企業の製品サービスの健康貢献度をエビデンスで評価:2月5日に都内で開催の特別セミナーで事業詳細を説明

東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 1月11日

昨日プレスリリースされた通り、東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターが2019年度より企業の商品・サービスの健康貢献度の評価事業を開始するにあたり、2月5日に特別セミナーを都内で開催します。

弊センターは、過去4年間、東北大学スマート・エイジング・カレッジ(SAC)東京を通じて、のべ243社の企業に対して、スマート・エイジングの4条件(認知・運動・栄養・社会性)の観点から最先端の生命科学分野の研究シーズを提供してきました。

その過程で多くの参加企業から新たに市場に登場した製品・サービスの信ぴょう性を尋ねられるケースが増えてきました。

例えば、「認知症予防を謳った脳トレプログラムが存在するが、その信ぴょう性はどの程度あるのか」「軽度認知障害(MCI)を診断するキットが発売されたが、その信頼性はどの程度あるのか」といったものです。

一方、世界に冠たる超高齢社会のわが国では、人生100年時代と喧伝されるにつれ、人々の健康寿命延伸への意識がますます強まっています。これに伴い、認知症予防や介護予防を謳った製品・サービスが市場に増えています。

しかし、これらの製品・サービスのなかには、残念ながらどの程度の予防・改善効果があるのかの学術的根拠(エビデンス)が明確でないものが散見されます。

消費者にとってはこれらの製品・サービスに対する信頼性が下がり、供給側の企業にとっては大きな機会損失となります。

こうした背景を踏まえ、弊センターでは、認知・運動・栄養・社会性の要素からなるスマート・エイジング・アプローチを用いて、人の健康や認知機能の促進に寄与する製品やサービスなどの有効性や社会的インパクトの学術的根拠(エビデンス)を評価する事業を2019年度から開始することにしました。

本評価事業は、企業に対して健康貢献度の観点で、より学術的根拠に基づく商品開発・改善方策を提供するものです。また、本事業により消費者は世にあふれる健康製品・サービスを健康貢献度の観点で選択可能となり、生活習慣の見直しなど消費者の健康意識の向上に寄与します。

セミナーでは本評価事業の詳細をお話します。中高年の健康寿命延伸や認知症改善・介護予防のためのヘルスケア事業開発を進めている、あるいは検討している企業の経営者、新規事業担当者、経営企画やマーケティング、営業部門の責任者の方々向けのセミナーです。

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東北大学スマート・エイジング特別セミナー ~企業の製品・サービスの健康貢献度をエビデンスレベルで評価する!~

日時:2019年2月5日(火)14:00~16:00
会場:日本橋ライフサイエンスビルディング2階(東京都中央区日本橋本町二丁目3番11号)
主催:東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター、東北大学オープンイノベーション戦略機構
参加費:無料
参加資格:法人のみ
対象:中高年の健康寿命延伸や認知症改善・介護予防のためのヘルスケア事業開発を検討・実施している企業の経営層、経営企画、新事業開発、マーケティング部門の担当者等
定員:150名
内容:

*講演1
「なぜ、今スマート・エイジングなのか?脳科学研究の最先端動向と今後の方向」
東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター長
川島隆太 教授

*講演2
「スマート・エイジング・ビジネスの動向と健康貢献度評価の必要性」
東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 企画開発部門長
村田裕之 特任教授

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