村田裕之の団塊・シニアビジネス・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、市場トレンド、海外動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「教訓・学び」の記事一覧

見やすいトリセツの例

見づらい“トリセツ”は「不」の代表

良い製品なのにトリセツが見づらい例が時々見られる。すると製品のイメージが悪くなり、企業イメージの低下につながり、機会損失となる。原因は製品づくりが細かく分業され、製品づくりと取扱説明書づくりを統一して品質管理していないためだ。一方、利用者に評判のよい製品はトリセツが最小限で見やすい。
アルツハイマー病の進展過程

「認知症は予防できる」と言えるか?

認知症は「予防できる」と言えるか?現段階では「NO」だ。効果検証には追跡調査が必要で長い期間が必要なため、ほとんどのトレーニング手法は、まだ疫学的に十分なデータが揃っていない。例えば、脳のトレーニングについても認知機能改善の効果が「ありそうだ」ということしか言えない。だが、トレーニングで認知機能が改善した実例は沢山あるので、少なくとも無意味ではないと言える。
退職後の夢実現消費の例

50歳を過ぎたら趣味に注力 認知症予防にも

脳の萎縮は一般に加齢と共に進みます。これが進むと認知機能の低下が起こり、認知症になっていきます。脳機能画像研究の第一人者、東北大学の瀧靖之教授によれば、知的好奇心が旺盛なほど、脳の萎縮を抑えることがわかっています。50歳を過ぎると昔やっていたことにもう一度取り組み、自分らしさを取り戻そうとする「自己復活消費」、昔は経済的に実現できなかった夢を今実現する「夢実現消費」が増えてきます。こうした消費は迷わずどんどんやるのが認知症予防の観点からお勧めです。

なぜ、高齢になると他人の役に立ちたくなるのか?

ボランティア活動を継続する人の共通点は、他人から感謝されるとき、幸福を感じることです。これは他人からの感謝という「心理的報酬」によって「報酬系」と呼ばれる脳の神経システムが活性化し、やる気や元気を促す神経伝達物質ドーパミンの分泌を促すことに関係があります。一方、ボランティア活動を義務的に行うと長続きしません。この理由は逆に報酬系が活性化しないため、ドーパミンの分泌も促されず、やる気が出ないためです。ボランティア(volunteering)の本質は、自発的に行うことです。義務的で無理に参加する活動は、実はボランティアではありません。

94%が「よかった」と評価:シニア市場の勘所がわかるセミナー

さる8月26日に開催の特別セミナー「シニア市場とスマート・エイジング・ビジネス」の開催報告が公開されました。参加者の評価では「とてもよかった」85%、「まあまよかった」9%で、94%の方が「よかった」と評価されています。また参加者から「シニアビジネスについては、これまでは抽象的でしたが、今回のセミナー受講によって具体性を感じたことと、気づきを多く頂く事ができました。素晴らしいセミナーでした」「久しぶりに村田先生のお話を伺い、流石シニアビジネスの第一人者の方だと感服し、大いにビジネスのヒントになりました」など沢山の評価をいただきました。

「他人の役に立つ」ことは「自分の役に立つ」こと

東京オリンピックで道に迷ったジャマイカの金メダリストにタクシー代を渡したバス係の女性スタッフが話題になりました。ボランティア活動によって心理的報酬を得る機会が多くなると、高齢期にも精神的に豊かな生活を送ることができ、孤独の解消にもつながります。後半生になると他人から感謝されたり褒められたりすること「心理的報酬」に幸せを感じる傾向が強くなります。「他人の役に立つこと」は「自分の役に立つこと」でもあると認識して、彼女のように、積極的にボランティアにトライしてみてください。
年齢層別死亡事故件数

高齢運転者の重大事故リスクを下げるカギ

ここ数年高齢者による交通事故が増えているとよく報道される。だが、警察庁交通局の平成31年2月発表のデータを見ると、実は65歳以上の交通事故死者数は、平成20年の2523人から平成30年の1966人までほぼ毎年減少している。人口10万人当たりの交通死亡率も9.19人から5.59人に減っており、特に高齢者による交通事故が増えているわけではない。一方、年齢別免許人口当たり死亡事故件数で見ると、75歳未満の運転者が平均3.7件なのに対し、75歳以上の運転者は平均7.7件と多いことがわかる。75歳以上で死亡事故割合が多くなる理由は加齢による認知機能低下が主な原因と考えられる。
70歳まで働くには必要な心得がある

「news every」で70歳まで働き抜くためのヒントについてコメントしました

4月から制度が変わり、70歳まで働ける社会になります。65歳から70歳までの期間について企業側に雇用確保の努力義務が課されることになります。人生100年時代に必要な制度に見えますが、雇用する方にもされる方にも多くの課題があります。今回は雇用される立場でどのようなことが求められるかをお話ししました。日本テレビのサイトで視聴できますので、よろしければご覧ください。
コロナ対応で遠隔地から参加可能

ポケモンGOに見る「対コロナ適応力」その2

コロナ禍後に自分が参加するレイドバトルにその場にいないフレンドを招待できるようルール変更した。これによりこれまでレイドパスを使う機会があまりなかった地方のプレイヤーが頻繁にレイドパスを購入するようになった。ゲームのルールを柔軟に変えて市場環境の変化に対応できれば、コロナ禍以前にはなかった新たな売上機会が得られる。
中高年が他人の役に立ちたくなる理由

中高年が他人の役に立ちたくなる理由

今年の秋の褒章受章者に「スーパーボランティア」として有名な尾畠春夫さんの名前があった。尾畠さんは2018年8月に、山口県周防大島町で行方不明になった2歳児をわずか30分で見つけ出したことで有名になった方だ。彼の収入は毎月5万5000円の国民年金のみ。収入も決して多くない81歳の後期高齢者の彼がボランティア活動に注力し続ける理由は何か。