
2025年5月12日 宮城・仙台 新築リフォームフェア実行委員会
来年1月17日(土)・18日(日)に宮城県仙台市で日本初のエイジテックに特化した展示会「AgeTech展2026」が開催されることになり、私が特別アドバイザーを務めることになりました。
AgeTech(エイジテック)とは
AgeTech(エイジテック)とは齢を重ねる意味の動詞「Age」と、技術を意味する名詞「Tech」を組み合わせた造語で、“齢を重ね続けることで生じる心身の変化に適応するための技術”を意味します。
AgeTechは2019年頃から米国で使われ始めた言葉です。しかし、日本では、この言葉が出現する20年以上前から、世界初の高齢者向け携帯電話「らくらくホン」をはじめ、最先端の技術を用いて高齢者の生活の質を改善する製品やサービスが数多く開発されてきました。
日本がエイジテックの先進国である理由は、日本の高齢化が世界のどこよりも進んでいて、需要があったこと、日本人の細やかな集積技術・情緒感覚がこの対応力の源泉だったことによる。
AgeTech展2026の特長は
第一に、エイジテックに特化した展示会として日本初である点です。高齢者を対象とした展示会としては国際福祉機器展(HCR)やCARETEXなどが有名です。しかし、これらはいわゆる介護機器や福祉用具が大半でした。
AgeTech展2026は、技術を活用して高齢者の生活の質を改善する製品やサービス全般を扱う点が、従来の介護系展示会との違いです。
第二に、宮城・仙台新築リフォームフェアとの同時開催である点です。このフェアは、これまで21回の開催実績があり、仙台市や近郊の一般の方々に長年親しまれているイベントです。
住宅イベントのため多くの方が家族で来場します。その中には、ご自身や同居または離れて暮らす親御さんが高齢になり、リフォームや生活サポートが必要になった方も多くいます。 これらの方々は、まさにAgeTech製品やサービスの潜在利用者と考えられます。
つまり、住まいをテーマにした新築リフォームフェアとAgeTech展の親和性が非常に高いことが強みです。
日本でAgeTech展が開催される意義は
今年1月に米国・ラスベガスで世界最大規模の技術見本市、 CES が開催され、注目のテーマの一つがAgeTechでした。高齢化率ではまだ日本の半分程度の米国が、世界最大の高齢者NPO・AARPを中心に「AgeTechビジネスエコシステム」を構築しようとしています。
仏国でも2015年頃からシルバー・エコノミーの育成方針のもと、「Silver ECO」というプロジェクトのなかで同様の動きを進めています。
このような動きは世界中で起きつつありますが、民間企業による製品・サービスの豊富さは、実は日本が一番です。しかしながら、こうした商材を一堂に集めた展示会がこれまでありませんでした。
日本発のAgeTech展は、日本のみならず、海外からも大きく注目されるイベントとなるでしょう。
AgeTech展2026の詳細と出展お問い合わせはこちら
〜日本初! シニアの生活の質を改善する製品展〜年齢を重ねるにつれ、日々の生活に「不安・不満・不便・不具合」を感じている方は多くいらっしゃいます。本イベントはAgeTechを活用してシニア層の悩みを解消し、豊かな暮らしをおくってもらうことを目的としています。