「時間たっぷり」は誤解 間違いだらけのシニア攻略

20121229日 日本経済新聞電子版

yuyuchiteki【ケース4】会員制の交流サロン、容易に金を落とさず

 

<教訓>時間消費先を厳しく選別、仕掛けが必要

 

新たな交流を求め、家や職場に次ぐ居場所を求めるシニアが増えるとの見方がある。プロトコーポレーションは06年、無料の飲料や講座を用意し、サークル活動の場として利用できる会員制サロン「悠友知摘(ゆうゆうちてき)」を開設。一時1500人程度まで会員が増えたが、採算が合わず10月末に終了した。

 

最大の敗因は、こうした「場」にシニアは容易にお金を落とさなかった点だ。当初、月額3000~1万円の3コースのうち会員の約8割は最安コースを選択。そこで値下げにより会員増を図ったものの、十分な収益を確保できなかった。

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シニア層の消費意欲を新たな経済成長のエンジンに

20121226BIGOLOBEニュース インタビュー

interview—よく「シニアは金持ち・時間もち」などと言われますが、実際どのくらいのお金を持っているのでしょうか?

 

「総務省統計局による「家計調査報告」平成22年(2010年)と厚生労働省「国民生活基礎調査」平成22年(2010年)によれば、60歳以上の人の正味金融資産(貯蓄から負債を引いたもの)の合計は、482兆2884億円となります」

 

—と言われても、ちょっとピンと来ませんが・・・

 

「仮にこの正味金融資産合計の3割、144兆6865億円が消費支出に回ったとすると、2011年度の一般会計が90兆3339億円なので、その1・6倍にもなる144兆6865億円という金額が実体経済に回ることになります」

 

—それは、すごいインパクトですね。

 

「しかも、この場合、消費税率を5%に据え置いた場合でも、税収は7兆2343億円となります。この数値は、消費税を10%にアップした場合の見込み税収アップ分13兆5000億円に対して6・3兆円ほど足りません。でも、シニアの資産が消費に回ることで、消費税をアップしなくても、これだけの税収が見込めることに注目してほしいのです」

 

—自民党の人が聴いたら喜びそうな話ですね(笑)。

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今月の本「シニアシフトの衝撃」

販促会議 20131月号

販促会議2013年1月号_表紙_2マーケティングの専門誌、販促会議「今月の本」で、新著『シニアシフトの衝撃』をご紹介いただきました。

 

自民党政権への最も大きな期待は、景気対策。経済成長戦略としてのシニアシフトは、2013年には、さらに日本の多くの業界に広がっていくと予想されます。

 

拙著でも述べていますが、私の試算では、60歳以上の人が保有する正味金融資産の合計は、482兆2884億円。仮にこのうちの3割が消費支出に回ったとすると、その金額は、144兆6865億円となります。

 

この金額は、2011年度の一般会計90兆3339億円の1・6倍もの規模になります。消費税を上げるより、「シニア減税」でシニアの消費を喚起した方が、景気回復に遥かにインパクトがありそうです。

 

以下は書評の全文です。

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まだまだ開拓の余地あり!「団塊・シニア市場」はこうして攻める

ニュートップリーダー 20131月号

ニュートップリーダー2013年1月号_表紙_2  少子高齢化が進むなか、有望視されるシニアマーケット。だが、「お年寄り向け」の商品やサービスを投入すればよいと画一的に捉えてしまい、失敗する企業も少なくない。今後、本格的に団塊世代が消費の主役となるこの市場をどう攻略すべきか、シニアビジネスの第一人者が解説する。

 

ご存じのように「団塊世代」とは、第一次ベビーブーム世代である一九四七(昭和二二)年〜一九四九(昭和二四)年生まれの約八〇〇万人のことを指します。そのトップランナーが六〇歳を迎えた五年前、二〇〇七年問題として一斉退職による労働力不足が懸念される一方で、退職金を受け取った彼らがどのような消費行動をとるのか、大いに期待されました。

 

実際には、企業に対する六五歳までの雇用継続義務もあり、全員が一斉に退職したわけではなく徐々にリタイアが進んだのですが、彼らが六五歳に達したことを受けて、改めて「団塊・シニア市場」に注目が集まっています。この五年の間に経済の不透明感は強まり、シニア世代にとっても年金、介護などへの不安が増し、いまでは七〇歳過ぎまで働き続けたいと考えるシニアが七割を超えています。

 

このような状況を踏まえながら、本稿では、これからのシニアビジネスの着眼点と攻略法について、事例を挙げつつ考えていきます。

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年末年始おすすめの「2012年ベストビジネス書」にシニアシフトの衝撃が選ばれました!

DOL特別レポート“書評メルマガの先駆者”松山真之助さんに聞く

DOL松山さんダイヤモンドオンラインの特別レポート『これだけ読めば2013年の仕事が楽しくなる!?年末年始おすすめの「2012年ベストビジネス書」――“書評メルマガの先駆者”松山真之助さんに聞く』で、拙著「シニアシフトの衝撃」をご紹介いただきました。

 

この特別レポートは、“書評メルマガの先駆者”松山真之助さんがセレクトした2012年のベストビジネス書を分野別に解説しているものです。

 

拙著は、「2013年からの仕事にヒントを与えてくれるおすすめの5冊」のうちの一冊として取り上げていただいております。以下がそのご紹介文です。

 

次にご紹介したいのが、『シニアシフトの衝撃』(ダイヤモンド社)です。シニアの時代と言われる現在ですが、意外と勘違いしている、知られざるシニア市場の実態を紹介しています。2012年中に大人用紙おむつ市場が赤ちゃん用を逆転、(男女の)出会いサポートもシニアシフト、など意外な実態が…。いろんな企業が今、読むべき本だと思います。

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身につく読書:村田裕之著 「シニアシフトの衝撃」

日経MJ 20121221日号

日経MJ_121221_書評_2「不」の解消に有望市場

 

高齢社会から超高齢社会へ突入しつつある日本。ビジネスの世界では 「シニアシフト」が求められ、それは待ったなしの課題だ。イオンなども明確に経営戦略の中でシニアシフトを打ち出し、店舗や商品に反映し始めている。

 

ただ、労働生産人口の減少、高齢者人□の増加は明らかだが、シニアの需要を取り込むことに苦戦している企業は多い。

 

本書は少子高齢化や人口減少という危機をビジネスチャンスに変えるための方策としてシニアシフトのインパクトを説明しつつ、洞察と開拓のための実践的なヒントを示している。

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時間消費を勘違いするな

不動産経済 連載  団塊・シニアビジネスの勘所 第四回

roujinhome失敗しやすいシニア向けの「コト消費」ビジネス

 

「モノ消費」とは、消費財などの「商品の消費」である。それに対して、「コト消費」とは、モノ以外の目的による「時間の消費」だ。消費者にとっては、消費する時間が自分にとって何らかの価値があるかどうかが重要である。

 

ところが、商品・サービス提供者にとって重要なのは、消費者の時間消費機会をモノ消費機会につなげることだ。これができないと「コト消費」機会が単なるコスト要因になり、事業が長続きしない。シニア向けの「コト消費」ビジネスにはこのパターンが非常に多いので注意が必要だ。

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「宝の山」に落とし穴

日経MJ 20121219日号 シニアが拓く

日経MJ_121219_3苦戦・成功 実例に学ぶ

 

「交流の場」会員制サロン 価格選別厳しく

 

新たな交流を求め、家や職場に次ぐ居場所を求めるシニアが増えるとの見方がある。プロトコーポレーションは06年、無料の飲料や講座を用意し、サークル活動の場として利用できる会員制サロン「悠友知摘(ゆうゆうちてき)」を開設。一時1500人程度まで会員が増えたが、採算が合わず10月末に終了した。

 

最大の敗因は、こうした「場」にシニアは容易にお金を落とさなかった点だ。当初、月額3000~1万円の3コースのうち会員の約8割は最安コースを選択。そこで値下げにより会員増を図ったものの、十分な収益を確保できなかった。

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シニア層におカネを使ってもらうカギは「3つのE」

20121219日 現代ビジネス 磯山友幸「経済ニュースの裏側」

murata-photoジャーナリストの磯山友幸さんによるインタビュー記事「シニア層におカネを使ってもらうカギは「3つのE『シニアシフトの衝撃』著者・村田裕之氏に聞く」が現代ビジネスに掲載されました。

 

磯山さんは、元日経新聞の記者で、日経時代はスイスのチューリッヒ支局長も務められ、海外情勢にも詳しい気鋭のジャーナリストです。さる5月にスイスで開催された高齢化に関する日本とスイスの専門家会議でお会いしたのがご縁で、インタビューが実現しました。

 

以下、そのイントロです。

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シニアビジネスで苦戦するもう一つの理由

スマートシニア・ビジネスレビュー 20121219Vol.187

日経MJ121219本日1219日の日経MJ(日経流通新聞)1面に「宝の山に落とし穴」と題して、シニアビジネスの苦戦事例から教訓を探るという記事が掲載されています。

 

今回の特集記事の特徴は、多くの事例とともに苦戦要因とその背景についてまとめてあることです。

 

例えば、ケース1のJTBシニアカレッジでは、「学び、長期は避ける」、ケース2のブリジストンスポーツのゴルフクラブでは「同世代キャラで暗示」、ケース3のそごう柏店のシニア向け店舗では「夫婦で買い物対応を」、という風に端的に整理されています。

 

ちなみに、プロトコーポレーションの会員制サービス「悠々知適(ゆうゆうちてき)」のコーナーで、時間消費型ビジネスの注意点についての私のコメントも掲載されています。

 

私が企業の皆さんから講演や相談を受ける時も「事例も踏まえて成功失敗要因が知りたい」というリクエストをよく受けます。シニアビジネスに関心のある方には大変参考になるでしょう。

 

一方、今回の記事では触れられていない重要なことをお伝えしましょう。

 

それは、シニアビジネスで苦戦する理由は大きく2つに分けられることです。一つは、今回の記事のように「シニア市場特有の性質」によるものです。一方、もう一つは、シニア市場に「新規事業として取り組むがゆえの難しさ」によるものです。

 

私が知る限り、後者の理由で苦戦している事例が実は圧倒的に多い。それは言い換えれば「新規事業の壁」で苦戦しているのです。

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