人生100年時代を見据えた「ろうきん」の可能性を考える

6月28日 全国労働金庫協会 講演会

6月28日、日暮里のラングウッドホテルで全国労働金庫協会主催の講演会でお話しました。

社会の高齢化で新たに生まれるニーズは何か、「ろうきん」の役割は何か?

今回の講演では1)社会の高齢化で新たに生まれるニーズは何か?2)なぜ、そのニーズが生まれるのか?をお話し、人生100年時代、「ろうきん」の役割は何かを考えて頂くヒントを提供しました。

200名の参加者は全国の労働金庫の経営者の皆さん。関心の高いテーマだったようで、最後まで熱心に聴き入って頂き、話し手としては大変話しやすい雰囲気でした。

興味深かったのは、社会の高齢化が進むと、シニア層にどういうニーズが生まれてくるのかの話をすると、ビジネスの話と言うより、ご自身のこと、自分事として私の話を聴いている方が非常に多かったことです。

私の出身が新潟だというお話をしたら、新潟労働金庫の常務理事さんから「ろうきん友の会でも講演してほしい」とのリクエストを頂きましたので、「喜んで引き受けます!」とお答えしておきました。

これからは「人生100年時代にはたらく人の福祉金融機関」へ

ちなみに、全国労働金庫協会は、全国に13ある労働金庫の協会。労働金庫とは、労働金庫法に基づく業務を実施している協同組織金融機関。基本的には労働組合(労組)や生活協同組合(生協)などが会員となり、会員が出資を行い、会員へのサービスを目的とする非営利組織(協同組織)です。

労働金庫は、これまで「はたらく人の福祉金融機関」と呼んでいました。しかし、これからは「はたらいてきた人の福祉金融機関」と「人生100年時代にはたらく人の福祉金融機関」としての役割に進化しなければなりません。そうした問題意識でのお話でした。

全国労働金庫協会