い状況でした。

そこで、机上の学習だけでなく、集団で合宿体験を行い、現場での体験を通じて学ぶという「知的合宿体験」をレジャーサービスに組み込むことで、活気にあふれた立体的な学習サービスとして新たな差別化になると提案しました。

 

そこで、いきいき(現在はクラブツーリズムが主要株主)とシニア向け生涯学習サービスの老舗、米国エルダーホステルとの戦略的提携をアレンジし、いきいきの読者を対象として、一カ月間の米国ボストン生活体験を楽しみながら英語力を身につける「ワン・マンス・ステイ」を商品化しました。参加者一人当たり百万円以上する高額商品でしたが、募集とともに満員となり、潜在ニーズの大きさが検証できました。