朝ウォーキングのすすめ

2019年3月10日 生活のヒント

私は原則、毎朝、ウォーキングをしています。

ウォーキングのような有酸素運動は体内の脂肪を燃やす効果があり重要です。

しかし、これを朝行う理由は、太陽の光を浴びることと、リズミカルに歩くことが脳内でセロトニンという神経伝達物質の分泌を増やすからです。

セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンといった興奮性の神経伝達物質の活動を調節して、不安感をなくし、精神を安定させ、脳内に負の記憶、マイナスのイメージが過剰に形成されるのを抑制する作用があります。

また、セロトニンが重要なのは生体リズム、とりわけ睡眠と覚醒に関わっているからです。このためセロトニン活性が低下すると寝起きが悪くなるなど睡眠障害の原因になります。

朝起きて太陽の光を浴び、リズムミカルにウォーキングを30分行ったあとにシャワーを浴び、その後によく噛んで朝食をとる。この一連の流れが日常生活のなかで脳内にセロトニンを増やす方法です。

春が近づいて暖かくなり、日の出も早くなってきて、朝ウォーキングがやりやすい季節になってきました。ぜひ、皆さんにもお勧めします。(写真は自宅そばの大学の桜並木。毎朝歩くと桜の開花に向かって並木が変化していることが感じられます)

なお、この話の詳細は拙著「スマート・エイジング 人生100年時代を生き抜く10の秘訣」「秘訣その6 リズミカルに活動する」に書いています。ご興味のある方はご一読下さい。

 

スマート・エイジング 人生100年時代を生き抜く10の秘訣