村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「ギネスブック」の記事一覧

世界最高齢記録保持者はどのようにして生計を立てていたのか?

「存命中の世界最高齢」に認定されていた福岡市東区の田中 カ子さん(119歳)が、19日に同市内の病院で亡くなっていたことが報じられました。ギネス公認の世界最高齢記録保持者はフランス人女性のジャンヌ・ルイーズ・カルマンさんで、122歳164日まで生きたという記録があります。彼女は1875年にフランスで生まれ、1997年4月4日に亡くなりました。現在のような社会の高齢化が進んだ以前の19世紀、20世紀での記録なので希少と言えます。とはいえ120年以上も生きる場合、気になるのは「どのようにして生計を立てていたのか」ではないでしょうか。

高齢になっても具体的な目標を持つと道が拓ける

ノーラ・オークスさんは2008年、世界最高齢の95歳で四年制大学の学位を取得しました。卒業後、大学院に進学し、2010年5月に98歳で修士号を取得しました。これもその時点で世界最高齢での修士号取得でギネスブックにも載りました。恐らく多くの方が「確かに素晴らしい話だけど、この人は特別だ。やっぱり普通の人より相当頭がいいんだろう?自分には絶対できっこない」と思うでしょう。しかし、指導教官が次のように語っていることに注目です「彼女はほかの人に比べてとてつもなく優秀であるとか、特別な能力のある人ではありません。ただ、一つだけ普通の人と違っていたのは、彼女が“明確な目標”を定め、それに向かって努力を怠らなかったことです」