2013年9月6日 ちょっと一息
3月に拙著「シニアシフトの衝撃」が、台湾大手の圓神出版グループの先覚出版から中国語で翻訳出版が決定したとお伝えしましたが、そのカバーページ見本が昨日届きました。
タイトルが「無所不在的銀髪商機」。銀髪商機は、すぐ意味がわかるのですが、無所不在的の意味がよくわかりません。どなたかお分かりの方、教えてください!
台湾の中国語版は漢字が多く、中国語に詳しくない私でも何となく意味が分かる箇所が沢山あり、親近感がもてます。
拙著のなかで「これから世界中に広がるシニアシフト」と書いたのですが、こうして外国での翻訳出版が広がること自体が、シニアシフトの広がりであると実感します。
それにしても、韓国語版のタイトルが「Gray Market」、中国語版が「銀髪商機」と、シニア市場を「シルバーヘア市場」と同じ言葉で表現していることに気がつきます。
実は日本でも90年代ころまでは「シルバーヘア市場」、「シルバー市場」という言葉が代表的でした。電車やバスの優先席は、今でこそ「優先座席」と呼びますが、以前は「シルバーシート」でした。
こうした言葉づかいに、その国における市場の成熟度が表れます。台湾や韓国では、この市場は、まさにこれからの分野なのです。