村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「暴走老人」の記事一覧

なぜ、年をとると涙もろくなるのか?

前頭前野が鍛えられている人は”泣く”や”笑う”などの感情をコントロールすることが可能です。昔より涙もろくなったと感じるならば、前頭前野の機能が低下している証拠。怒りっぽくなった、キレやすくなった、なども前頭前野の機能低下が原因だ。

年を取って涙もろくなったのは感情の抑制機能が低下したから

最近、涙もろくなったと訴える中高年が多い。「年を取ったら感受性が豊かになったみたい」という話は特に50代、60代の人からよく聞かれる。しかし、年を取ると涙もろくなるのは、感情移入しやすくなったのでも、感受性が豊かになったのでもない。大脳の中枢の機能低下が真の理由だ。「背外側前頭前野」と呼ばれる部位が脳全体の司令塔となり、記憶や学習、行動や感情を制御している。涙もろくなったのは、この部位が担っている感情の抑制機能が低下したからだ。

キレる高齢者 脳トレで感情抑えて

日本経済新聞夕刊 2017年3月23日 読み解き現代消費 日経夕刊の連載コラム「読み解き現代消費」に『キレる高齢者 脳トレで感情抑えて』を寄稿しました。 「読み解き現代消費」は、毎週木曜日、気になる消費トレンドについて、 […]