村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「市場トレンド」の記事一覧

押し花アート制作風景と作品

中高年女性に人気の「押し花アート」と認知症予防の可能性

「押し花アート」が中高年女性に人気だ。押し花アートのインストラクターを認定する世界押花芸術協会には約4千人のインストラクターが会員として登録している。年齢構成は70代32%、60代29%、50代19%、80代以上11%。ほとんどが女性だ。押し花アートを中心とした花や植物を楽しみながら、認知症予防につなげる「花と暮らす認知症予防講座」という活動も試験的に始まっている。
島崎のフリープ「縫製風景」

加齢による身体の不具合をエレガントに解決するコツは?

ひと昔前のシニア向け商品は、機能のみを重視した結果、「ダサい」「時代遅れのデザイン」というイメージがあった。だが、最近のシニア層はファッションに敏感で、商品のデザインにも大いに気にする人が増えている。下着メーカーの島崎(埼玉・秩父市)は、若い頃には想像もしなかった体の「不具合」をエレガントに解消する「フリープ」と呼ぶ独自開発の製品シリーズで中高年女性の心をつかんでいる。
ポケモンGOをプレイする溝田弘美さん

中高年・シニアのポケモンGO 最新動向

7年前の今日、ポケモンGOが始まりました。その記念日を狙った特集記事が毎日新聞電子版に掲載されました。実はこの特集記事は私が取材協力をしています。私のブログのポケモンGOに関する記事はGoogleでトップにランクされるほどよく読まれており、記事を読んだ記者の方から協力依頼があったためです

海外旅行者のICTスキル支援の需要が高まる

海外では電子化の波が進んでいる。入国、出国手続き、感染管理から、食事のメニュー、買い物まで幅広い。コロナ禍がそれを加速している。今後海外旅行が本格的に回復する際、旅行者のICT活用と英語でのやり取りが不可欠になる。ということは、こうしたスキルを支援するサービスの需要が高まるとも言える。新しいビジネスは常に変化により生じる「不の解消」にある。

シニアが愛ス 60代・70代以上 支出金額伸び率高く

日本アイスクリーム協会によると、2021年度の販売額は5258億円と過去最高になったとのこと。21年のアイスクリームの世帯主年代別支出金額は60代が9567円と11年に比べて49%増、70代以上が7,454円と同43%増と他の年齢層に比べて伸び率が高い。この理由について解説しています。
NHKおはよう日本 エイジテック特集での開設

エイジテックってどんなテック?スマホが使えなくても大丈夫 超高齢社会で市場が注目

以前から高齢者を対象とした製品やサービスは存在したが、それを近年になってエイジテックと呼ぶようになったのは、世界全体の高齢者の割合が増えたため、市場ニーズとして現実味を帯び始めたから。かつては“技術がすごい”ことを売りにするものが多かったが、本当にすぐれたエイジテックというのは、高齢者の立場をよく理解して気持ちに寄り添う。そこにものすごくハイレベルな技術を使っているけれど、“技術っぽくない”。そういうものがこれから求められるエイジテック。
NHK NEWS おはよう日本

「エイジテック」の解説でNHKおはよう日本に出演します

11月8日の7時台NHKおはよう日本に「エイジテック」の解説で出演します。エイジテック(Age Tech)とは直訳すれば「高齢者向け技術」です。高齢者の生活や健康をサポートする技術、超高齢社会の課題を解決する技術などの説明もよく見られます。今回の番組では、なぜいま、エイジテックが注目されているのか、エイジテック市場の広がりは国内外でどうなっているか、今後エイジテックはどのような方向に向かうのか、その社会的背景についてコメントしました。

コロナ禍で強まる「感情ヒューリスティック」の罠

コロナ禍では、なぜ、路上飲みや公園飲みが増えるのか?なぜ、家飲みビールのテレビCMが増えるのか?なぜ、選挙でのSNS活用が増えるのか?これらは全て「感情ヒューリスティック」が世の中全般で強まっているためだ。人間は感情に支配されやすい。だから商品・サービスの売り手は感情に訴えて売ろうとする。政治家は感情に訴えて好感を持たれようとする。それに付け込まれないようにしよう。

球場ビール、うまさの「正体」

「感情ヒューリスティック」とは人が感情的な要素で経験則や先入観に基づいて素早く判断する傾向をいう。コロナ禍で論理よりも感情的に「欲しい」と思わせる訴求が増えている。この傾向に呼応して商品を提供する側も感情的な動画や音などで、おいしさ、楽しさ、心地よさを訴求する傾向が強まっているとみられる。人は情報が多過ぎて十分に処理できない時にヒューリスティック、つまり経験則や先入観に基づき素早く判断する傾向が強くなる。だが、これは危うくないだろうか。

「オンライン帰省」は認知度が低いが「家族とのビデオ通話」をしてみたい

2020年8月5日 ブランド総合研究所 ブランド総合研究所が60歳以上のシニアで、デジタル化に気後れしていると危機感を持っている人を対象に実施の「スマホと帰省についての調査」に私のコメントが掲載されています。調査結果の要 […]