加齢科学、ビジネスに活かす 企業内専門家を養成

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高齢者住宅新聞4月25日号

東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター(仙台市)は4月11日、東北大学スマート・エイジング・カレッジ(以下SAC)東京第4期で、シニア向け事業の企業内専門家「エイジング・サイエンティスト」を養成するプログラムを開始した。

東北大学SAC東京は、企業の健康寿命延伸ビジネス開発を支援する「事業支援カレッジ」として2015年4月にスタート。プログラムにはシニア向け事業に取組む大手・中堅企業60社の新事業開発担当者が参加する。

4期目初回は、東北大学加齢医学研究所の村田裕之特任教授が、老化研究の拠点となっている同研究所の歴史やミッションについて解説。次いで、同研究所所長の川島隆太教授が「スマート・エイジング概論」と題し、最先端の脳科学研究についてレクチャーした。

「齢をとることは人間の発達であり成長=スマ-ト・エイジング」との認識の必要性を提唱。日本の高齢化の状況には前例がなく「日本の処方箋は、海外展開のキラーコンテンツになる」とした。講義後には両教授と参加企業との間での質疑応答、活発なディスカッションが行われた。

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