東北大が健康寿命延伸ビジネスの情報拠点を東京に4月から開設

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経済界5月12日号

東北大学加齢医学研究所(所在地・仙台市青葉区、川島隆太所長)は3月25日、複数の異業種企業の健康寿命延伸ビジネスのイノベーションを支援する「東北大学スマート・エイジング・カレッジ(SAC)東京」を4月から東北大学東京分室に設立すると発表した。現在、サントリー、パナソニックなど42社の参加が決定している。

東北大学の精鋭教授陣が、企業の経営者・実務担当者に対して、「加齢医学の基礎」から「シニアビジネス」まで最先端の研究開発動向と事業化の知恵を包括的・網羅的に提供、SAC東京は民間企業にとって健康寿命延伸ビジネスの「外部ブレーン」としての役割を担う。

東北大学加齢医学研究所では、2012年4月からスマート・エイジング国際共同研究センター主催で、学内の文系・理系分野の40人の教授陣からなる「スマート・エイジング・カレッジ」を運営し、市民公募で選抜された30代~80代の受講生を対象に、健康寿命延伸のための啓蒙活動を実践してきた。

毎月1回、同大の加齢医学研究所所長・川島教授らによる講演会を開催。同大が強みを持つ脳科学や化粧心理学といった高齢者関連分野の研究内容を紹介し、産学連携で新規事業創出を目指す。参加費は年間1人30万円で、1企業最大2口まで。定員は56人の予定。

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