村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「ビジネス視点」の記事一覧

CD楽曲をスマホにらくらく取り込めるラクレコ

CD楽曲、スマホに取り込む「ラクレコ」

シニア消費は多様性が強い。百貨店では高額品が売れる一方、スーパーでは1円でも安い商品が好まれる。一見つかみどころがないように見えるシニア消費のカギは、その人にとっての価値の「納得感」である。高額でも価値を納得すれば買うが、低額でも安っぽいだけのものは買わない。課題はいかにしてターゲット層の「納得感」をつかむかだ。最近の良い例がパソコン周辺機器メーカー、バッファローの「ラクレコ」だ。この商品はCDの楽曲を、パソコンを経由せずに簡単にスマホに取り込んで再生できる。21年6月の発売後、じわじわと人気を博し、22年1月時点で販売前想定の4倍程度の引き合いがあるとのことだ。
ラクレコ利用イメージ

シニア向け商品 ヒットの秘訣

シニア市場ではターゲット客も商品機能も絞り込んだ方がうまくいきます。最近の良い例がパソコン周辺機器メーカー、バッファローの「ラクレコ」です。この商品はCDの楽曲をパソコンを経由せずに直接スマホに取り込んで再生できます。ターゲットは50代後半から60代の主婦でパソコンを持っていないか苦手、CDを沢山持っている、音楽サブスクはしたくない人。ターゲット客を絞り込み、「不」の解消のための機能に絞り込むことで手頃な価格を実現したヒット商品の好例です。

意外なストレス解消・気分スッキリ商品

コロナ禍で「精神的ストレスを軽減する」などとうたった食品、サプリメントが市場に多数見られるようになった。GABAという神経伝達物質が機能性関与成分として含まれていることが多いが、GABAを口から摂取してもストレスは軽減できない。一方、罰系の特性をうまく利用して脳内のセロトニンの分泌を促すと「気分スッキリ商品」となる。お化け屋敷、バンジージャンプ、ジェットコースターなどの恐怖疑似体験がその例だ。
スマート・エイジング・テストベッドの外観

市民参加型テストベッドで健康増進手法を開発

東北大学加齢医学研究所と㈱カーブスジャパンは、サーキットトレーニングがスマートエイジングの4条件(認知・運動・栄養・社会性)に及ぼす影響を包括的に検証する共同研究を開始しました。今回の共同研究は仙台市の中心部にある東北大学片平キャンパスに新たに開設した「スマートエイジング・テストベッド」で実施します。テストベッドの研究面での意義は①市民ニーズを迅速に反映した研究開発・商品化ができる、②若手研究者と年配者との交流が増えて研究の質が上がる、③学術的知見を迅速に反映したサービス提供ができることです。

なぜ、後半生に他人の役に立ちたくなるのか?

高齢期になると多くの人は、誰かの役に立つことをしたくなる。その理由は金銭的報酬より、人から感謝されることで自分が幸福を感じるといった心理的報酬が好ましくなってくるからだ。ボランティア活動等の利他的活動をしている人は、していない人よりも健康状態が良く、幸福感が高いという研究結果もある。心理学者のフライによれば、幸福と感じている人は不幸と感じている人よりも約14%長生きすると推定されている。
NHK NEWS おはよう日本

「エイジテック」の解説でNHKおはよう日本に出演します

11月8日の7時台NHKおはよう日本に「エイジテック」の解説で出演します。エイジテック(Age Tech)とは直訳すれば「高齢者向け技術」です。高齢者の生活や健康をサポートする技術、超高齢社会の課題を解決する技術などの説明もよく見られます。今回の番組では、なぜいま、エイジテックが注目されているのか、エイジテック市場の広がりは国内外でどうなっているか、今後エイジテックはどのような方向に向かうのか、その社会的背景についてコメントしました。

高齢でも健康維持の秘訣

スマート・エイジング実現のためには「運動」「認知」「栄養」「社会性」の4条件が満たされる必要がある。だが現代社会はこれらを満たしにくい環境のため「4条件を意図的に満たす」生活スタイルが必要だ。課題は高齢になるにつれ自分の行動を変えることへの心理的障壁が高くなることだ。行動変容を促すためのいくつかの秘訣をお話しする。

オンライン対話で疲れにくくする秘訣は?

現時点でWeb会議を快適にする秘訣は2つ。第一に対話する人どうしの画像情報量を増やすこと。具体的にはディスプレイサイズを大きくする、4K・8Kなどの高画質なカメラを使う、ネット速度環境を高速にすることだ。第二に大型ディスプレイを使って適度な距離を置くこと。ディスプレイサイズが大きければ互いに常に正視しなくて対話感はある程度維持できるし、ブルーライトの浴び方も弱くなる。

今後金融機関にとってシニアへのアプローチチャネルはどうなるか?

金融機関にとってシニアへのアプローチチャネルは今後どうなっていくか?答えは「対象者の条件で変わる」です。パソコンやスマホを問題なく使える人はリモートを好みます。ITリテラシーが低い人のうち、健康で時間に余裕のある人は来店を好みます。ITリテラシーが高い人でも、取引の重要度が高い場合は対面面談を好みます。シニアへのアプローチにこれ、という定番はないのです。
連結連鎖消費が起きやすい温浴施設

時間消費ビジネスの勘所とは

「連結連鎖型」のビジネスモデルでは、1つの消費が次の消費を促し、連鎖的に消費が発生するため時間消費がモノ消費に直結する。これが起きやすい理由は時間消費のプロセスのなかに身体の新陳代謝が起きやすいプロセスが存在すること。汗をかいてエネルギーを消費すると、水や食料を補給したくなり、自然とお金が落ちるモデルだ。時間消費ビジネスの勘所は連結連鎖と新陳代謝にある。