村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「商品サービス」の記事一覧

映画「パリタクシー」に見る最期の時間の過ごし方

「パリタクシー」というフランス映画が先週末から上映中です。「パリ」という言葉が入っていますが、正直わくわくしないタイトルです。ところが、上映会場の有楽町・角川シネマでは平日昼間にも関わらず、ほぼ満席。観衆の9割以上は60歳以上。その9割が女性でした。この映画の何がシニア女性を惹きつけているのでしょうか?
フジテレビめざまし8に公務員定年延長解説で生出演

「公務員の定年延長」の解説でフジテレビ「めざまし8」に生出演します

3月28日 8:45頃からフジテレビ「めざまし8」に生出演、「公務員の定年延長」について解説します。この制度導入の意味は何か?メリット、デメリットは何か?年金制度との関係はどうなるか?フランスで起きていることとの共通点、相違点についても解説予定です。

朝日放送テレビ「newsおかえり」”大人の○○シリーズ”で解説します

「大人の○○」と銘打った商品は、中高年・シニア向け商品戦略の一つです。例えば、「大人の科学」「大人のガンダム」「大人の塗り絵」などがありますが、実はその商品化の切り口は3通りあります。その切り口毎の事例と、なぜその切り口で商品化できるのかをお話しします。

「朝食頻度」が高いほど「幸せ度」が高い:吉野家・東北大学ナレッジキャスト・NeU共同調査

牛丼チェーン「吉野家」、私が役員を務める東北大学ナレッジキャスト株式会社、東北大学と日立ハイテクによる脳科学カンパニー、株式会社NeU(ニュー)は共同で、20代から60代の働く人1,000人を対象に「朝食習慣と幸せ度・ライフスタイルに関する調査」を行い、先日、その結果を公表しました。「朝食頻度が高いほど“幸せ度”が高く、“幸せ度”が高いほど生活面で“ポジティブな意識”が強い」という傾向が明らかとなりました。また男性20代の「幸せ度」が最も低いことがわかりました。

「脳血管年齢」の計測で脳卒中予防を

東北大学発ベンチャーのNeU(ニュー)が「脳血管年齢」と呼ぶ脳の健康チェックの新たな指標の提供を開始する。NeUキオスクが優れているのは、ディスプレイで表示される認知機能課題に取り組むと、認知機能指標である脳年齢を算出するのと同時に脳の毛細血管の動脈硬化指標である脳血管年齢も算出してくれることだ。1日15分程度、課題に取り組むだけで要介護になる原因のトップ2の予防につながる情報が得られる。

「リラックス」を可視化して商品の信頼を高める

私たちがリラックスできているかどうかは、実は生体情報の収集と解析で評価できる。一つは「自律神経」の状態を心電図による「心拍変動」から評価する方法。もう一つは安静時の脳活動の左右差からストレス状態を評価する方法だ。東北大学ナレッジキャストと東北大学と日立ハイテクらによるハイテクベンチャー、NeUとで美容室のヘッドキュア施術でどれだけリラックスできるか実際に検証した。

スマート・エイジングの思想をサービス化した健康支援マンションが仙台に登場!

ありそうでなかったスマート・エイジング型住宅がついに実現!「加齢とは人間の発達であり、いくつになっても人間は成長できる」というスマート・エイジングの思想を取り入れ、その四条件:1)脳を使う習慣、2)身体を動かす習慣、3)バランスのとれた栄養習慣、4)人と積極的に関わる習慣を支援するプログラムをマンション入居者向けに「ウェルネスコネクト」として実装しました。

人生100年時代の社会課題解決を「産・学・民」で共創

東北大学加齢医学研究所と女性専用フィットネス最大手の㈱カーブスジャパンは、サーキットトレーニングがスマート・エイジングの4条件(認知・運動・栄養・社会性)に及ぼす影響を包括的に検証する共同研究を開始した。スマート・エイジングは筆者が2006年に提唱したもので、「加齢による経年変化に賢く『適応』して知的に成熟する」という生き方を指す。「加齢(エイジング)」に対する「適応力」を身に着ける生き方とも言える。共同研究は仙台市の中心部にある東北大学片平キャンパスに開設した「スマートエイジング・テストベッド」において実施する。テストベッドの研究面での意義は①市民ニーズを迅速に反映した研究開発・商品化ができる、②若手研究者と年配者との交流が増えて研究の質が上がる、③学術的知見を迅速に反映したサービス提供ができることだ。
記者会見

特殊紫外線ランプでカラオケルームをより安全に

かつて拙著「シニアビジネス」で「退職者のための第三の場所」という考え方を提唱した。退職後に毎日行くところがないという不満・不便の解消がビジネスになるからだ。その後社会の高齢化の進展で、若者向けの場だったカラオケにシニアが行くようになり、カラオケは「退職者のための第三の場所」の代表になった。ところがコロナ禍で「カラオケはクラスター発生」のイメージが強まり、行政による行動規制の対象とされ、退職シニアはほとんど来店しなくなっている。一方で長期の行動規制で国民の間にストレスが溜まっており、緊急事態宣言が形骸化している。今必要なのは感染予防と経済活動の両立を可能とする具体的な感染対策だ。
親が70歳を過ぎたら読む本

『親が70歳を過ぎたら読む本』がダイヤモンド・プレミアムで公開

このたび拙著「親が70歳を過ぎたら読む本」が、ダイヤモンド社運営の「ダイヤモンド・プレミアム」で公開されました。拙著は6刷達成後電子化された後もじわじわ売れ続けているロングセラー。上梓後10年経ちましたが高齢の親をもつ家族の課題は本質的に変わっていないようです。まだ読まれていない方は、よろしければご一読ください。
カラオケルームで使用中の除菌・ウイルス不活化機器の様子

特殊紫外線ランプを用いた除菌・ウイルス不活化機器を開発

私が役員を務める東北大学ナレッジキャストは、カラオケ大手のコシダカ、紫外線機器専業のオーク製作所と「特殊紫外線ランプ」を用いた「除菌・ウイルス不活化機器」を開発しました。飲食店やカラオケ店などにおける新型コロナウイルス感染症対策は大きな社会的要請があり、より効果的な対策が求められています。この機器によりカラオケルーム内で紫外線UV-Cを照射することで、その強い不活化力によりルーム内の新型コロナウイルスの感染リスクの低減が期待されます。