台湾の中小企業団体主催の世代間交流フォーラムで講演します

10月30日、31日 中華民国全国中小企業総会

フォーラム会場のホテル

2年ぶりの台湾です。台湾の高齢化率は14%を超えた程度で、日本の28.4%に比べれば約半分と若い国です。

しかし、出生率が日本の1.43(2017)に対して、台湾は1.13(2017)とかなり低く、これから急速な少子高齢化が進むことが予想されています。このため政府だけでなく、産業界も危機感を募らせています。

今回のフォーラムでは近い将来の労働人口の減少を見越して「世代間での協働」がテーマです。私への期待は日本での成功事例、失敗事例を通じて、どうすればよりよい形で世代間の協働がうまくいくかを伝えることです。

余談ですが、台湾の介護施設でフィリピンやミャンマーなどの国から外国人労働者を受け入れた際の問題点が指摘されており、それを解決する方法を地元のNPOが中心に実施していることを8年ほど前に知りました。

日本ではここ数年急速に外国人労働者の受け入れが注目されています。しかし、この分野では台湾の方が一歩先を行っていることを当時知り、少し驚いたものでした。当時、いずれ日本でも同じことが起きる予感がしましたが、その通りとなりました。

高齢化にかかわる課題で日本の方が何でも進んでいると考えるのは傲慢です。分野によっては日本以外の国の方が進んでいることもあるので、相互に学びあうという姿勢が大切なのだと思います。

2019台湾世代間フォーラム

シニアシフトの衝撃