20141121日 中国中央テレビ

graying population2中国中央電視台(テレビ)の北米向け英語放送番組Biz Asia Americaに日本のシニアビジネスの解説で出演しました。これまで韓国のテレビ番組には何度も出演しましたが、中国中央テレビからの出演依頼は初めてでした。

 

私は10年前に知られざる中国 高齢化の実態」という拙稿で、中国の高齢化がこれから大変になるというレポートをしました。このレポートは当時大変なアクセスがあり、日本人の中国への関心の高さを感じたものです。

 

知られざる中国 高齢化の実態

スマートシニア・ビジネスレビュー 2004427 Vol. 49

 

その後、尖閣諸島の件や政治家による靖国神社参拝の件などで中国との政治関係が悪化しましたが、社会の高齢化はそうしたことに関係なく進展しています。

 

graying population3中国の人口動態は、時間軸が異なるものの、その形は実は日本とよく似ています。それは高度成長の後に、少子化が起き、高齢化が進むというプロセスを進んでいるからです。ただし、中国の少子化は政府による人口抑制策、いわゆる「一人っ子政策」によりもたらされた点が日本と異なる点です。

 

しかし、上海などの都市部においては日本の都市部同様、4-2-1構造(子供が一人、親が二人、祖父母が四人)が進んでおり、香港やシンガポール同様、都市化の進展が少子化を促し、高齢化が進むという構造になっています。

 

こうした背景から中国でも今後さらに急速に高齢化が進むことが容易に予想できます。今回の番組は、そうした社会背景から日本の高齢社会対応に関心が高まっていることへの表れです。日本企業は、今のうちに自社の製品・サービスを練り上げておきましょう。

 

 

Biz Asia Americaのサイト

 

シニアシフトの衝撃