自発的行動を促進・継続するための実践的アプローチ

2025年1月21日 センス・イット・スマート主催ウェビナー

1月21日13:00より株式会社センス・イット・スマート主催のウェビナーで講師を務めます。

テーマは、「自発的行動を促進・継続するための実践的アプローチ~ウェアラブルデバイス×行動変容アプリが実現する運動習慣化から体調改善の好循環」です。

人生100年時代の健康経営とは?

健康経営という施策は、多くの企業に定着したと言えます。

しかし、高齢化率29.1%を超える超々高齢社会の日本では、従来の健康経営をさらに進化させる必要があります。

その理由は、人生100年時代には定年を過ぎても働き続ける人がさらに増えるためです。

急激な物価上昇や年金受給額の少なさに対する不安で、高齢者になっても働けるうちは働き続けたいという人が増え続けています。

こうした需要側のニーズに対応して、供給側である企業にも、定年を従来の60歳から65歳あるいは70歳にシフトしたり、定年制を廃止したりするところも増えつつあります。

これらの結果、多くの会社の従業員は徐々に中高年がマジョリティになっていきます。このため、若年層向けの健康経営策だけではなく、幅広い年齢層を考慮した健康経営策が必要となります。

さらに、これからの健康経営は、その評価の仕方を変える必要があります。

従来、健康経営の優位度は、会社における健康改善施策の有無で評価されてきました。しかし、これからは、従業員一人ひとりの実際の健康改善度で評価される必要があります。

スマート・エイジングのための「三つの健康

スマート・エイジング(Smart-Ageing)とは、「個人は時間の経過とともに、たとえ高齢期になっても人間として成長でき、より賢くなれること、社会はより賢明で持続的な構造に進化すること」を意味します。

これは2006年に東北大学からの依頼で私が提案した概念で、私が所属する東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターの組織名にもなっています。

私は、25年間にわたる中高年向け事業と研究を通じて、個人のスマート・エイジングのためには、次の「三つの健康」が必要だと感じています。

  1. 自立して生活できるための「身体的健康」
  2. 元気でいきいきと過ごせるための「精神的健康」
  3. 自分らしく生きるための「社会的健康」

従業員一人ひとりのスマート・エイジングを会社が支えるのが新しい健康経営

前掲の「従業員一人一人の健康改善度」とは、従業員一人ひとりの「身体的健康」「精神的健康」「社会的健康」の改善度のことを意味します。

これらの評価には、各々健康度合いを「可視化する(見える化)技術」と健康改善のための行動の「習慣化技術」が重要となります。

本セミナーでは、働き続ける中高年層の健康改善の勘所と、ウェアラブルデバイス&行動変容アプリを活用した健康行動の促進・習慣化手法についてお伝えします。

本ウェビナーは、次の方におすすめです

  1. 経営者、管理職、最高人事責任者(CHRO)、人事担当者、健康経営®担当者
  2. 中高年社員の健康管理や健康意識(健康診断の受診率等)に課題感をお持ちの方
  3. テレワーク環境における従業員の睡眠やメンタルヘルス対策に課題感をお持ちの方

トータル1時間弱のコンパクトなウェビナーですが、役に立つ話が盛りだくさんです。参加無料ですので、ご関心のある方はぜひご参加ください。

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