村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「シニア消費」の記事一覧

島崎のフリープ「縫製風景」

加齢による身体の不具合をエレガントに解決するコツは?

ひと昔前のシニア向け商品は、機能のみを重視した結果、「ダサい」「時代遅れのデザイン」というイメージがあった。だが、最近のシニア層はファッションに敏感で、商品のデザインにも大いに気にする人が増えている。下着メーカーの島崎(埼玉・秩父市)は、若い頃には想像もしなかった体の「不具合」をエレガントに解消する「フリープ」と呼ぶ独自開発の製品シリーズで中高年女性の心をつかんでいる。
ポケモンGOをプレイする溝田弘美さん

中高年・シニアのポケモンGO 最新動向

7年前の今日、ポケモンGOが始まりました。その記念日を狙った特集記事が毎日新聞電子版に掲載されました。実はこの特集記事は私が取材協力をしています。私のブログのポケモンGOに関する記事はGoogleでトップにランクされるほどよく読まれており、記事を読んだ記者の方から協力依頼があったためです

朝日放送テレビ「newsおかえり」”大人の○○シリーズ”で解説します

「大人の○○」と銘打った商品は、中高年・シニア向け商品戦略の一つです。例えば、「大人の科学」「大人のガンダム」「大人の塗り絵」などがありますが、実はその商品化の切り口は3通りあります。その切り口毎の事例と、なぜその切り口で商品化できるのかをお話しします。

ターゲットも機能も絞り込んで「不」を解消せよ

私は2004年に上梓した拙著「シニアビジネス」で「シニア市場とは多様性市場」と主張し続けてきた。ところが、これを聞いてあれもこれもとサービスを「てんこ盛り」にして商品の売りがぼけてしまう例が後を絶たない。シニア市場では、むしろターゲット客も商品機能も絞り込んだ方がうまくいく。最近の良い例がパソコン周辺機器メーカー、バッファローの「ラクレコ」だ。

「一人暮らし世帯特有」の価値を組み込む

社会の高齢化が進むと一人暮らし世帯が増える。この世帯が求める価値のキーワードは「小型(小口)」「軽量」「健康」「安心」「手軽」「高品質」だ。実は一人暮らし世帯でなくても、「一人で楽しみたい」というニーズもかなり存在する。クラブツーリズムが提供している「ひとり旅」は、そのような「一人で参加して楽しみたい人」向けの「おひとり参加限定」の旅行商品だ。
特集 ひとりで生きる「老後戦略」

シニアに売りたいなら「3K不安を解消せよ」

シニアへ向けたビジネスのキーワードは「3K不安」です。3Kとは、シニアが特に感じている3つの不安「健康・経済・孤独」の頭文字をとったものでこれらを取り除く商品やサービスには大きなビジネスチャンスがあります。1つ目は健康への不安。年を取れば多くの医学データが示しているように体の不具合が増えてきます。2つ目は経済、つまりお金への不安。この2つはコインの裏表のような関係です。3つ目は孤独への不安。現役時代に自宅と職場との往復生活だった人が特に男性に多く、定年後に孤独になりがちです。一方、女性はご近所付き合いやママ友とおしゃべりを楽しむなど、孤独への備えが上手です。

ポケモンGOが中高年に根強い人気の7つの理由

スマホゲームのポケモンGOは2016年7月に登場した当初、爆発的ブームになったが、その後急速に衰退したかに見えた。ところが、このゲームは中高年層を中心に根強い人気が続いている。これまで多くのスマホゲームは登場後2か月で衰退すると言われてきた。だから2年以上経過しても根強い人気を維持しているのは驚異的と言える。実はポケモンGOの主役は50代・60代なのだ。今回この年齢層に根強い人気の7つの理由を整理した。